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自分のことだけ考える。

 『 自分のことだけ考える 』と書かせていただくと、『 何という、とんでもないことを! 』と、お怒りになる方がいらっしゃるかもしれませんが…。私は、よく学生さんに『 自分のことだけ考えなさい 』と言います。何もこれは『 自分さえ、良ければいい 』と言っている訳ではありませんし、『 自分のために、他人の足を引っ張りなさい 』と言っている訳でもありません。確かに『 自分のことだけ考える 』という言葉自体、あまり良い意味で用いられていないのは確かです。しかし、こと試験対策においては、重要なことだと私は思っています。

 自分が合格しなければなりません。他人は関係ないのです。だから、自分が合格することだけを考える。試験対策というのは、そういうモノではないでしょうか?ここで間違えてほしくないのは…まあ、あえて言うまでもないと思いますが『 自分のことだけ考える=他人を蹴落とす 』ではないということ。どうも、この『 自分のことだけ考える 』という言葉自体…前述のように、悪い意味で用いられるというか、悪い意味として捉えられている場合が圧倒的に多いようです。そういう意味では、少々かわいそうな言葉だと思うのですが…。もちろん、私が言っている『 自分のことだけ考える 』という言葉も、『 他人を蹴落とす 』という意味ではないことは、お分かり頂けることと思います。

 自分が合格することだけを考える。試験対策というのは、そういうモノ。なのに、どうも〝自分のことを考えていない学生さん〟を、よく見かけます。というか、年々増えてきているような気もしなくはありません。自分が合格することを考えた場合…どう考えても、その環境は芳しくないはずなのですが…どうも、その場に身を置いてしまう。例えば…友達が誘うので、勉強せずに行動を共にしてしまう。不平不満、愚痴を垂れ流している中に自分も入って、同じく不平不満、愚痴を口にしてしまう。友達と一緒にいることによる安心感も分からなくはありませんが、自分が合格することを考えた場合…そういった環境に身を置くことは、芳しくない事であることは確かです。他人がどこに行こうと、不平不満や愚痴を口にしていようと、自分には関係ありません。合わせる必要など全くないのです。『 付き合わなければ悪いのかな… 』いえいえ、そういう時こそ、自分のことだけ考えればいいのです。人は人です。同じく自分は自分。人の行為やその行為の真意を考える必要はなく、自分のことだけ考えればいいのです。そう、自分が合格することだけを考えればいいのです。そして、そのためには、そういった場所に身を置くべきなのかどうなのかも、考えなければなりません。

 なかには『 そういう人達に注意して、「そういうことはしない方がいいよ」と指摘してあげるのが… 』という人が、いるやもしれません。しかし…そういった他人の行為を注意して導いてあげるほど、余裕はあるのでしょうか?自分のことだけで手いっぱい…それが本当のところではないでしょうか?確かに、芳しくないことをしている人に注意をして、正しい方向に促してあげることは大切なことです。しかし…それさえも、自分に余裕がある時の行為ではないでしょうか?ましてや相手はいい大人。本人が望んで、選んでそういった行為をしているのです。それに、とやかく言うのもどうでしょう?もちろん、第三者に対し、故意に明らかに迷惑をかけているような行為なら話は別です。しかし、第三者にではなく、自らの勉強そっちのけで何かをしたり、自らの勉強の足を引っ張る様な事をしている場合は、やはり、そのような行動をとっている人の自己責任。そういった行為をしている当事者の問題です。そういうことをやっている人達は、そういうことをやっている人達でやっていればいいのです。自分は自分のことだけを考えていればいい。そうではないでしょうか?

 時折、世話好き(?)な方が、他の学生さんのことを思ってアレコレしてやっている場合もありますが…そういう人に限って、自分のことに関しては手薄状態である場合がほとんど。中には、他の学生さんに何か問題が起きると、その渦中に飛び込んではアレやコレや動いている場合もあるようですが…単に、その問題の中で騒いでいたい〝野次馬根性的おせっかい〟であることも、よくある話。何か問題があると、『 面白いことが起きた 』とばかりに、渦中に飛び込んでは、色々としてやっているよう振る舞っていますが…よは、本人が楽しんでいるだけ。もちろん、楽しんでいる当のご本人は、〝人助け感〟に浸っているようですが…この場合も、本人のことは手薄になっている状況であることは、前述のとおり。人のことなど構っている余裕があるのでしょうかね?これも、『 自分のことだけ考える 』が、できていない例です。

 自分のことだけ考える。これは、『 自分で自分のことだけ考える 』ということになりますが…。自分のことだけ考えることができない人は、そのほとんどが〝人に流されてしまっている人〟であることも事実です。人に流されてしまっているから、誘われるから勉強もせずに行動を共にしてしまったり、自分も加わって不平不満、愚痴を口にしてしまうことになるのです。自分で自分を操縦することができない。自分で自分を操縦できなければ、自分のことだけ考えるなんていうことが、できる訳ありません。何と言っても、自分自身が無いのですから…。自分自身が無いからこそ、周りに流されてしまうのです。

 何かモノを選ぶ時においても、これは言えると思います。何度かブログにも書かせていただいたのですが、昨今は『 自分で選ぶ 』ということをしない学生さん(できない学生さん といった方が適切かもしれません)が、あまりにも多すぎます。選ぶということは『 自分で見聞きして、自分自身で考えて、自分自身で判断して、自分で選ぶ 』という4段階を経由しますが…どこかが抜けている…というか、全てそろっていない人も珍しくありません。予備校1つ選ぶにしても、参考書1つ選ぶにしても『 何故、それを選んだの? 』と聞くと、『 ○○さんが、行くっていうから… 』とか『 ○○さんが、いいって言ったから… 』と、どうも自分抜きで、判断を他人に依存している方が、ほとんどであることには驚かされます。ひどい場合には『 何故、それを選んだの? 』と聞くと、『 …何でだろう? 』と、その理由さえも分かっていないなんていう場合も…。こうなると『 この人の〝自分自身〟は、一体どこへ行ってしまったのやら… 』と、こちらが心配してしまう有様…。前述のように、自分のことだけ考えるといっても、肝心の〝自分自身〟が無いようなら…自分のことなぞ考えることも出来るはずないのは、言わずもがな…。

 薬剤師国家試験対策を行っている方。自分のことだけ考えて下さい。他の人のことを考えている暇などありませんよ。それに…自分の合格のことを第一に考えることは、受験生として当然のことではないでしょうか?受験生のご家族は、その受験生の合格のことだけを考えていますよ。それを思えば、自分のことだけ考えて試験対策を行っていくということが、如何に大切なことか分かるはずです。自分が自分のことを考ていなければ、自分の事だけを考えてくれている家族の人は、どういう思いをするでしょう?

 自分のことだけ考えて、真摯に試験対策に取り組めば、同じように真摯に試験対策に取り組んでいる人達のことが見えてきます。その人達のことも、考えてあげられるようになります。当ホームページの主任講師挨拶2018『 共鳴する試験対策 』で、次のようなことを書かせて頂きました。

 皆、必死に勉強しています。薬剤師国家試験合格に向けて…。『 薬剤師国家試験に合格する 』という思いは、皆、同じなのです。そして、そのために必死になっていることも同じなのです。同じ目的を持つ者が、同じく必死になっている。そう、皆〝自分と同じ人間〟なのです。だからこそ相手、すなわち他の塾生さんも見えてくるのです。 ~中略~ 自分と同じだから、相手の事が見えてくる。自分と同じ相手だからこそ、相手の事を分かってあげることが出来る。

 そう、自分のことだけをしっかりと考えていれば、『 自分さえよければいい 』という状況になることもなければ、『 自分のために、他人の足を引っ張る 』ようなことも『 他人を蹴落とす 』ようなことも、しないのです。相手のことも見えてくるのですから…。その結果、相手のことも考えて行動できるようになるのです。こういったことからも、『 自分のことだけ考える 』が悪いことではないことが、分かって頂けることと思います。

 試験対策、自分のことだけ考えてください。他の人は関係ないのです。他の人のことに構っている暇などないはずです。まずは自分大事で行動して下さい。そうすれば、他の人の事も見えてくるはずですから…。そして何よりも…まずは、自分が合格しなければなりません。他人は関係ありません。自分にとって益にならないと思えば、離れることも重要なことです。自分にとって害となるのならば、なおさら離れて一人になることも大切です。試験対策は、友達と仲良くするためにある訳ではありません。友達から嫌われないために、ある訳でもありません。合格するためにあるのです。そこの所をしっかりと認識して、自分のことだけ考えて、試験対策に取り組んでほしい。そう、思っている次第なのです。

 

 

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