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学力が低いのは問題じゃないんです。

2021/01/30

 以前もブログで書かせていただいたのですが…昨今、学生さんたちと話をしていて、よく耳にするのが『 私は学力が無くて… 』といった内容の言葉。謙遜されているのか、それとも自分のことをよく分かっているのか、どちらか定かではないのですが…本当に沢山の方が、そう言った内容の話をされます。

 実は、前から1つ気になっていることがあります。それは『 私は学力が無くて… 』の判断は、誰がどう行っているのかということ。

 まず、誰が判断しているのかということ。自分でしょうか?学校の先生でしょうか?ご両親でしょうか?友達でしょうか?

 次に、その判断はどう行われている、つまり『 何故、学力がないと判断したのか 』ということ。大学の講義が分からないからでしょうか?学校の成績が良くないからでしょうか?模擬試験ができないからでしょうか?単に誰かにそう言われたからでしょうか?

 私は、薬剤師国家試験予備校の講師を生業としている訳ですから、少なくとも私に『 学力が無くて… 』と話すということは、『 薬剤師国家試験に関する学力が無い 』ということになると思います。では、その〝薬剤師国家試験に関する学力〟とは何ぞや?『 薬剤師国家試験に関する学力が無い 』と判断したのは、何故なのか?おそらく 『 過去問題を読んでも今一つ意味が分からな 』『 過去問題が解けない 』『 参考書を読んでも、内容がよく分からない 』『 国家試験対策講義を受講しても、よく分からない 』といったことから、『 私は(薬剤師国家試験に関する)学力が無い 』と判断したのだと思われます。まあ、〝先生〟と名の付くご職業の方に、『 学力が無い 』と言われた場合もあるやもしれませんが…大きい要因はこちらの方、つまり自分で『 私は(薬剤師国家試験に関する)学力が無い 』と判断したのだと思います。

 ならば…攻略は簡単ですね。自分でそう思っているだけですから。客観的な何かがあって、『 学力が無い 』と判断している訳ではないのですから。『 客観的なものはありますよ 』と模擬試験結果等のデータを出される方がいるかもしれませんが…それは『 学力が無い 』と判断できる材料には、あまりなりません。例えば、模擬試験結果のデータ。それは、その時に受験した際の学力を概要的に判断する材料にはなるかもしれませんが、そのデータだけでその人の全学力を、詳細に判断することはできません。あくまでも、その時受けた模擬試験の問題に対応できる学力が、あったのか・無かったのかを判断できるだけに過ぎないからです(だからこそ、模擬試験のデータから個人の学力を推察する技量が必要になるのです。本来、講師という職業に就くからには、この技量は必須で身に付けておかなければならないのですが…)。つまり、模擬試験データが表しているのは、模擬試験を受けた時に、その問題に対応する学力があったのか・無かったのか、ということだけです。それを、一事が万事で『 学力が無い 』と判断してしまうのは、少々尚早な気がしなくもないのですが…。第一…その時点で学力が無ければ、学力をつければいいだけではないでしょうか?そう、ここがポイントなのです。

 『 私は学力が無くて… 』という時。学生さんは落胆気味に話す場合が多いのですが…。まあ、ある種生まれつきだからしょうがないとか、どうにもならない絶望的なものだとか、そういった感じで話される方が多いのです。実際、そう思っている方も少なくないのではないでしょうか?しかし、それは大きな間違いです。〝学力が低いこと〟は、生まれつきのものでもなければ、絶望的なものでもないからです。早い話、いくらでも巻き返すことができるということ。第一…ハッキリ言ってしまえば、学力がない…まあ学力がないというよりも、学力が低いといった方が適切だと思いますが…。学力が低いということは、試験対策においては何の問題でもないことなのです。『 えっ? 』という方もいらっしゃるかもしれませんが、実際、学力が低いことには、何の問題もないことなのです。

 『 学力が低い 』というと、袋小路で何の対処もできないような悲観的な気分になるのですが、何のことはありません。学力が低ければ、学力をつければいい。それだけの話なのです。『 学力が無い(学力が低くて)… 』と話をされる学生さんは、何気に勉強をしていない人が多いのも事実です。まあ、勉強をしなければ、学力はつきませんし、伸びませんから、低いままということになるのですが…。まずは、『 学力が無い(学力が低くて)… 』という人は、ちゃんと勉強を始めることからやってみるべきだと思います。

 中には『 勉強やっていますよ 』という方もいらっしゃると思いますが…。そう、ここが問題なのです。私は、講演や学習指導の時によく言っているのですが…勉強していなくて成績が低い人は問題ではないのです。そういう人は、勉強すればいいだけの話ですから。問題は、勉強はしているけれど成績が低い人。こちらの方が、問題なのです。そして、こういった人たちに勉強のやり方を指導するのが、本来の由緒正しき〝学習指導〟なのです。昨今、学習指導と称してよく耳にしますが、『 インプットではなく、アウトプットを… 』なんて話しているのは、お門違いもいいところ…といったところでしょうか

 閑話休題。で、勉強はしているけれど成績が低いという人に学習指導をすることになるのですが…何気に多いのが、勉強のやり方が悪い人が多いということ。もっと、突っ込んで言うのなら、勉強の取り組み方が悪いというか、勉強に対する姿勢ができていないというか、『 それは勉強しているとは言いませんよ 』というパターンが多いということ。

 勉強というと、皆さんはすぐに、やれ参考書だ、やれ過去問だと、アイテムの方ばかりにウエイトを置きますが、そうではありません。まずは、勉強に対する姿勢、私は学習姿勢と呼んでいますが、ここをきちんとすることから始めなければなりません。どうも、これができていない学生さんが多いようです。勉強しているのか、していないのか。そんなあいまいな姿勢で、取り組んでいる学生さんが非常に多い。本人は、いたってやっている気になっていますが、私から見れば、とてもではないけれど勉強しているとは言えない状況。話を聞いていると『 これでは、いくらやっても学力は身に付かないだろうな 』と思ってしまう状況の人が多いのです。

 学力が低いことに生まれつきも関係ありませんし、学力が低いことは絶望的に悲観することでもありません。学力が無ければ、つければいいだけの話です。無い学力は、つければいい。簡単なことです。さして問題でもありません。問題なのは、勉強に対する姿勢ができていなかったり、取り組み方が悪いということ。そう、勉強する・しない以前の話なのですが…実は、こちらの方が、非常に重要になってくるのです。学力が無いという人。どうやって勉強していますか?どうやって勉強に取り組んでいますか?一度、そこからしっかりと考えてみる必要があると思いますよ。特に、勉強はしているけれど、学力がつかなくてという人は、勉強に対する姿勢や取り組み方に大きな原因があると思います。一度、しっかりと洗い直してみた方がいいと思います。

 体力がない人は、普段からの訓練で体力をつけることができます。学力もこれと同じです。学力がない人は、普段から勉強して学力をつけることができます。そして、やり方が悪ければ、訓練しても体力がつかないように、やり方が悪ければ勉強しても学力はつかないのです。学力が無いのが問題なのではありません。学習姿勢ができていなかったり、取り組み方が悪いのが問題なのです。ここの所をしっかりと認識して、勉強に取り組んでいってもらいたい。そう思っている所存です。

 

 

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2021年1月30日 | コメントは受け付けていません。 |

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【 ら 】ラッサ熱

【 ら 】

ラッサ熱

 ラッサウイルスが引き起こすウイルス性出血熱。一類感染症に分類されている。


① ラッサウイルスは、RNA(-鎖)ウイルス。

② マストミス(野ネズミの一種)に咬まれたり、その尿や血液に触れたりすることで感染する。

 また、感染者の血液、体液、排泄物等に触れることでも感染する。

③ 症状はインフルエンザに似ており、高熱や頭痛、のどの炎症、下痢、嘔吐等。重症化すると、

 消化管からの出血などを起こし、死に至る(ただし、致死率は低い)。

④ 日本では、1987年にシエラレオネからの帰国者が発症した事例がある。

【 例題 】

 ① ラッサ熱は、感染症法により一類感染症に分類されているウイルス性出血熱である。

  正:他に一類感染症には、エボラ出血熱、クリミア・コンゴ出血熱、痘そう、南米出血熱、

    ペスト、マールブルグ病がある。

 ② ラッサ熱は細菌によって引き起こされる感染症である。

  誤:細菌ではなく、ウイルス(ラッサウイルス)によって引き起こされる。

 ③ ラッサ熱は人から人へと感染することはない

  誤:人から人への感染は、体液(唾液、尿、便、血液等)への接触を通じて

    起きることがある。

 ④ ラッサ熱は、マストミスというネズミによって媒介される

  正:ウイルスを保有するマストミスによる咬傷や、その糞尿、血液、体液との接触等により

    感染する。

 

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2021年1月29日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:いろはに国家試験! ~ 物化生の基本用語 ~

【 な 】 内毒素

【 な 】

内毒素

 グラム陰性菌の細胞壁の外膜にあるリポ多糖のこと。エンドトキシンとも呼ばれている。


① リポ多糖は、菌体成分(グラム陰性菌の細胞壁の成分)そのものであり、細菌が分解したとき

 遊離する(生存中に分泌されたりはしない)。

② グラム陰性菌が持っている毒素であり、グラム陽性菌にはない。

③ 耐熱性である。

④ 発熱やエンドトキシンショック、播種性血管内凝固症候群(DIC)を引き起こす。

【 例題 】

 ① 内毒素は、グラム陽性菌の細胞壁の外膜の成分である

  :グラム陰性菌の細胞壁の外膜の成分である。グラム陽性菌は持っていない。

 ② 内毒素はタンパク質である

  :タンパク質ではなく、リポ多糖。

 ③ 内毒素は、外毒素に比べ加熱処理に対して安定である。

  :内毒素は、リポ多糖であり耐熱性である。一方、外毒素は菌体外に分泌される毒素で、
    タンパク質であり、一般に熱には弱い。

 ④ 内毒素は、エンドトキシンショックや播種性血管内凝固症候群(DIC)を引き起こす

  :宿主の免疫反応をかく乱し、ショック症状をおこす。

 

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2021年1月26日 | コメントは受け付けていません。 |

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怪しい〝情報〟とやらに振り回されず、やるべきことをやる。

2021/01/23

 うちの塾生さんに口酸っぱく言っているのはもちろんのこと、ブログ等でも何度も何度も書かせていただいているのが、タイトルの言葉。年の瀬も近くなるころから、〝国家試験の情報〟と呼ばれている、怪しい情報が出回り始めるのですが…。そんなものに振り回されてはいけません。

 そもそも、試験対策とは何でしょうか?イヤ、『 試験に合格するためにやるべきこと 』とは、何でしょうか?誰もが『 勉強 』と答えるのではないでしょうか?これが本筋。まあ、昨今の薬学生はこう答えるかどうかも、眉唾物ですが…。というのも、講師歴ン十年の私ですが、昨今は学生さんの試験対策に対するスタンスというものが、変わってきていることを痛切に感じています。以前は、前述したように『 勉強して受かる 』だったのですが、昨今はそうではなくなってきているよう思えるのです。

 昨今の学生さんたちの間で飛び交っているのが…『 ○○の模擬試験に同じ問題が出題されていたから… 』とか『 参考書の□□をやっておけば受かる 』とか『 △△のヤマが当たっているから… 』といった情報ですが…。こういった、勉強すること以外の方に、ウエイトを置いて行動をしているような…イヤ、確実にそうなってきていますね、試験対策におけるスタンスが…。『 勉強するという行為は、どこに行ったのかな? 』と思ってしまうことも、しばしば。

 そりゃあ、模擬試験に似た様な問題が出ることもあるでしょう。試験対策の参考書ですから、表面的にザッと見ていても、見た内容がそれとなく出ていることもあるでしょう。ヤマも沢山かければ、いくつかは当たるでしょう。では、それだけで試験対策がこなせるかというと、そうではないことは言わずもがな。その証拠に、ヤマだけで合格した人がいますか?その参考書を何回かやって、内容を表面的に覚えただけで受かった人はいますか?その模擬試験の内容だけ覚えて、合格した人はいますか?そんな人はいません。まあ、まぐれではいるかもしれませんが…。『 まぐれでもいいんです 』と思った方。まぐれで合格を得られるほど、薬剤師国家試験は甘くはありませんよ。第一…薬剤師国家試験は、『 のるか?そるか? 』の博打ではありません。これも、私が口酸っぱく何度も言っていることです。

 以前、講演を頼まれて、こういった内容をお話させていただいたことがあったのですが…講演後のアンケートの中に『 他の予備校の悪口を言っている 』と書かれたものがあり、ビックリしたことがあります。私は、そういったやり方を、試験対策の本筋と捉えることが間違えているということを伝えたかったのですが、それが悪口と捉えられたのは心外でした。それだけ、『 模試の内容が… 』『 ヤマかけが… 』『 何を何回やれば… 』といったことが、試験対策の本筋として浸透しているという事なのでしょう。やるべき試験対策をしっかりとやった後に、『 では、最後にそういったことにも、少々目を向けてみようかな… 』といった『 あくまでも最後の付け足しである 』という感じで、先の『 』の3つの内容を取り扱うのなら、まだ話も分かるのですが…。そのウエイトのかけ方を誤ると…試験対策自体がグラついてしまうことになります。ただ悲しいかな、このウエイトのかけ方を誤っている学生さんが増えてきているのが事実。それどころか、このウエイトのかけ方を誤っているのは、どうやら学生さんだけではないようなのです。そこにも、とてつもない不安を感じずにはいられません。

 怪しく飛び交っている情報に関しても、同じことが言えます。やはり、そちらにウエイトをかけてしまうと大変なことに。なんと言っても、こちらの方は『 模試の内容が… 』『 ヤマかけが… 』『 何を何回やれば… 』といったこととは違い、全くと言っていいほど、試験対策には役立たない場合の方が多いのですから(まあ、先の『 』の3つの内容も五十歩百歩ですが…)。そんな怪しい情報に翻弄されて、残念な結果になった学生さんを何人見てきたことか…。そりゃあ、こちらの方も万に一つ位は、かするようなことがあるかもしれませんが…やはり、『 のるか?そるか? 』の博打であることには変わりません。中には、そんな情報とやらを必死に集めては、右往左往している人もいるみたいですが…。そんな怪しい情報をかき集めることに必死になるよりも、『 一つでも何か理解する 』『 何か一つでも覚える 』ことの方が、よっぽど試験対策にとっては有益なことだと思いますよ。そして、こちらの方が、試験対策の本筋であるということを、しっかりと認識しておいてもらいたいと思っています。

 詐欺被害緊急ホットラインのホームページには、詐欺に引っかかりやすい人の性格や特徴、傾向として〝人の話を鵜呑みにしてしまう〟〝ものごとの判断を他人に委ねてしまう〟といったことが書かれています。また、出ましたね。先週、そして先々週のブログで、『 情報の中には悪意あるモノもあるから、鵜呑みにしてはいけない 』 『 周囲から与えられる情報以外は自ら取りに行かない人が多いが、調べることが大事である 』といった内容を書かせていただきましたが、まさにその通りのことが書かれています。

 『 ○○が出るそうだ 』 『 □□の先生が△△が出題されるって言っていた 』という流言飛語は、毎年のように飛び交います。これらを耳にして『 おおっ、そうなんだ!これは絶対押さえねば… 』なんて言う具合になってしまうと、〝人の話を鵜呑みにしてしまう人〟となってしまうから注意が必要です。『 でも、そういうふうに言っているから… 』『 ○○さんが当たるって言っていたから… 』なんていう具合の人は、〝ものごとの判断を他人に委ねてしまう人〟そして〝周囲から与えられる情報以外は自ら取りに行かない人〟となってしまうので、これまた注意が必要です。注意しなければ…詐欺被害緊急ホットラインのお世話に…となることはないでしょうが、まあ、それに近い痛手を被ることは間違いないと思います。

 詐欺にもいろいろありますが…よくあるのが『 半年には、入れたお金が倍になる 』なんていう投資詐欺。こういった詐欺は後を絶ちませんが、何故、このような詐欺にあう人が尽きないのでしょう?まあ、理由はたくさんあるとは思いますが、少々手厳しく言わせていただくなら、『 楽をしてお金を儲けよう 』というのが根底にあるからではないでしょうか(もちろん全員ではありませんが)?よくよく考えてみれば、200万円預ければ、半年後には400万円になって戻ってくるなんていう話は、おかしいと思うが普通ですが…『 何もせずに倍になる 』そちらの方にウエイトがかかってしまうと、そういったことは見えなくなってしまいます。『 楽をしてお金が増やせる 』という話を鵜呑みにしてしまい、『 皆さん、儲けていますから大丈夫です 』と口説いてくる人に判断を委ねてしまい、聞いた話の情報を、自ら調べて取りに行こうとしない…。そして、詐欺の被害にあってしまう…ということになります。

 それは、試験対策においても同じ事。試験対策が大変だから、楽をしようという思いで『 模試の内容が… 』『 ヤマかけが… 』『 何を何回やれば… 』果ては『 ○○が出るそうだ 』なんていう事ばかりに捉われていると…誰が被害者になってしまうのか?人の話を鵜呑みにしない。他人に判断を委ねるのではなく、自分で考えること。これが大切です。自らその情報を取りに行く、調べるという手もありますが…そんなことに時間を費やすのなら、1つでも何か覚えたり、理解した方がいいのではないでしょうかね?第一、そちらが試験対策の本筋なのですから…。

 試験対策は、やはり本筋を取るべきです。博打で臨むものではありません。やるべき勉強をやる。しかる後、少々横道にそれて『 なるほど、こういったこともあるのか… 』程度につまみ食いする位なら、そう問題にはならないでしょう。しかし、不安が募ってくるこの時期。つい、不安から目をそらそうと、横道に入ってしまう学生さんも少なくありません。そして横道に入ったはいいが、本筋を見失ってしまったり、つまみ食い程度だったのが、いつの間にか間食が主食になってしまった学生さんを、たくさん見てきています。不安になった時こそ、『 何が試験対策の本質なのか? 』を、しっかりと認識して、1つ1つ覚える、1つ1つ理解しながら進んでいってもらいたい。そう思っている次第です。

 

 

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2021年1月23日 | コメントは受け付けていません。 |

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【 ね 】 粘度

【 ね 】

粘度

物質の〝粘り(ねばり)〟の度合。


① 粘りの度合いを定量的、すなわち数値化して表したもの。粘りの強さを表すための値が、

 粘度であり、実際、各物質の粘度は数値化して表されている。

② 難しく言うと、『 液体の流動に対する抵抗の大きさ 』『 液体の流れ難さ、あるいは粘りの

 程度を示す物質定数 』となる。

③ 粘性率、粘性係数、または絶対粘度とも呼ばれている。

④ 単位はPa・s(パスカル秒)。

【 例題 】

 ① 粘度の数値が大きくなるほど、粘る(ネバネバしている)。

  :粘りの度合いが粘度なので、その数値が大きくなるほど、粘る(ネバネバしている)。
    ちなみに、水の粘度(20℃)は 1.002mPa・s、

    オリーブ油の粘度(20℃)は 90mPa・sである。

 ② 粘度は粘性率、粘性係数、または絶対粘度とも呼ばれている。

  正:絶対粘度を流体の密度で割った値は、動粘度と呼ばれている。

 ③ 粘度の単位にはPa(パスカル)が用いられる

  :Pa・s(パスカル秒)が用いられる。

 

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2021年1月22日 | コメントは受け付けていません。 |

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【 つ 】通性嫌気性菌

【 つ 】

通性嫌気性菌

遊離酸素があってもなくても増殖可能な細菌


① 酸素が存在するときは呼吸により、酸素が存在しない状態では発酵によりエネルギーを獲得して

 いる細菌である。

② 好気的条件下、すなわち遊離酸素の存在する方が獲得するエネルギーが多く、増殖は盛んに

 なる。

③ 通性嫌気性菌に対して、生育に酸素を必須とする細菌は(偏性)好気性菌、酸素の存在下では

 増殖できない菌は、偏性嫌気性菌と呼ばれる。

④ 黄色ブドウ球菌、腸炎ビブリオ、サルモネラ属菌、大腸菌、コレラ菌、赤痢菌等が、

 通性嫌気性菌である。

【 例題 】

 ① 通性嫌気性菌は、酸素が存在するときには呼吸により、無酸素の状態では発酵により

  ATPを獲得する細菌である。

  :酸素が存在する場合には好気的呼吸によりATPを生成し、酸素がない場合は発酵により

    エネルギーを得られるという具合に、代謝を切り替えることができる。

 ② 通性嫌気性菌は、嫌気的条件下、すなわち遊離酸素の存在しない方が獲得するエネルギーが

  多く、増殖は盛んになる

  :好気的条件下、すなわち遊離酸素の存在する方が獲得するエネルギーが多く、増殖は

    盛んになる。

 ③ 大腸菌、赤痢菌、サルモネラ菌、ボツリヌス菌、ウエルシュ菌などが、通性嫌気性菌に

  属している

  :ボツリヌス菌、ウエルシュ菌は、偏性嫌気性菌であり、酸素の存在下では増殖できない。

 

 

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2021年1月19日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:いろはに国家試験! ~ 物化生の基本用語 ~

調べないと分かりませんよ。

2021/01/17

 受験アドバイザー他、いろいろな顔をお持ちの和田秀樹氏。先日、ある掲示板で和田氏の著書のこんな言葉が紹介されていました。

 分からないことや疑問に感じたことがあっても、調べない。ほんのわずかな時間、キーワードを検索にかければ出てくるような情報でも、調べない。周囲から与えられる情報以外は、自ら取りに行かない人が実に多い。

 この言葉に深く共感しました。この文章は抜粋であり、前後の文章においても『これ然り!』と頷ける内容が多かったのも事実です。

 『 分からない 』という言葉を、簡単に口にする学生さんが増えてきています。しかも、見たり聞いたり、読んだりして、情報を得るや否や即答で、『 分からない 』と口にする場合が多いようです。確かに予備校の講師をしていれば、一般の人よりも『 分からない 』という言葉を耳にする機会は多いと思います。しかし、その言葉を学生さんから聞く機会が増えてきている、それも上記のように情報を得るや否や、即決で発せられる場合が増えてきているのも事実なのです。まあ、薬剤師国家試験に難しい問題が増えてきていることも原因の一因かとは思います。題数が以前より増えてきており、当然、難しい問題もそれに比例して増えてきているのは確かなのですが…。それにしても、結構、『 分からない 』という言葉が簡単に出てきているような気がします。

 前述の和田秀樹氏の著書の言葉に、『 分からないことや疑問に感じたことがあっても、調べない 』という内容がありますが、まさにこの通りだと思います。情報を与えられた時。その情報に疑問がある、または分からなければ調べる。これが、人の正しい行動だと思っています。まあ、場合にもよりますが…しかし受験生であれば、この行動は必須でなければならないと思います。講義を受けて、試験内容に関わる情報を得る。その情報に疑問があったり、分からなければ調べなければなりません。疑問や分からない事をそのままにしておけば、試験でその内容を問われた時に、答えが導き出せないことになるからです。受験生は、試験の答を導き出すのが仕事。そのためにも、『 分からない 』は解消しなければなりません。

 しかし…『 分からない 』から動かない人が多いのです。即答するということからも、これが伺えます(動こうとすれば、すぐには口から出ないはずですから…)。う~ん、もったいない。私は『 試験対策というものは、「 分からない 」という所から始まるものだよ 』よく口にしています。勉強始める、すなわち試験内容の情報を与えられた時。誰だって疑問も謎もなければ、分からないこともなく、ひょいひょいと進んでいくなんていうことは、まずありません。どっかで、何かにつっかかってしまうことは、必ずあることなのです。そして、そういった疑問や分からないことを解消していく。そして、自分のものにしていく。これを続けていくのが、試験対策なのです。だから、『 試験対策というものは、分からないという所から始まるもの 』なのです。だから、せっかく勉強というものが始まるところに来ているのに、それを解決する行動、すなわち調べるとか考えるという行動をしないということは、スタートラインに立ったのに、走りださないということと同じなのです。合格というゴール目指して走りださなければならないのに、走りださない。これを、もったいないと言わずして何がもったいないのでしょう?

 調べることで得られることはたくさんあります。むしろ、調べるからこそ知識は得られるのではないでしょうか?知識を得ることが、試験対策にとってどれほど価値あることか…というよりも、知識を得ることこそが試験対策。なのに、調べないということは…そうです、試験対策を行っているとは、チョット言い難い状況になってしまいますね。

 調べた材料を基に考えてみる。これが重要です。なぜなら、調べた材料を基に考えることによって、材料は知識として身に付くのですから。そうやって、知識は身に付いていくのです。ですから、調べなかったり、考えなければ、当然、知識は身に付きませんし、学力だって上がるはずはありません。与えられた情報が分からないければ、自ら取りに行く。その情報を基に考え、知識として身に付ける。これが勉強であり、試験対策でもあるのです。

 しかし、昨今は『 これ覚えておいてください 』と言われたことを覚えるだけが、勉強の全てだと思っている人が圧倒的に多いのが事実です。確かに講義の中には『 これ覚えておいてください 』という部分もありますし、そう講義することもあります。しかし…『 これ覚えておいてください 』と言われた内容で、分からないことがあれば、やはり調べることは重要です。ところが、分からないことに遭遇しても、調べたり考えようとしない。『 分からないけれど…覚えりゃあいいや 』となってしまう学生さんが多いのです。これが突き進んだ結果、周囲から与えられる情報以外は、自ら取りに行かないという結果になってしまいます。自ら動こうとせず、与えられるものを待つという姿勢、つまり受け身の姿勢となってしまう。さらに重症になると、『 何でもかんでも、自分が分かるように与えろ 』と言わんばかりに、応対してくる学生さんも…。自分は何もせず、大事なことを与えて、それを身につけさせてほしい。まあ、学生さんにとっては試験対策の理想であるかもしれないのですが…残念ながら、それは難しいことでしょう。何故ならば、勉強や試験対策というのは、基本、能動的なものであり、受け身一辺倒ではいかないものだからです。さらに…〝試験対策の理想〟と書かせていただきましたが…その〝理想〟が果たしていいものなのかというと…学生さんにとっては理想かもしれませんが、試験対策にとっては〝理想的なものではない〟といえるでしょう。といいますか…いかなる場合においても、自分にとって都合のいいものだけを、何もしないで与えてくれというのは、いかがなものでしょうかね?。

 受け身な学生さんが増えてきているのは事実です。それはうちの講師陣からも、大学の先生方からも耳にします。試験対策とは自ら行うものであり、能動的なものです。黙っていれば、自分にとって都合のいいものだけが入ってくるなんていうことはないのです。自分で動く。何も難しいことをやれと言っているのではありません。分からないことを調べる。ただそれだけのことです。

 先ほど『 その情報に疑問がある、または分からなければ調べるのが、人の正しい行動 』と書かせていただきましたが…世の中は情報化社会。様々な情報が飛び交っています。前回のブログでも書かせていただきましたが、その様々な情報の中には嘘の情報、人をたぶらかす情報もたくさん入っています。和田秀樹氏が書かれているような〝周囲から与えられる情報以外は、自ら取りに行かない人〟は、そういった世の中ではどういったことになるでしょう?やはり、自分で調べるということが、身を守ることになるのではないでしょうか?もちろん、自ら調べるという行為が、試験対策においてその人の身を守る、すなわち学力向上を保証してくれることになるのは、言うまでもありません。調べてみるという行動を起こしてみては、いかがでしょうかね?そんなに難しいことではない…イヤ、受験生としては当たり前の行動なのですから…。

 

 

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2021年1月17日 | コメントは受け付けていません。 |

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【 そ 】相

【 そ 】

 はっきりとした物理的境界によって他と区別される物質系の均一な部分。

 ※ 系とは『 ある境界で他から独立した空間 』

① 簡単に言うならば物質の状態を指す言葉。系がとる個体、液体、気体、それぞれの状態のことを

 相と呼ぶ(固相、液相、気相)。

② ある相から他の相に変化することを相転移という。例えば固体が液体になることが相転移で

 あり、この場合は、固相-液相転移といったりする。

③ 相転移が起こる温度や圧力などを、転移点(相転移点)という。融点や凝固点、沸点や

 凝縮点等が、転移点である。

④ 物質が相転移する際に放出または吸収する熱量を、転移熱(相転移熱)という。

 融解熱(吸収)や凝縮熱(放出)などがある

【 例題 】

 ① 相とは、気体・液体・固体などの、物質の状態のことである

  :もう少々詳しく言うならば…『 明確な境界によって他の部分と物理的に区別

    できる物質系の均一な部分 』となる。

 ② 相転移が起きる時の温度や圧力などの値を転移点という。

  :例えば、水の場合。1気圧、273Kが、凝固点(液体→固体)となる。

 ③ 固相が液相になることにより、転移熱である融解熱が放出される

  :固相は融解熱を吸収して液相になる。

 

 

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2021年1月15日 | コメントは受け付けていません。 |

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【 れ 】 励起

【 れ 】

励起

エネルギーの低い状態から、エネルギーの高い状態に遷移させること。

原子や分子などにエネルギーを与え、エネルギーの低い状態から、高い状態に遷移させること。

                           ※ 遷移:ある定常状態から別の定常状態へ外部からの作用によって移る現象。

i
① 励起されたことにより、エネルギーが高くなった状態が、励起状態である。励起状態は、

 エネルギーの高い不安定な状態である。

② 励起状態に対し、エネルギーが最も低く、安定した状態は基底状態という。

③ 励起状態はエネルギーの高い状態のため、エネルギーを放出して、よりエネルギーの低い

 励起状態または基底状態に移動する。

i

【 例題 】

 ① 励起状態は、エネルギーの高い状態である。

  :基底状態にある原子や分子がエネルギーを吸収すると、高いエネルギー状態である励起状

    態になる。この基底状態から励起状態へとなることが励起である。

 ② 励起状態は、安定な状態である。

  :エネルギーが高い状態であり、不安定な状態である。

 ③ 基底状態にある原子は、エネルギーを放出して、励起状態に遷移する。

  :励起状態にある原子は、エネルギーを放出して、基底状態に遷移する。励起状態は、エネル
    ギーが高い状態であり、不安定である。エネルギーを放出して、エネルギーの低い安定な

    基底状態に遷移する。

 

 

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2021年1月12日 | コメントは受け付けていません。 |

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人を不安にさせることは悪行である。

2021/01/10

杯中の蛇影

疑いの目で見れば、何でもないことにまで悩んでしまうたとえ(漢字ペディアより)。

 

 ある男が友人の所で、酒をごちそうになった。その時、男は杯の中に蛇の影があるのを見て、蛇を飲んだと思ってしまう。気に病むあまり、それがもとで病気になってしまった。それを聞いた友人。その影は蛇ではなく、壁にかけていた弓の影(または弓に書いてあった蛇が映った)と、男に教える。それを聞いた男、病気がたちまち治ってしまったという故事から。

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 年が明けると、国家試験受験を控えている学生さん達は、精神的にもかなり過敏になってくる。なので、この時期は毎年のように、『  精神的に不安定な時期  』と称した学習指導を行っている。精神的に不安定だからこそ、陥りやすい罠がある。まあ罠といっても、誰かが仕掛けているわけではないのだが…(実は仕掛けている場合もあるが、それは後述させてもらう)。陥ってもらうと大変なことになるので、指導して陥らないようにしてもらっている、という訳である。

 そんな陥りやすい罠(まあ、罠といっていいのかどうかも、今一つ定かではないが…)の一つが、まことしやかにささやかれる流言飛語。ブログでも何度も書かせていただいたが…この流言飛語、いわゆるデマがなかなか厄介である。『 溺れる者は藁をも掴む 』のことわざにもあるように、精神的に不安定になってしまうと、通常では〝掴む〟ことをしないようなモノにも、平気で手を出してしまうのが人の常。だからこそ、学習指導を行い、注意喚起よろしく、指導をしていかなければならないのである。

 この流言飛語の厄介なところは、人の口から発せられるということ。どうも人の口から発せられると、さらにそれが目の前で発せられると、信ぴょう性が増すというか、『 さもありなん 』と信じてしまう傾向が強い。どうしたものかと思い悩んでいる時。目の前で『 ○○がいいっていう話だよ 』なんて言う言葉を発せられた日には、『 なんだ、そんな方法があったのか。知らなかった。だから自分は今一つうまくいかなかったんだ。いいネタを仕入れたものだ 』なんていうことになってしまう。平常時なら『 そうかなぁ…そんなうまいことあるのか? 』で済まされることも、不安定になっている状況では、ついついなびいてしまうから、注意が必要である。

 流言飛語が発せられる場合には、2つのパターンが存在している。まず1つが、発している本人もデマだとは気が付いていないパターン。すなわち、その情報を真実であると捉えている場合である。本当はそれがデマであろうが、発している当人が真実と捉え、それを伝えているのであるから、ある意味、発している当人も被害者といえば被害者であろう。悪気はないはずである。しかし、発している本人に悪気はなかろうと、結果的に、そのデマによって迷惑を被る人がいる以上、芳しくない行為であることは確かである

 ところが厄介なことに、デマと分かっていながら、それを流布する輩がいるから困ったものである。これが、もう1つのパターンということになるのだが…。デマと分かっていながら、それを流布する。なんとも不可解な行動であるが…実はこの『 デマと分かっていながら、それを流布する 』場合も、2つに分けることができる。

 一つは『  自分は(相手よりも)物事を知っているんだ  』というスタンスを取りたい場合。まあ、例でいうならば、学習指導なんかができるはずもないのに、『  こうすれば…  』なんて言う具合に、それらしいデマカセをいうタイプ。できないなら、できないで黙っていればいいのだが…自分がよく見られたいがために、そこら辺に落ちているデマを拾ってきては、それは相手に伝え、その『 相手に指導している感 』に陶酔することになる。そう、こういうタイプの人間は、何故か困っている人を、自分より格下とみなしている場合が多いのである。そこで何かを発現すれば、自分が上であるかのように思われるし、そう振る舞える。単なる知ったかぶりであり、自己満足ゆえの行動であるのだが、なんとも無責任な行動である。実際、無責任であり、その発言により結果が出なかったり、芳しくない状況に陥った時は、のらりくらりと逃げてしまうから質が悪い。

 しかし、質の悪さで言うのなら、もう一つの方が、よっぽど悪質である。それは、人を翻弄させて喜ぶ輩がいるという場合である。〝なぜ人を不安にさせるのか?〟等、過去のブログでいくつか書かせていただいたことがあるが…。どうも世の中には、人を煽っては不安にさせ、せせら笑うのが好きな人間がいるようである。まったくもって卑しいの一言に尽きるのだが、悲しいかなこういった輩がいることは確かである。過去のブログの中でも書かせていただいたのだが、卑しい人間は自分より不安な人間がいることで、安心感を得ているようである(詳細は、そちらの方のブログを読んでいただきたい)。

 裏を返せば、自分が安心したいがために人を翻弄させる。そのためのデマを流す。なんとも、人として程度の低すぎる行動のように思うのだが…残念なことに、そういった学生さんをたくさん見てきことも確かである。そして、こういった学生さんほど厄介なものはない。こちらの見えぬところで、周りの学生さんたちにデマをばらまきながら、不幸に陥れているのだから…。ばらまいている本人は、いけしゃあしゃあとしているが、翻弄されている人たちは、不安で気が気じゃないといった状況になっていたりする。こうなってくると、こちらの指導も耳に届いているのかどうかも、定かではない。一旦、不安に取りつかれ翻弄されてしまうと、おいそれと平常心を取り戻せなくなることも事実である。そうやって、残念な結果になってしまった学生さんも、たくさん見てきている。せっかく、こちらが丹精込めて指導して、いい方向に向かっていたのに、デマに煽られたがために残念な結果に…。指導してきたこちらとしては、ガックリというか、やりきれないというか…正直、そんなものを通り越して、ただただ『 怒 』の一文字である。何と言っても元凶である本人自身は、いけしゃあしゃあとしているのだ。怒りも一入である。

 ブログ冒頭の、『  杯中の蛇影  』。この故事の中で、男は杯の中にある〝弓の影〟を、〝蛇の影〟と思いこんだことにより病気になっている。この場合、男は一人で勝手に〝弓の影〟を、〝蛇の影〟と思いこんでしまっている。しかし…もし第三者が『  お前の盃に蛇が入っていた  』と言った場合はどうであろう?さらに、盃に蛇が入っていないと知っていながら、そういった行為に及んだ場合は、どうであろう?そして、それがもとで男が病気になってしまったら…。これは、間違いなく悪行といえよう。

 では、国家試験対策において、デマを流し、人を不安にさせた場合はどうであろうか?それがもとで、不安になった人が望ましくない結果となってしまった場合は?やはり、これも立派な悪行ではないだろうか?しかし、やった当人はそれを意識もせず、涼しい顔をしながら、過ごしていたりする。罪の意識があるのかないのかは定かではないが…罪の意識がない方が、質が悪いと思っているのは私だけだろうか?

 社会という杯を見る時。そこに蛇がいるぞと、まくしたてる人間がいたとしたら…言われた人は、杯中に蛇影を見ることになるのだろうか?イヤ、様々な情報が跋扈しているこの社会を見渡してみると、その情報に煽られ、ほとんどの人間が杯中に蛇影を見ているのではないだろうか?『 情報 』という言葉と『 真実 』という言葉は別物である。同じように、『 情報 』という言葉は時として『 虚偽 』という言葉とイコールなる場合もある。そして、その情報の中から、〝蛇の影〟という虚偽の情報を選んでしまった場合。故事の男が病気になったように、選んだ当人にとって、芳しくない状況になってしまうことも、重々あり得る話である。イヤ、もうなっている人が多いのではないだろうか?

 この社会を生きる人々は、現在の社会という杯の中に、何が見えているのであろうか?そして、それは本当に見えているのだろうか?もし、見えているのならば…本当にそれは〝その人が見えているそのもの〟なのか、確かめてみる必要があるのではないだろうか?〝弓の影〟が〝蛇の影〟に見えている場合もあるのだから…。そして…もし身の回りに、〝蛇の影〟という情報を跋扈させている輩がいるのならば…やはり、少々距離を置くことをお勧めする。なんと言っても、その行為、人を不安にさせる行為は悪行なのだから…。もちろん、そんな人間は少なく、故事にある友人ように『  それは蛇の影ではなく、弓の影ですよ  』と教えてくれる人間の方が多いことを、私は期待しているのだが…。

 

 

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2021年1月10日 | コメントは受け付けていません。 |

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【 た 】タンパク質

【 た 】

タンパク質

20種類のアミノ酸がペプチド結合により連なった高分子化合物。

① アミノ酸とは、アミノ基とカルボキシ基を同一分子内に持つ化合物の総称。互いに鏡像体の

 関係になるL型とD型があるが、生体内のアミノ酸は全てL型からなる。

② ペプチド結合とは、2つのアミノ酸の間で、一方のアミノ基ともう一方のカルボキシ基から、

 水が取れてできる結合。脱水縮合の一種。

③ アミノ酸の種類と配列順序によって、性質の異なる様々なタンパク質が存在する。

④ DNAの遺伝情報をもとに、アミノ酸からタンパク質を合成するのがリボソームである。


【 例題 】

 ① 人体のタンパク質を構成するアミノ酸はすべてL体である。

  :動物の体のタンパク質はL型アミノ酸(L体)だけでつくられている。

   (ただし、例外的に哺乳類の脳でD型アミノ酸が作られていることが発見されている)。

 ② 1つのアミノ酸のアミノ基と、もう1つのアミノ酸のアミノ基が脱水縮合したとき

  に生じる結合をペプチド結合という。

  誤:1つのアミノ酸のカルボキシ基と、もう1つのアミノ酸のアミノ基が脱水縮合したと

    きに生じる結合である。

 ③ アミノ酸の種類と配列順序によって、性質の異なる様々なたんぱく質が存在する。

  :色々な種類のタンパク質が存在する理由がこれである。

  ④ リソソームは、DNAの遺伝情報をもとに、アミノ酸からタンパク質を合成する。

  :リソソームではなく、リボソーム。一文字しか違わないから、注意が必要である。

   ちなみにリソソームは、細胞に不要となった物質を分解する。

 

 

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2021年1月8日 | コメントは受け付けていません。 |

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2021年1月6日 | コメントは受け付けていません。 |

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あけまして、おめでとうございます。

恭賀新年
旧年中は格別のご高配を賜り、心よりお礼申し上げます。
年も改まり、講師・職員一同、これまで以上の努力をもってご要望にお応えしてまいります。
本年も変わらぬご愛顧のほど、何卒お願い申し上げます。

令和三年 元旦

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2021年1月1日 | コメントは受け付けていません。 |

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