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💮 主任講師挨拶 2021

『 ありがたい 』と『 感謝の気持ち 』で十二支を一回り。

 

 薬進塾は、2021年4月で12年目を迎えます。そう、薬進塾が始まって、十二支が一周したことになります。薬進塾、開塾の年である2010年・寅年の12月最後のブログには、次のようなことが書かれていました。


 来年はウサギ年。大国様で知られている大国主神の眷属神でもあります。因幡の白兎の話にありますように、皮を剥がされたウサギの治療をしてあげたのが大国主神。それからというもの、ウサギは大国主神に眷属神として仕えるようになったとのことです。『 治療をすることで感謝をされる 』。医療従事者にとっては、何ものにも代え難い喜びであることは、間違いないと思います。そんは医療従事者の存在意義とでも言える話の登場者が、来年の干支、つまり来年の主役ですから、来年は医療従事者を目指すアナタにとって、医療従事者であるアナタにとって、そして医療に携わる全ての人にとって良い年であることは間違いありませんよ。そして薬剤師という医療従事者を目指す人の学校である、我が薬進塾にとっても、良い年であることは間違いないと思っていますよ(笑)。


 この文章を書いたのが、十年以上も前のことだと知って、正直びっくりしました。もちろん、こういった内容を書いたことは覚えていたのですが…。しかし、『ちょっと前に書いたかな…』位にしか思っていなかったのです。あれから12年も経っているとは…ただ、ただ驚かされるばかりです。

 あの時分は、『 どうなるか、どうなるのか? 』と、不安でいっぱいだったことも確かです。昨年の塾長挨拶にも書かせていただきましたが、ここまでくる道のりは、決して平たんなものではありませんでした。艱難辛苦の思いをして、順風満帆の真逆と言っていいほどの逆風の中を歩んできました。薬進塾が始まった2010年は、薬学4年制が6年制になったことによる〝空白の2年間〟と呼ばれた最初の年。つまり、新卒の方が出ない年。新卒の方が出ない以上、国家試験受験者数も激減した年であります。当然ながら、予備校を利用する人も激減した年でしたから、天歩艱難(時運に恵まれずに非常に苦労すること)といったところでしょうか。

 それでも、薬進塾を続けていくうちに、当然ながら、たくさんの塾生さんが合格していってくれました。お礼に来る塾生さんたちの『 薬進塾に来てよかったです 』『 薬進塾でなければ、合格しなかったと思います 』の声を聞く度に、『 やはり薬進塾を始めて良かった 』と思うと同時に、ただただ、ありがたい気持ちでいっぱいになる想いでした。もちろん、それは今も変わりありません。

 薬進塾は定員40名の少人数制。ですから、塾生さん一人ひとりの顔が見えます。身体的な直接の意味としての〝顔〟もさることながら、その塾生さんの性格や人としての背景、ここに至るまでの状況といった内面を評して表現される〝顔〟もよく見えます。そして、よく見えるからこそ、痛みや辛さ、悲しさが分かるのです。『 先生に相手にされなかった 』『 キツイ言葉を投げかけられた 』『 どうやって勉強していいのか分からない 』『 皆からバカにされていた 』『 勉強しても成績が上がらない 』そういった、痛みや辛さ、悲しさを同じ思いで受け止めることができるのです。皆さんは、苦しんでいる人が目の前にいたとしたら、どうしますか?『 辛そうだな 』『 苦しそうだな 』という気持ちになりませんか?そして、何とか手を貸してあげたいと思いませんか?薬進塾の塾生さんに対する想いは、それと同じなのです。そして、それこそが薬進塾の存在意義なのです。

 少ないからこそ見える顔。その顔を見るたびに、私はいつも『 ありがたいな 』と思っています。そして感謝しています。薬進塾がここまで来ることができたのも、ひとえに塾生さんがいてくれたからこそです。塾生さんが一人もいてくれなければ、当然、薬進塾はここまで来ることはできませんでしたから…。立ち上げ当初の〝名もなき薬進塾〟に来てくれた塾生さんは総勢12名(一年コース6名、半年コース4名、短期コース2名)。心細い人数でしたが、それでも『 この塾生さんたちがいてくれるからこそ、薬進塾はやっていけるんだ 』とありがたく思ったことを、昨日のことのように思い出します。あれから、12年経ちますが、今もこの想いは変わりません。昨今は立ち上げ当初よりも、もっともっとたくさんの塾生さんが来てくれる状況になりましたが、『 この塾生さんたちが来てくれたからこそ、薬進塾はやっていけるんだ 』と、ありがたさを身にしみて感じているのは、立ち上げ当初の12名の塾生さんを相手にしている時と、全く変わっていません。そして同じように、来てくれた塾生さんには、本当に感謝している次第なのです。数ある予備校の中から、薬進塾を選んでくれたのです。これに感謝をせず、何に感謝をするのでしょう?ありがたいことだ、感謝することだと思いながら、だからこそ、できる限りのことを塾生さんにしてあげよう、イヤしてあげなければならない。顔が見えているからこそ、この想いも一入なのです。そして、これが薬進塾という予備校なのです。

 今、12年という歳月を振り返り、改めて感謝、感謝で、感謝の念に堪えません。塾生さんが来てくれるからこそ、薬進塾はやっていける。だからこそ、塾生さんが来てくれることが、ありがたいですし、塾生さんが来てくれていることに感謝なのです。何度も言いますが、これ以外に何がありがたくて、何が感謝に値するのでしょう?

 そして、来てくれた塾生さんは皆、痛みや辛さ、悲しさを背負ってきています。そういった塾生さんたちに何をしてあげられるのか?何をしてあげるべきなのか?どうすれば喜んでくれるのか?こういったことを考えて、サポートしていくことが、来てくれた塾生さんへの恩返しになる。そして、できる限りのことをして合格へと導いてあげることが、我々の感謝の気持ちの顕れとなる。私は、そう思っています。

 もちろん、薬進塾は国家試験対策予備校ですから、合格を目指している塾生さん達をしっかりと指導していく、一人でも多くの塾生さんたちを…イヤ、塾生さんたち全員を合格させるという、強い気持ちを持ちながら、その務めに尽力していることは言うまでもありません。しかし、その中にも感謝の気持や恩返しということが、織り込まれていることも確かなのです。『 サポートすることが、塾生さんへの恩返し? 』『 できる限りのことをしてあげることが、感謝の気持ちの顕れ? 』。そう、ちょっと通常の予備校ではあり得ないような考え方、やり方かもしれません。しかし、それでいいと思っています。薬進塾は、既存の予備校とは全く違う予備校なのですから…。そして、何よりも塾生さんを『 ありがたい 』と思っていますし、薬進塾を選んでくれたことに、感謝していることも事実なのですから…。

 『 ありがたい 』と『 感謝の気持ち 』で続けてきた薬進塾も、十二支を一回りすることになりました。毎年毎年、塾生さんを見るたびに『 ありがたい 』と感謝して12年。薬進塾は薬剤師国家試験予備校です。薬剤師国家試験は年に一回実施されるわけですから、1年ごとに新しい塾生さんが入ってくることになります。そして、新しい塾生さんが入るたびに、『 ありがたい 』と感謝してきました。ということは、立ち上げから12回の『 ありがたい 』と『 感謝の気持ち 』があったということになります。そして、その数以上に、今までいた塾生さん一人ひとりに対する、『 ありがたい 』と『 感謝の気持ち 』があったことは、言うまでもありません。

 現在、我々が使っている暦は、太陽暦(グレゴリオ暦)ですが、この太陽暦が採用されたのは明治5年。それまでは、旧暦と呼ばれている暦が用いられていました。旧暦では、各月に十二支が割り当てられていたのですが、なんと旧暦の1月は寅の月。そう、寅から始まるのです。奇しくも、薬進塾が始まったのは2010年で、干支は庚寅、つまり寅年。旧暦とはいえど、薬進塾が始まった〝寅〟は、旧暦で言うのなら1番目の月ということになります。何かしらの縁を感じなくもありません。そして来年はまた、旧暦で一番目の虎から始まります。新たなる気持ちで『 ありがたい 』と『 感謝の気持ち 』を続けていこうと思っています。『 一旦、リセットですね? 』いいえ、リセットはしません。というより、リセットはできないのです。今までの『 ありがたい 』と『 感謝の気持ち 』は、決して忘れることなく刻み込まれているからです。

 また、薬進塾が始まった寅の年がやってきます。その前に、12年目となる今年も、新たな塾生さん達が入ってくることになります。正確に言うのならば、もう入ってきています。その塾生さん達への『 ありがたい 』と『 感謝の気持ち 』を持ちながら、今年も歩んでいきたいと思います。そして、これからもまた、『 ありがたい 』と『 感謝の気持ち 』を持ち続けながら、一歩一歩、歩んでいきたいと思っています。なんと言っても、薬進塾は『 ありがたい 』と『 感謝の気持ち 』で成り立っているのですから…。

 

塾生さんをはじめ、薬進塾を支えてくれている全ての人達に、感謝、感謝の12年目。

今後もよろしくお願いいたします。

 

薬進塾 主任講師 針ヶ谷 知樹

 

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