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成績が上がらない人は ルールを守らない人。

 ルールを守らない学生さんが、増えている気がする。そして、そういった学生さんに限って、学力が芳しくない場合が多い。ついでに、成績も今一つ上がらないという場合が多かったりする。『 ルールを守らないことと、成績なんか関係あるの? 』と思った人もいるかもしれないが…実は、大いに関係ある。私の経験からも言えるし、理論的にも言える事である。

 まず、経験で言わせていただくなら…薬剤師国家試験予備校の学生さんをン十年見てきているが、ハッキリ言って、ルールを守らない学生さんの成績は芳しくない。例え芳しくない成績であっても、伸ばせばいいのだが…その成績も、伸びが今一つである場合がほとんど。手っ取り早く言わせていただくならば、受験生としてはよろしくはない状況…そういうことである。これに関しては、まず例外はなかったように思える。『 成績はいいんだけど…アイツはルールを守らないんだよなぁ… 』という学生さんは、一人も覚えていない。成績がいい学生さんはルールを守っている人が多い訳だから、そういう例外的な学生さんがいれば、必ず覚えているはずであるが、全くと言っていいほど覚えていない。『 チョット言動に問題があるなぁ 』という学生さんで、成績が良好な学生さんは何人もいた。しかし、言動に問題はあれど、ルールはそこそこ守っていたのである。つまりやるべきことはやり、守ることは守っていたということ。

 ルールというのは、何故あるのだろうか?簡潔に言ってしまえば、『 そのルールが無ければ、迷惑を被ってしまう人がいる 』からである。誰かが理不尽に困ってしまう状況になる。その困ってしまう状況が起こらないためにルールを設けている。人は一人で生きている訳ではない。社会という〝人の集まり〟の中で生きている。無人島で一人で生きていく分には、ルールなどいらないだろう。自分一人で好き勝手にやっていればいいのだから。しかし、こと社会で生きていくとなると話は別である。人との関わりがある以上『 自分一人で好き勝手に… 』という訳にいかないことは、これ然り。

 人というのは、皆、考え方や視点、立場が異なる生き物である。まあ、昨今は考え方も視点も、さして変わらない、つまらない人間ばかりになってきているようだが…閑話休題。私は『 人間というのは、誰しも自分にしか通用しない理論を持っているものだ 』とよく言うが、まさにこれであろう。人それぞれが、自分にしか通用しない理論を持って行動しているのだ。それ故、ぶつかってしまうことがあるのも、当然だろう。そのぶつかりによる被害を食い止める、または最小限にするためにルールというのが設けられている。ある意味『 相手も尊重するし、自分も尊重するためのもの。これがルールというもの 』そう考えることができると思う。

 従って、ルールを守らないということは、『 他人を尊重せずに、自分一人で好き勝手にやっている 』ということになる。他人とは『 自分以外の人(デジタル大辞泉より)』のことである。ルールを守らない人が予備校生の場合。当然、この『 自分以外の人 』の中には、講師も入ることになるのだが…。我々、薬剤師国家試験予備校の講師は、学生さんに合格するだけの学力を与えるために講義をし、指導をしている。もちろん、プロである以上、それ相応の指導技術は身につけているし、自分が行う講義に関する勉強も日夜続けている。まあ、昨今はそんなことお構いなしとばかりに、何もしていらっしゃらない〝講師とは呼べない講師〟が横行しているようではあるが…。閑話休題。真っ当な講師なら、それ相応の講義に関する知識を持ち、それ相応の指導力を持って、学生さんと接しているということになる。ルールを守らない学生さんは、意識してやっているかどうかはさておき、そういった講師の知識・指導力を尊重せずに、好き勝手にやっている…と言うこともできる。そして実際、ルールを守らない学生さん達は、その通りなのである。指導技術や講義に関する知識も身につけている講師を尊重せずに、自分で好き勝手にやっている。これでは、学力など上がるはずもないことは、言わずもがな。

 ルールには『 きまり 』という意味がある(デジタル大辞泉より)。我々講師陣が、学生さん達に言う『 こうして下さい 』『 これは、やっておいて下さい 』『 これは覚えておいて下さい 』も、ある意味〝きまり〟と言えば〝きまり〟であるからして、ルールと言えよう。しかし…ルールを守らない学生さんは、往々にして、こちらのルールも守らない。これでは、成績など上がるはずもない。何度も言わせていただくが、我々講師陣が、『 合格するために必要 』と判断したからこそ、『 こうして下さい 』『 これは、やっておいて下さい 』『 これは覚えておいて下さい 』と指導しているのである。その指導に従わないのなら…合格するために必要なモノが、欠けてしまうということになる。これでは〝受験生としてはよろしくはない状況〟となってしまうのも、致し方の無いことと言わざるを得ない。

 ルールを守らない人は、『 ルールがある。破ってやろう 』と意識して、ルールを守っていない訳ではない。では、何故守らないのだろうか?答は簡単。自分を優先しているからである。前述したように、人は自分にしか通用しない理論を持っている。その理論、絶対と優先してしまえば、ルールなど途端に意味を成さなくなってしまう。自分の理論と合わないものを排除する訳だから、当然、ルール無用となってしまうからである。そして、この行動が、講義や講師に対しても出てしまう。つまり…『 自分の思い通りの講義でないから… 』『 自分の気に入らない講師だから… 』と講義を放棄してしまうということ。自分の思い通りでなければイヤ。自分のやり方でなければイヤ。自分の思った通りの講師でなければ受け入れない。だから、講義も放棄するし、講師も放棄する。ルールを守らない人間は、結局はこういった行動をとってしまうことになる。そして、実際私が見てきた〝ルールを守らない学生さん〟は、そういう行動をとった人達ばかりであった。何度も言わせていただくが、これでは成績など上がる由もない。

 昨今は、ルールというモノをうるさいと思っている学生さんも増えてきている。そのルールが、とてつもなく遵守するのに難しいものであるなら話は別である。しかし、予備校の中でのルールなど、たかが知れている。ハッキリ言うが、小学生でも順守できるような内容である。『 カサはカサ立てに置きましょう 』『 空いている机に私物を置いて独占しないように 』といった具合である。これ位のルールなのに『 うるさいなぁ 』と不平不満を漏らす学生さんは少なくない。何が難しいことなのかと思うのだが…。そして、そのルールを守らなければ、誰かが不快な思いをしてしまうのだが…それが分からないようである。そして…やはり、そういった学生さんに限って、成績が芳しくないことも事実である。

 以前〝〝薬剤師として働くことが出来ない人〟が増えてきている。〟というブログでも、ルールを守らないことについて書かせてもらったことがある。昨今、職場のルールを守れずに、せっかく薬剤師の免許を取ったのに、薬剤師として勤めることができない人が増えてきている…といった内容である。人が集う所には、必ずルールがある。そのルールを守れないということは、『 人の集う所にはいられない 』ということである。それは薬剤師が働く所でも、例外ではない。つまり、結論としては…ルールを守れない人間は、学力も芳しくなければ、成績の伸びも今一つ。そして、念願の薬剤師になれたとしても、薬剤師として働くことができない…そういうことになる。全くもって、いいことなど一つもないのだから、やはりルールは守った方がいいと思う。さして、難しいルールではないのだから…。

 

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