イメージ画像

【 よ 】陽電子

【 よ 】

陽電子

陰電子と同じ質量をもつ、電気的に+1の電子。


① 一般的に『 電子 』と呼ばれているモノは、正式名称は『 陰電子 』という(-1に帯電して
 いるため)。これに対し、陽電子は、電気的に+1に帯電している。(陰)電子が、原子を

 構成しているのは、ご存知の通り。

② 英語では『 ポジトロン 』と呼ばれている。現在、医療で汎用されているポジトロンCT

 (PET)には、この陽電子が利用されている。

③ 原子核内の1個の陽子が中性子に変化し、その際
 陽電子が飛び出す現象を、ベータプラス壊変とい
 う。この飛び出す陽電子の流れが、ベータ

 プラス線と呼ばれる放射線である(右図参照)。

④ 陽電子と陰電子が衝突すると消滅する。
 その際、180°方向に、2本の消滅放射線(電磁波)を放出する。ポジトロンCTでは、

 この消滅放射線を測定して断層像を得ている。

【 例題 】

 ① 陽電子と陰電子では、陽電子の方が質量が大きい。

  :陽電子は電荷が異なるだけで、陰電子と同じ質量である。

 ② ベータプラス線は、ベータプラス壊変で放出される高速度の陽子の流れである。

  :陽電子の流れである。ちなみに、陽電子と陽子は全くの別物であるから注意!

 ③ ベータプラス線は放射された後、運動エネルギーを失った状態で電子と結合して消滅し、

  消滅放射線が放射される。

  :この消滅放射線を測定して画像を得ているのが、ポジトロンCT(PET)である。

 ④ PET(positron emission tomography)では、ベータプラス線放出核種から放出された

  ポジトロンを直接検出している。

  :ベータプラス線放出核種から放出されたポジトロン(これがベータプラス線)が、陰電子と

    結合して消滅する際の消滅放射線を検出している。

 

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2020年12月30日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:いろはに国家試験! ~ 物化生の基本用語 ~

歩みは遅いが、確実に!

2020/12/26

 今年も残すところ、あとわずか…と、毎年同じような言葉が繰り返される時期となりました。今年一年は、世界中が〝コロナ一色〟と言っても、誰も反論する人はいないと思います(本ブログでは、新型コロナウイルス、及びそれによる感染症をまとめて〝コロナ〟と表現させていただきます)。とんでもない一年であったと言っても、決して過言ではないでしょう。ウチの先生方とも『 一年前に、こんな状況になっているなんて、誰が予想したでしょうね 』と、よく話しています。そう、一年前とは全くかけ離れた世界になってしまった…これに関しても、誰も反論する人はいないと思います。

 近年、流行となった感染症はいくつかありましたが、これほど大規模な感染症となると、1918年から1919年にかけて、全世界的に大流行し猛威を振るったH1N1亜型インフルエンザ(通称スペイン風邪)以来と言えるのではないでしょうか。感染症として大規模なこともさることながら…時は情報化社会。様々な情報が一瞬にして世界中に飛び交ってしまう時代ですから、日々、コロナに関する情報が錯綜しているのも、一年前には予想だにしなかったこと。流れる情報のメインが、こうも変わってしまうなど、誰が予想できたでしょうか?その情報たるや、情報化社会を嘲笑しているかの如く、流言飛語が好き放題跋扈していることも、これまた事実。悲しいかな人間と言う生き物は、不安定な状況に陥ると、どんなデマにも右往左往してしまうのが事実。昨今の状況を見ていると、右往左往しながらも、社会自体が何やらおかしい方向に動いているような気がしてなりません。ブログ等でも色々と書かせていただきましたが…感染症、微生物を長年教えている立場から言わせていただくと、正直な話、今回のコロナ騒動は色々な面で〝人災〟と言える面が大きいと思います。ここでいう〝人災〟とは、『 対応が… 』『 人の動きが… 』といった、コロナ対策の展望や行動での甘さやミスからくる〝人災〟ではなく、『 コロナという感染症に対する人の姿勢・あり方 』『 コロナに対する偏見 』『 コロナに対するデマ 』そういったものから生じた〝人災〟の方を指しています。一言にコロナ騒動と言ってもたくさんありますが…今回のコロナ騒動の多くは、こちらの〝人災〟が元凶であるいっても、決して過言ではないと思います。そして…こちらの〝人災〟の方が、よほど厄介で大事(おおごと)で、そしてとても危険な〝人災〟だと思っています。

 まあ、人災であろうと天災(コロナウイルスの出現と流行を天災とした場合)であろうと、コロナが原因による騒動ですから、やはり根源はコロナ。『 人間を亡ぼすのは戦争でもなく、病気でもなく、ロボットでもない。人間を亡ぼすのは人間である 』というのは、よく耳にするフレーズですが…。コロナウイルスによる感染症ではなく、コロナを原因とした〝現代の魔女狩り〟が人を亡ぼすことになり兼ねない…そんな気がしなくもないのです。

 今年はネズミ年。ネズミは子孫繁栄の象徴ともされており、『 たくさん増える 』ことから、金融や商売の世界においては、縁起のいい生き物とされてきました。半面、中世のヨーロッパでは、ネズミは不吉な象徴。感染症を運んでくると考えられていました(実際にネズミが媒介する感染症は少なくありません)。感染症を運んでくる、不吉の象徴であるネズミ…。そのネズミ年にコロナが流行し、大混乱になるとは…なんとも、縁起の悪い偶然としか言いようがありません。ご存知のように、ネズミは英語ではマウス。マウスには『 おとなしくて、びくびくしている人 』『 臆病者 』という意味もあるそうです。今年は、そんな人も多かったような気がしますが…こちらも、縁起の悪い偶然という事でしょうか…。

 何やら冒頭から、暗い話ばかりになってしまいましたが…そんな暗いネズミ年も、あとわずか。来年は、丑年。牛が主役の年です。牛は、もくもくと働く勤勉な動物とされており、勤勉さの象徴ともされています。十二支の由来は、神様が自分の所に動物を呼び寄せたことから始まります。ご存知の方も多い話だとは思いますが…神様が動物たちに『 毎年、毎年、その年の主役となる動物を決めようと思う。1年ごとの交代制。新年のあいさつに早くきた順、上位十二番目までに、その主役になる権利を与える 』と伝えます。その年一年間は、自分が主役…動物たちは、『 我こそが一番に! 』と新年のあいさつに向かおうと決心するのですが…。牛は考えました。自分は歩みが遅い。だから、上位十二番に入るためには、他の動物たちよりも早めに出発しなければならないと…。そして、牛は大みそかの夜から神様のもとを訪れるべく、歩んでいくことにしました。それを知ったネズミ。ばれないように、牛の背中に乗っかることに。そんなこととはつゆ知らず、神さまのもとへと歩きつづけるウシ。もちろん一番乗りで、神様の所にたどり着いたのですが…最後のゴール直前で、ネズミが牛の背中から飛び降り、真っ先に神様にあいさつをすることに…。狡猾なネズミが、まんまと一番をゲット、牛は2番着ということになったという話です。ちなみに…猫は神様の所に行く日時を忘れてしまい、ネズミに聞いたのですが、ネズミはライバルを蹴落とすために、わざと一日遅れた日(つまり1月2日)だと教えたため、権利をゲットすることができませんでした。この因果のため、猫はネズミを追いかけることになったという事です。

 他人を利用した、ずる賢いやり方をして1番になるか?自分というものを知って、自分なりに歩んでいき2番手となるか?どちらにしても、12番以内に入れれば問題ありません。12番以内に入れば、1位であろうと、2位であろうと構わないのです。一年の主役には、なれるのですから…。国家試験にも、同じようなことが言えると思います。満点だろうが、225点であろうが、合格は合格です。合格すれば、点数や順位など構わないのです。もちろん、他人を利用した、ずる賢いやり方をして合格しようが、合格は合格ですが…ネズミが何故、猫に追われる身になったのか?それを考えるならば、あまり〝ネズミ式〟のやり方はお勧めできませんね。歩みは遅いが、一歩一歩確実に…この〝ウシ式〟のやり方こそが、本来あるべき試験対策の姿勢だと思います。

 歩みは遅いが、確実に…これが牛の象徴のようです。牛は歩みが着実であるが故、『 前進 』『 隆盛 』『 幸福 』の象徴とされているとのこと。南スーダンでは、お金ではなく、牛が富の象徴とされているそうです。インドでは牛が神聖な生き物とされていることは、ご存知の方も多いと思います。牛に関する昔話は何気に多く、世界的に見ても決して少なくはないようです。まあ、牛は農耕の象徴ともされ、昔から人と一緒に過ごしてきた動物でもあるから、牛に関する昔話が多いのも、納得できない話ではありません。一緒に畑を耕してくれたり、モノを運んでくれたり、人の行う作業を色々な面でサポートしてくれる、良きパートナー。それが、人から見た牛の立場でもあるということ。だから、昔話に登場する場合も〝良い生き物〟として描かれている場合が多いのではないでしょうか?ネズミは人間の身近にいる動物ではありますが…良く描かれていることが少ないのは、一緒に仕事をするパートナーといった側面が少ないからだと思います。古来より、身近なパートナーであるからこそ、牛は〝良きもの・良きこと〟の象徴となったのだと思います。

 コロナ、コロナで、千辛万苦と言っても決して過言ではなかった2020年も、残り僅か。そして、ゆっくりと『 前進 』『 隆盛 』『 幸福 』の象徴とされている牛の年がやってきています。残念ながら、今回の騒乱がぱたりと止むことはないでしょう。しかし、徐々に徐々に終息していくことは確かだと思います。それは、人類が経験した感染症流行の終焉を見ても分かることです。牛の歩みのように、ゆっくりと、しかしながら着実にこの騒乱を鎮めていく。まさに、牛の年にふさわしい展開ではないでしょうか?牛は、人間と一緒に仕事をしてくれるパートナー。パートナーが主役の年ですから、今年以上に人が為す仕事はうまくいくはずですよ!なんて言っても、牛と人とはパートナーとしての付き合いが古いのですから。きっと、人が良き生活を送れるように、主役の年にその力を発揮してくれることでしょう。明るい年になりそうですね、来年は…。

 もちろん、次の国家試験を受験する方にも朗報はありますよ。牛は、一歩一歩確実にという本来あるべき試験対策の姿勢を象徴しているのですから。受験合格の神様、菅原道真公は丑年とのこと。そういった縁からも、牛は受験合格の神様である菅原道真公のお使いともいわれています。受験する人にとっては、まさにベストタイミングではないでしょうか?さらに『 前進 』『 隆盛 』『 幸福 』の象徴とされている訳ですから、言うことなしのラッキーな年になりますよ、絶対!

 薬進塾は、2021年で12年目を迎えることになります。そう、〝干支を一周〟することになるのです。そんな、〝干支を一周〟することになる年の干支が牛。そういえば、薬進塾も進みは遅くとも、一歩一歩、着実に歩んできた感があります。来年も塾生さんと一緒に、一歩一歩確実に試験対策を進めていく良きパートナーとなれるよう、講師・職員一同、切磋琢磨していきたいと思います。

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2020年も残すところあと僅かになりました。

本年も格別のご愛顧を賜り、厚くお礼申し上げます。

来年も誠心誠意努力する所存ですので、 より一層のご愛顧を賜りますよう、講師・職員一同心よりお願い申し上げます。 

 それでは、良いお年を!

 

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2020年12月26日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:ブログ 薬進する日々!!

【 か 】化学平衡

【 か 】

化学平衡

可逆反応において正反応と逆反応の速度が等しくなり、

見かけ上、反応が止まったように見える状態。  


① A⇄B  という反応のように、AがBに変化する反応と生成したBがAに戻る反応が、同時に
 進行する反応がある。このように、反応が右向きにも左向きにも進行する反応を、

 可逆反応という。

② 右に進む反応(A→B)を正反応、左に進む反応(A←B)を逆反応という。

③ 化学反応式の左辺(反応の前に存在する物質)を反応物、化学反応式の右辺(反応によって

 生成する物質)を生成物という。

④ 平衡が成り立つとA、Bそれぞれの濃度は一定になる(反応物も生成物も濃度変化が

 起こらなくなる)。

【 例題 】

 ① 化学平衡が成り立った状態とは、反応が止まった状態である。

  :反応が止まったように見える状態であり、反応は止まっていない。

 ② 化学平衡が成り立った状態とは、正反応と逆反応の速度が等しくなった状態である。

  :正反応と逆反応の速度が等しくなったため、反応が止まったように見える状態である。

 ③ 化学平衡が成り立っていると、反応物も生成物も濃度変化が起こらなくなる。

  :A⇄Bの反応において、単位時間当たりAがBになる量とBがAになる量が等しくなる
    ため、AもBも濃度変化が起こらず、一定量を維持することになる。

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2020年12月25日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:いろはに国家試験! ~ 物化生の基本用語 ~

【 わ 】ワクチン

【 わ 】

ワクチン

抗原として体内に接種する、無毒化または弱毒化された毒素や病原体。
人体に接種することにより、病原体やその毒素に対する抗体産生を促し、感染症に対する免疫を獲得させるために用いられる。

① 生ワクチン、不活化ワクチン、成分ワクチン、トキソイドの4種類がある。

② 生ワクチンは、病原性を弱めた生きた病原体を用いたもの。

 一方、不活化ワクチンは、死滅した病原体を用いる。

③ 成分ワクチンは、病原体からなるべく不要な部分を取り除き、抗体を産生するために必要な

 抗原のみを取り出し、用いるものである。

④ トキソイドは、無毒化した病原体の毒素である。毒性は失活しているが、抗原性は

 維持している。

【 例題 】

 ① ウイルスに対する生ワクチンは、接種後の免疫応答能を高めるため、天然に存在するウイ

  ルスの毒性をより高めたものである。

  :生ワクチンは、病原性を弱めたものである。弱毒生ワクチンともいう。

 ② トキソイドは、病原体が産生する毒素を免疫原性を残したまま無毒化したものである。

  : 毒性は失活しているが、抗原性は維持している。そのため、接種することにより、

    生体に抗毒素抗体を産生させることができる。

 

 

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2020年12月22日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:いろはに国家試験! ~ 物化生の基本用語 ~

保護中: 🎍年末年始のお知らせ

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2020年12月22日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:未分類

『 コロナを殺菌 』って、おかしいだろオイ!

2020/12/19

 暗くなるからコロナの話題は書かない。先日、そのようにブログで書かせていただいた。しかし、本ブログは日常的に、私が気になることをネタとして書かせていただいている訳で、そうなると、どうしてもコロナの話になってしまう。では、日常とはかけ離れたことをネタにすればいい訳で、当然ながら、そういった内容のブログもいくつかあることは確か。しかし、そうやたらとあるものではないし、そういったブログとて、私が関心を持ったからこそ書いたものであり、しかめっ面して無理やりひねり出して書いたわけではない。正直言えば、しかめっ面はなかったにしても、少々、力技で持っていったような感じのブログはいくつかある。しかし…無理やり考え出したブログネタというかブログは、正直面白みに欠ける感が無くもない。やはり、自然とすんなり書けるものの方が、それ相応の面白みというか深みがあるような気がする。

 以前、私が新人講師の研修を担当していた時の事。よく研修の中で『 自分がやり易い講義が、学生さんも聞いていて聞きやすい、分かり易い講義になる 』と話していたが、これと同じであろう。やたら力んでしまう方が、本来の力が出せない場合が多かったりする。ブログも、ねじり鉢巻きで、頭をひねりひねり書いていったモノよりも、頭に浮かんでくるものをスッススッスと書いていったモノの方が、出来がいいような気がする。『 頭に浮かんでくるものをスッススッスと書いていったモノ 』というよりは、良いものは書くことが次から次へと、スッススッスと流水のごとく湧き出してくる、頭の中に思い浮かんでくるといった感じである。だから、筆が止まらない。筆を休める暇がない。次から次へと溢れ出してくるネタを、〝書く〟という行為で処理していっているような、そんな感じなのである。『 ネタが溢れるスピード > 各スピード 』 といったところだろうか…。

 閑話休題。そこで、日常とはかけ離れたネタで書けばいいのだが、今はあまりいいのが思い浮かぶ状況ではない。では日常となると、コロナ関連…これは暗くてダメ…。んっ!?暗いからダメ。ならば…暗いことが本ブログの趣旨に反するものでダメなのだから、明るく・面白く書けば問題ないのではないか?しかし、ことは感染症に関わること。病気に関することを、明るく・面白く書くなどとんでもない話である。感染症に苦しんでいる方もいれば、命を亡くされている方もいらっしゃる。それを明るく・面白く書くなど、不謹慎極まりない話である。しかし…コロナのことを明るく・面白く書くことは不謹慎であっても、『 コロナに関わる人の言動 』に関してなら、問題ないのではないだろうか?

 こちとら、薬剤師国家試験予備校業界で、ン十年にわたって感染症と微生物(もちろんウイルスも含まれていることは言わずもがな)を教えてきている立場である。『 専門家 』などとは、とてもではないが言えるレベルではないが、少なくとも一般の方より専門的知識を持つレベルであることは確か。そんな立場から言わせていただくが、どうも世間には、コロナに関するおかしい情報と言うか、言動があふれていることは確かである。だったら、これを書けばいい。少なくとも〝おかしい情報〟を指摘するわけだから、啓もう活動に貢献することにもなるし、これなら非難される内容でもないのではないか?

 という訳で、私から見て真っ先に『 ? 』が付くのが、ハンドジェル等の売り場で見かける言葉。ポップ等に書いてあったりするのだが…『 コロナを殺菌 』なんていう言葉。う~ん…『 害獣を殺虫 』と言っているようなものだ…。まず、今、巷で騒がれている、通称〝(新型)コロナ〟は、ウイルスである。正式名称は『 Severe acute respiratory syndrome coronavirus 2 』といい、れっきとしたウイルスである。本ブログを読まれている方の中には、薬学関係者ではない方もいらっしゃるので、書かせていただくが、細菌とウイルスは全く別物である。『 別の生物なのですか? 』という声が聞こえてきそうだが…それもまた違う。ウイルスは生物ではないからである。ウイルスは生物ではない。だから殺すことはできない。生きていないものを、殺すことなどできるはずがない。『 ウイルスを殺す 』なんていう内容も、よく見かけるが…生きていない以上、殺すことはできない。当然、『 コロナを殺す 』というのもおかしい記述になる。

 細菌は生物である。だから殺すことができる。よって『 殺菌 』という言葉が生まれることになる。コロナはウイルスであり、細菌ではない。だから、『 コロナを殺菌 』言葉は、おかしいことになる。前述の『 害獣を殺虫 』という言葉と同じ矛盾のし方である。さらに…ウイルスは殺せない。だから『 コロナを殺菌 』という言葉は、そっち方面からもおかしいということになる。つまり、ダブルでおかしいということ。ある程度専門的知識を持っている私から見れば、『 ん~何とも不可解な… 』という思いである。

 『 コロナ菌 』などと、書かれている場合もあったりする。前述のように、今、巷で騒がれているのは『 Severe acute respiratory syndrome coronavirus 2 』という、れっきとしたウイルスであり、細菌ではない。もちろん、真菌でもない。だから『 コロナ 』に『 菌 』という文字をつけることは、おかしいということになる。まあ…『 トイプードル猫 』と言っているようなものだろうか?トイプードルは〝犬〟である。それに〝猫〟をつけて表すというのは、おかしい。そういった感じである。

 ブログを書くにあたって、とりあえず思い浮かんだのは、『 コロナを殺菌 』であるが、まだまだ日常的に『 ? 』と思ってしまうような言葉はいくつもある。言葉だけではなく、『 ? 』と思ってしまうような内容や行動も、いくつもある。しかし、ここでその内容(特にハンドジェル等の紹介内容、成分内容等)や行動(お上の行動から、一般人の行動まで)について触れてしまうと、またもや暗い内容になってしまうことは確かである。せっかく、明るく・面白く書こうとやってきたのに、ここでそれを覆しては、苦労も水の泡である。『 ? 』と思ってしまうような内容や行動に関しては、いずれそれが『 あんなことやっていたよなぁ~ 』と笑って話せる日が来るまでは、封印しておいた方がよさそうである。

 前述のように、今回、とりあえず思い浮かんだのが『 コロナを殺菌 』であるが、また何らかの明るく・面白く書ける言葉が、頭に浮かんだ日には、それを書きたいと思っている。しかし…その言葉が頭に浮かぶよりも先に、今回のこの騒動が収束する日の方が先に来てほしい想いである。先ほど、『 「あんなことやっていたよなぁ~」と笑って話せる日が来るまでは封印しておいた方がよさそうである 』と書かせていただいたが、その封印が解ける日が、1日も早く来ることを、心より待ちわびている…そんな心情なのである。

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2020年12月19日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:ブログ 薬進する日々!!

【 を(お) 】温度

【 を(お) 】

温度

物体の温かさ・冷たさを示す尺度


① 物質を構成している粒子(原子やイオン等)が、『 どのくらい激しく運動しているか 』を

 表すのが温度である。ちなみに、この運動が『 熱 』である。

② 普段、我々が使っている温度は摂氏(セルシウス度)で、単位は『 ℃ 』または『 度 』が

 用いられる。『 25℃ 』 『 25度 』という具合に用いられている。

③ 一方、熱力学や物理学で使われているのが、絶対温度。絶対温度の単位には、K(ケルビン)が

 用いられる。 K(ケルビン)は、国際単位系(SI)の基本単位の1つ(温度の単位)。

④ 絶対温度とセルシウス度の関係は、0℃が273.15K に相当する。絶対温度とセルシウス温度の

 目盛間隔は同じになる。

【 例題 】

 ① セルシウス温度の273℃は、絶対温度で表すと0Kである。

  :セルシウス温度の0℃が、絶対温度で表すと273Kである。

 ② ある温度Tを、摂氏温度(セルシウス温度)と絶対温度(熱力学的温度)とで表す場合、

  その数値は互いに異なるが、両者の温度目盛りの間隔は同じである。

  :摂氏温度(セルシウス温度)と絶対温度(熱力学的温度)の温度目盛りの間隔は
    同じである。よって、摂氏温度(セルシウス温度)に273を足した値が、絶対温度の

    値に相当することになる。

 

 

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2020年12月18日 | コメントは受け付けていません。 |

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【 る 】ルテオスカイリン

【 る 】

ルテオスカイリン

Penicillium islandicumによって産生されるマイコトキシン。

肝臓に障害を与え、肝硬変から肝臓がんを引き起こす性質がある。


① マイコトキシンは日本語で『 カビ毒 』。つまり、ルテオスカイリンは

 Penicillium islandicum というカビによって産生される、カビ毒である。

② Penicillium islandicum は、ルテオスカイリンの他にも、シクロクロロチンという

 マイコトキシンを生成する。

③ Penicillium islandicum は、黄変米の原因となる主要なカビである。

 黄変米とは、カビが繁殖した結果、黄色や橙色に変色した米のことである。

④ 戦後の食糧難の時代に、海外から大量の米が輸入され配給されていたが、

 輸入された米の中から、大量の黄変米が見つかり問題となった。

【 例題 】

 ① Penicillium islandicum は、ルテオスカイリンを産生する真菌である。

  Penicillium islandicum は、ほかにもシクロクロロチン、イスランジトキシンといった

    マイコトキシンを産生する。

 ② ルテオスカイリンは、腎臓毒であり腎糸球体に障害を引き起こす。

  :肝臓に障害を与え、肝硬変から肝臓がんを引き起こす。

 

 

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2020年12月15日 | コメントは受け付けていません。 |

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蛍光ペン、いつ捨てる?

2020/12/11

 仕事柄、蛍光ペンをよく使う。『 よく使う 』どころの話ではない。使わない日はないと言ってもいい。ブログでも何度か書かせていただいたが…私はかなり読書量が多い。読書量が多いというよりは、気に入った本を何冊か持ち歩き、気が向くたびに目を通しているといった感じ(もちろん購入量も多いが…)。で、気になる箇所があると…すかさず蛍光ペンで上からラインを引く。なので、私のお気に入りの本は、持ち歩く弊害でよれよれになっている場合が多く、中身は蛍光ペンでラインがたくさん引いてある…といった状況にある。

 もちろん、プリントを作る際、講義に関する内容の調べ物をする際にも、蛍光ペンは欠かせない。悩んで、探して、探して、目的とする内容が書いてある箇所を見つけるのは、この仕事の醍醐味の一つと言ってもいい。『 これだ~! 』と知りたい内容が書かれてある部分を探し当てた時は、感極まりないといったところ。さらに、そこに蛍光ペンでラインを引く時の嬉しさは、筆舌に尽くし難い喜びがあるといっても、決して過言ではない。というわけで、私が持っている講義に関する書籍も、蛍光ペンによるラインが所々に引いてあることになる。そんなわけで、私の場合は公私(?)ともども、本を開く都度、蛍光ペンを引いている…そんな感じである。

 という訳で、私が保有している蛍光ペンの数が多くなることは言わずもがな。いつも持参しているペンケースには、蛍光ペン7本が常備されている。それとは別に、塾のペン立てにも蛍光ペンは5~6本。白衣の胸ポケットにも、常に2、3本挿してあったりする。何故、そんなに多いのか?もちろん、線を引く内容によって色遣いを変えていることもあるが…。前述のように、やっとの思いで分からないことを探し当てた時。『これだ!』とその歓喜に一人沸いて、さあラインを引こうと蛍光ペンを手にしようとした、その時…蛍光ペンが無い…。まさに、拍子抜けである。タイミングを、完全に外されたといってもいい。そして蛍光ペンを探している間…その歓喜の熱が、徐々に徐々に冷めてしまうのである。せっかく湧き出した歓喜の熱。冷めやらぬうちに、蛍光ペンで勝利の刻印をと言わんばかりに、ラインを引こうとしているのに、肝心の勝利を刻むための道具がない…これは、とても悲しいことなのだ。だからこそ、その歓喜の熱、冷めやらぬうちに刻み込むためにも、蛍光ペンは手に届くところに置いておかなければならないのだ。

 ところが、この蛍光ペン。使っていて困ることがある。まあ蛍光ペンと一口に言っても、色々なものが市販されているのだが…。ここで、蛍光ペンのこだわりについて話をしたいところなのだが、本筋から少々逸脱してしまうので、それは横に置いておくとして…。市販されているほとんどの蛍光ペンが〝ツインマーカータイプ〟、つまりペンの片方に太いペン先(太いというよりかは幅広ペン先:文字上からラインを引くタイプの方)、もう片方には細いペン先が付いているタイプである。私は太いペン先というか、文字の上からラインを引くタイプのペン先の方が、圧倒的に使用頻度が高い。中には、細い方のペン先を一度も使ったことがないものまである。人にもよると思うが、ほとんどの人がそうではないだろうか?

 で、前述のように本を開く度に蛍光ペンで、ラインを引くことになるのだが…。『 ラインを引く 』ということは、『 インクを使ってラインを引いている 』訳であり、当然ながらラインを引くたびに、インクが消耗されていくことになる。引いているうちに『 そろそろインク切れかな… 』と思うことは、しばしばあるのだが…そんなことを思う度、ツインマーカーのもう一方、すなわち細い方のペン先と目が合うことになる。そして『 私がいるのよ?私はどうなるの… 』と囁きかけてくるのである、細い方のペン先が…。そこで細い方のペン先でラインを引いてみたりするのだが…まだ出る。細い方はまだ使えそうなのである。さあ、ここで困ったことになる。果たして、この蛍光ペンは処分するべきなのか?はたまた、まだ使うべきなのか?

 私はあまり、物が捨てられないタイプである。なので、ツインマーカーが〝シングルマーカー〟になっても、捨てられない。『 まあ、細い方も何かで使う事あるかもしれないし… 』という想いで、とっておくのだが…使わない…。まず、使うことがない。まあ、使用頻度が極端に低いだけなら、置いておくだけでも特に害はないのだが…。厄介なことが一つある。それは…本で調べ物をしているとき。『 これだ~! 』と思ってラインを引こうとする。本を読んでいるとき『 いいこと書いてある! 』と感じてラインを引こうとする。その時、手にした蛍光ペンが、件の〝シングルマーカー〟の蛍光ペン。熱き想いでラインを引こうとすると…その熱さと反比例するが如き薄く、掠れたなんとも寂しげなラインが出てきてしまう。拍子抜けどころの話ではない。熱き想いも一瞬にして吹っ飛ぶ悲しさ、やるせなさなのである。

 熱き想いを消さないためにも、〝シングルマーカー〟となった蛍光ペンは使用できないよう、処分した方がいいのだろうが…やはり『 私はまだ書けるのよ 』という、〝残ったシングル〟の方の声が聞こえてくるような気がして、どうにも処分できずにいる。

 両方同時にインク切れとは、ならないものだろうか?以前から、そう思っていたのだが…どうも、最近の蛍光ペンは、片方のインクが無くなると、もう片方のインクも無くなる場合が多いような気がする(あくまでも個人的見解)。もちろん、片方はほとんど使用していないのだが…。まあ、インクカートリッジは、どちらも共用で1本しか入っていないわけだから、それも当然と言えば当然なのだが…。しかし、以前の蛍光ペンは片方のインクがなくなっても、もう片方はばっちり使えるという状況が多かったと思う。そして、今もそういう『 ツインマーカーがシングルマーカーになってしまうタイプの蛍光ペン 』は少なくない。では、そういったタイプの蛍光ペンは、いつ捨てるべきなのだろうか?捨てずに取っておいても、前述のように弊害はあれど、益になることはあまりないと思う。かといって、書けるのに捨てるというのも、いささかもったいないというか、モノを粗末にしている感が拭えない…。

 そういった訳で、私の周りには〝シングルマーカー〟が、何気に多いのだが…。一体どうしたものやら…思案に明け暮れる日々である。やはり、たどり着く先は『 同時になくなってくれればいいのに… 』であるが、それもどうも身勝手な、わがままな意見であるような気がしなくもない。どうしたものかなと、思案に暮れる日々ではあるが…結局、思案に時間を費やせど良案は浮かばず、費やした時間分、またシングルマーカーが増えてしまう日々なのである。

 

 

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2020年12月11日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:ブログ 薬進する日々!!

【 ぬ 】ヌクレオチド

【 ぬ 】

ヌクレオチド

リン酸と糖、塩基が、一つずつ結合したもの。DNA、RNAの構成単位。


① 右図のように結合している。

② ヌクレオチドが連なったものをヌクレオチド鎖(ポリヌクレ

 オチド鎖)という。

③ DNAもRNAも、ヌクレオチドを構成単位としている。表現としては『 DNAやRNAは

 ヌクレオチドが直鎖状に連なるように結合した高分子化合物である 』となる。

④ DNAを構成するヌクレオチドの糖はデオキシリボースであり、塩基は、アデニン、グアニン、

 シトシン、チミンの4種類で構成される。

【 例題 】

 ① ヌクレオチドは糖、リン酸、塩基3つの部分からなる。

  正:上の図のように結合している。

 ② DNAはヌクレオチドが鎖状につながってできている。

  正:さらに、ポリヌクレオチド鎖が2本より合わさって二重らせん構造となっている。

 ③ DNAで使われている塩基はアデニン、チミン、シトシン、ウラシルの4種類である。

  誤:DNAで使われている塩基はアデニン、チミン、シトシン、グアニンの4種類である。

    ちなみに、RNAの塩基はアデニン、グアニン、シトシン、ウラシルの4種類になる。

 

 

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2020年12月11日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:いろはに国家試験! ~ 物化生の基本用語 ~

【 り 】リボソーム

【 り 】

リボソーム

全ての生物の細胞内に存在する、タンパク質合成の場として機能する構造体。

アミノ酸を結合させて、タンパク質を作る。


① タンパク質とリボソームRNAからなる。

② mRNAと結合しmRNAの情報に従い、アミノ酸を並べタンパク質を作る。

③ 小胞体に付着している付着リボソームは、主に細胞外に分泌されるタンパク質を合成する。

④ 細胞内にあるリソームとは一文字違いであるが、別のものである。

【 例題 】

 ① ほとんどの分泌タンパク質は、粗面小胞体上のリボソームで合成される。。

  正:リボソームが付いている小胞体を粗面小胞体という。

    付着リボソームは、主に細胞外に分泌されるタンパク質を合成する。

 ② クラミジアは、細胞壁をもつが、リボソームをもたない。

  誤:クラミジアは、リボソームをもつ。

    リボソームは、あらゆる生物の細胞内に存在する構造体である。

 

 

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2020年12月8日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:いろはに国家試験! ~ 物化生の基本用語 ~

立ち食いソバが食いたい! ~ 後編 ~ 

2020/12/04

 前回のブログの続き。立ち食いソバを利用する機会が多いことに何気に気が付いたのだが、では何故利用する機会が多いのだろうか?色々考えてみたところ、理由は大きく3つあると思われる。その一つが、店の数が多いことがあげられるということで、前回は書かせていただいた。今回はその続きである。

 立ち食いそばを利用する機会が多いのは、やはりその品数の多さも原因の一つであろう。立ち食いソバの特徴は、何といってもその品数の多さである。バラエティーに富むことこと、まさに百花繚乱の如し。普通、立ち食いソバ屋さん(以降、立ち食いソバ屋と書かせていただく)と言えば、丼ものがあったり、ご飯類があったり(稲荷ずし含む)、うどんはもちろんのこと、ラーメンもあったりするのだが…純粋にソバだけで考えた場合。それだけでも、かなりの種類のそばが存在しているのは確かである。今回はソバの話だけに、ブログの中では、全てソバだけでカウントさせていただく内容とさせていただく。

 私が知っている立ち食いソバ屋で、品数が少ない店がある。店主の方も、品数が少ないことは明言しており、店内にもそれに関する内容が書かれた紙が掲示されている。それでも、10品近くのソバがある。自他ともに認める『 ソバ数の少なさ 』なのに、それでも10品…。ちょっとした、カレー屋よりも品数は多いのではないだろうか?

 やはり、その品数の多さは〝トッピングスタイル〟であることが、大きな理由の一つだろう。かけソバがあるとする。これで、すでに一品である。そこに、何かをトッピングすることにより、バラエティーに富んだ様々なソバを生み出すことが可能なのだ。生卵をトッピングすれば月見ソバ。天かすをトッピングすれば、たぬきソバ。油揚げだとキツネソバ。ワカメならワカメソバ。山菜なら山菜ソバ、肉なら肉ソバ…と言うように、ある種『 トッピングする食材の数がソバの数 』と言えるほど、無数のソバを生み出すことができるのである。

 さらに…立ち食いソバ屋に、揚げ物はつきものである。揚げ物の無い立ち食いソバ屋は、皆無と判断しても差し障り無いと思う。『 揚げ物がない立ち食いソバ屋 』は『 ドリンクの置いていないコンビニ 』といっていいに等しい程の矛盾ある言葉であろう。少なくとも、私の人生経験からの判断では…。そして…この揚げ物の多さも、品数の多さを握っているカギと言える。揚げ物をトッピングした、いわゆる〝○天ソバ〟というヤツ。これが曲者である。イカ天、エビ天、チクワ天、かき揚げ…これだけでも、すでに4品目のソバが出来上がることになる。私が知っている立ち食いソバ屋には、他にもソーセージ点、春菊天、ナス店、タマネギ天、ゴボウ天、サツマイモ天、アジ天、ゲソ天、オキアミ天等、かなりの数の天ぷらが存在している。これらが、全てソバにトッピングされ、〝○天ソバ〟というソバに生まれ変わるのだ。その数が多くなるのも、至極当然の話である。そして、揚げ物の数だけソバがある…ということもいえることになる。

 ここで忘れてはいけないのは、揚げ物と言っても、全てが天ぷらではないという事。そう、いわゆる〝フライ系〟である。これも立ち食いソバを語る上では、欠かせないアイテムである。誰が言ったか、何で読んだかは忘れたが…『 コロッケソバを考えた人は天才である 』という言葉を聞いたことがある。私は食したことはないのだが、好きな人間に言わせれば絶品だそうである。『 立ち食いソバの通は、コロッケソバを頼む 』と、豪語している人もいるくらいだから、味も人気も相当なものなのだろう。私の友人が『 カレーコロッケを頼むんですよ。で、崩してツユに混ぜるとカレーソバっぽくなって…これがおいしいんですよ 』と言っていた。なるほど、トッピングを崩すことによって、ツユ自体の味も自分好みにアレンジすることができる。コロッケソバに関しても、崩してツユ自体の味をアレンジすることが書かれているものが多いが…それだけ好まれているという事だろう。単なるトッピング以外だけではなく、味も自分好みにアレンジできるとなれば、やはり利用する機会が多くなるのも必然の話である。

 もちろん、〝フライ系〟はコロッケだけではない。ただ〝フライ系〟に関しては、お店によりかなりバラつきがあるようである。コロッケは必須アイテムではあるみたいだが、他のフライで必須アイテムとなっているものは少ないようである。まあ、イカフライ、アジフライ、メンチカツがよく見かけるが…お店によってはハムカツ、白身フライ、中には串カツなんかをトッピングしてくれる店もあるようである。やはり、〝フライ系〟のトッピングだけでも、それ相応の数になることは間違いない。

 そして忘れてはならないのが、トッピングは1品とは限らないということ。私が好きなのは天玉ソバであるが…これなんかも『 月見+かき揚げ 』のWトッピングである。複数のトッピングをする人は、決して少なくない。実際、立ち食いソバ屋では『 イカ天とチクワ天 』『 春菊天とナス天 』などという言葉が平気で飛び交っている。ただでさえ多い揚げ物系のトッピング。それがブレンドされるとなると、その数は天文学的な数字になるといっても決して過言ではないだろう。

 さらに…カレー南蛮のように、つゆ自体を変化させることも可能である。玉子と言っても生卵だけではなく、ゆで卵や温泉卵、最近では味玉のトッピングもある。ツユ自体を変化させるトッピングにはカレー(カレー南蛮ではなくカレールーをかけるタイプ)やトロロがあったりもする。さらにさらに…そば自体も〝温〟〝冷〟の2タイプがある。つまり…トッピングで無数と言われたソバが、最後に『 その倍 』となるのだ。往年の名番組〝クイズダービー〟のラスト問題のごとき『 倍率ドン!さらに倍! 』である。その数が多くなるのも、至極当然のことと言えば、当然のことなのである。

 数が多ければ、飽きが来ない。毎日通っても、毎日違うものを食べることができるのだ。私は『 今日、何食べようかな? 』と考える時こそ、人間にとっての至福の一時だと思っている。そして、その〝何〟の数が多いほど、すなわち選択肢が多いほど、人はより幸せを感じることになる。何ソバを食べようかと、アレやコレや考える。お気に入りがある人は『 よし、今日はアレ食べよう! 』という思いで店に向かう。そして、当然ながら候補の数が多いほど、自分好みのものも見つけやすくなる。『 店の料理に自分が合わせる 』のではなく『 店の料理が自分に合わせてくれる 』のだ。やはりバリエーションの多さは、立ち食いソバ屋によく通うことになる、大きな、そして確固たる理由の一つであると思う。

 そして、立ち食いソバを利用する機会が多い3つ目の理由は…やはり、そば好きな人が多いということ。もしかすると、これが一番大きな理由ではないだろうか?何かで読んだのだが、やはり日本人は麺類が好きな民族とのこと。そんな中でも、昔から慣れ親しんでいるソバである。やはり、『 今日はソバでも食べようかな… 』と、フト思ってしまうことは、だれしも経験あることではないだろうか?ソバ屋の前を通って、出汁の香りに出会うと、誰もが『 いい匂いだなぁ… 』とホッとして、つい笑顔になってしまうのは、私だけではないはずである。温かいソバを目の前にして、嬉しく感じる。その汁(つゆ)の香りに、また嬉しくなってしまう。そして、そのソバを一口した時の嬉しさ。これもまた至福の時であることは、言うまでもない。

 このブログを書いていると、立ち食いそばが食べたくなってしまう。タイトルが『 立ち食いソバが食いたい 』で、その立ち食いソバが、世間様の状況により遠のいてしまっていることから始まったブログであるが…書いているうちに、余計『 喰いたい 』と思ってしまうようでは、どうにも困ったものである。しかし、それこそが立ち食いソバの魅力なのかもしれない。何はともあれ、以前のように気軽に立ち食いそばが食えるような状況に、早く戻ってもらいたいものである。何といっても、『 立ち食いそばを食う 』には〝至福の時〟が沢山含まれているのだから…。早くあの至福の時を、再び堪能したい。そう思っている次第なのである。

 

 

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2020年12月4日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:ブログ 薬進する日々!!

【 ち 】超音波診断法

【 ち 】

超音波診断法

超音波を体内に送信した場合、組織・臓器の境界面で超音波は反射する。

その反射した超音波をデータとして、臓器の形や大きさ、血流状態等を画像として描き出す診断法。


① 音波(音)が反射して返って来る現象をエコーという。そこで、超音波診断法はエコー診断とも

 呼ばれている。

② 超音波は、人間が聞こえる範囲の周波数(およそ20Hz~20kHzといわれている)を超える
 周波数を持つため聞こえない。もともと〝超音波〟とは、(人が)聞くことを目的としない音波の

 ことである。

③ 患者さんに苦痛をあたえる事なく非侵襲的であるため、小児や妊婦にも繰り返し検査が行える

 (放射線を使わないため被ばくがない)。

④ リアルタイムで画像が表示される。そのため、心臓の弁や腹腔内の臓器などの状態、血管・血流

 情報をリアルタイムで見ることができる。

【 例題 】

① 超音波診断法では、ヒトの可聴域の周波数をもつ音波が使用される。

 誤:超音波診断法では、ヒトの可聴域を超える周波数をもつ音波が使用される。

② 超音波診断法に用いられる超音波を受けると、人体に著しい影響が現れる

 誤:超音波は『人間の耳には聞こえない高い音』であり、それを身体に当てているだけなので、
   身体的な負担や危険性が及ぶことがほとんどなく、安全性の高い診断法である。

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2020年12月4日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:いろはに国家試験! ~ 物化生の基本用語 ~

【 と 】痘瘡

【 と 】

痘 瘡

別名、天然痘。痘瘡ウイルス(DNAウイルス)によって引き起こされる感染症。

感染症法による分類は1類感染症。


① 主な症状は高熱、全身の痛み、発疹。治癒しても、発疹のあとが痘痕(色素脱出を伴う

 へこみ傷:いわゆる〝あばた〟)として残るのが特徴。

② 主な感染経路は飛沫感染、接触感染。感染力が非常に強く、空気感染する場合もある。

③ ワクチン接種(種痘)により地球上から姿を消し、1980年にWHOは根絶宣言を出している。
 しかし、バイオテロ等で痘瘡ウイルスが使用される可能性があることから、2003年11月の感染

 症法の改正の際に、一類感染症に追加されることとなったた。

④ ワクチン(生ワクチン)はあるが特効薬はなく、治療は対症療法。

【 例題 】

 ① 痘そうの根絶により、種痘の定期接種は廃止された。

  正:我が国では1976年を最後に、痘瘡ワクチンの定期接種(種痘)は廃止されている。

    WHOによる天然痘根絶宣言により、1980年には法律的にも種痘は廃止された。

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 ② 感染経路はヒトからヒトへの飛沫感染が主であるが、患者の体液や汚染された寝具・衣類

  からの接触感染も起こる。

  正:痘瘡ウイルスは、非常に感染力が強い。天然痘患者のかさぶたの中には、感染性ウイルスが
    長期間存在しており、感染源となる。

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2020年12月1日 | コメントは受け付けていません。 |

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