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【 さ 】サキシトキシン

【 さ 】

サキシトキシン

麻痺性貝毒。麻痺、しびれ、けいれんを引き起こし、呼吸麻痺により死亡する場合もある。


① ホタテガイ、ムラサキイガイなどの二枚貝類の摂取で食中毒が発生している。

 タンパク質ではなく、一般的な調理加熱では毒素は分解しない。

② 渦鞭毛藻(うずべんもうそう:2本の鞭毛を持つ単細胞藻類の一群)のアレキサンドリウム属等

 により産生され、貝の中腸腺に濃縮される。貝自身が産生している毒ではない。

③ アレキサンドリウム属等の藻類が発生する水域にいる二枚貝が、餌として捕食する(プランク

 トン食性であるため)ことにより、藻類の毒成分が貝の中腸線に蓄積する。

④ 骨格筋や神経のナトリウムイオンチャネルに結合し、チャネル内へのナトリウムイオンの流入を

 阻害する。よって、活動電位の発生と伝導が抑制され、麻痺症状を引き起こす。

⑤ ちなみに…全国区で一般的になっている『 真っ先に二枚目ゴーゴー 』の語呂合わせは、

 当塾、針ヶ谷講師が考えた語呂合わせである。語呂合わせに著作権はないものか…。

【 例題 】

 ① サキシトキシン、ゴニオトキシンは、ホタテガイ、ムラサキイガイなどの二枚貝に

  含まれる麻痺性貝毒である

  正:『 真っ先に二枚目ゴーゴー 』

     (麻痺性貝毒)
     (サキシトキシン)
     二枚目(二枚貝)

     ゴーゴー(ゴニオトキシン) である。

   ちなみに、ここでは記さないが…実は、この語呂合わせには、もう1アクションある。

 ② サキシトキシンは、ホタテガイ、ムラサキイガイなどの二枚貝が産生している毒である。

  誤:渦鞭毛藻が産生する毒素で、ホタテガイ、ムラサキイガイ等の二枚貝が、これを摂食し

    体内に蓄積するため貝類が毒化する。貝類が産生している訳ではない。

 ③ サキシトキシンは、神経細胞や筋線維の細胞膜に存在するナトリウムチャネルに作用し、

  ナトリウムイオンの透過性を増すことで、麻痺症状を引き起こす。

  誤:ナトリウムイオンの透過を抑制することで、麻痺症状を引き起こす。

 ④ サキシトキシンはタンパク質であり、加熱調理により分解される。

  誤:タンパク質ではなく、一般的な調理加熱では毒素は分解しない。

 

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