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vs 睡魔

 我が薬進塾、8月16日から国家試験対策講座が始まりました。半年コースの塾生さんも加わり、国家試験対策に更に熱が入った次第です。

 1年コースの塾生さん達は、今まで基礎講座(5月14日~8月15日)を受講していた訳ですが、8月16日からは国家試験対策講座へとシフトする形に。当然、カリキュラムが異なるので、時間も基礎講座とは変わることになるのですが…。どうも、今までの時間と異なるリズムとなるせいか、まあ〝時差ボケ〟という訳ではありませんが、今一つしっくりいかないご様子。そのせいか、妙に眠気が襲って来るらしく、なかなか苦労している塾生さんもいらっしゃるようです。

 時間のリズムが変わらなくとも、講義中に眠気と戦っている塾生さんは、必ずいるものです。中には眠気に負けてしまい、眠ってしまう塾生さんもチラホラ。長い講師生活の中で、眠気と戦っている学生さんを何人見てきたことか…。同時に、眠っている学生さんを見かけたことなど、それこそ星の数…。

 まあ、そういう私も、学生時代は同じように睡魔と闘ったり、時には眠ってしまった事など数えきれないほどあります。もちろん、このブログを読んでいただいている方も、これ然りだと思います。『 学生時代は… 』と書かせて頂きましたが…現在も、講演等を聴講しにいった時など、眠気に襲われてしまうことは多々あります。やはり、いつになっても眠気とは無縁にならないということ。ある意味、眠気に対する問題は、人にとって解決することのない永遠の課題なのかもしれません。

 眠気のことを〝睡魔〟といったりもします。〝魔〟という字が付いていますが…。〝魔〟という字には『 人をまどわし、災いをもたらすもの。化け物(デジタル大辞泉より)』という意味があります。なるほど…確かに眠気は、『 勉強しよう、学ぼう 』と受講している人間を、『 眠ろう、眠ろう 』と惑わしていますね。その結果、聞き逃してしまい…災いをもたらすことなってしまいます。まさに化け物!睡魔と闘うということは、『 化け物と戦う 』ということになりますから、やはり大変なことには間違いありません。魔物と戦うなんて、ロールプレイングの勇者並みの活躍ですからね。そう考えれば、睡魔に負けてしまって、眠ってしまうのも、ある意味、致し方ないこと。しかし『 致し方ないこと 』で済ませる訳にもいきません。何といっても、その結果、『 講義内容を聞き漏らしてしまう 』という、災いがもたらされてしまうのですから。

 一般に、人間の三大欲求といわれているのが、〝食欲〟〝性欲〟そして〝睡眠欲〟。まあ、諸説紛々あるようですが…。一般的に言われていることから考えるに、睡眠に関しては、人間の〝欲〟の中でも、ベスト3に入るモノ、ということになります。まあ、それはそうでしょうね。眠らなければ、人は非常に危険な状態になってしまいますから。あのギネスブックも、現在、健康に対する影響が大きいことから断眠の世界記録は、認めていないそうです。眠らないというのは、それ位危険なこと。生物は、本能的に自分の生命を守ろうとする訳ですから、『 眠るための欲求を欲する 』というのも、当たり前と言えば当たり前の話。

 そう考えれば、眠くなってしまうことも、これまた致し方ないこと…となってしまいますが、これまた『 致し方ないこと 』で済ませる訳にもいきません。では、この魔物にどう対応すればいいのか?

 以前勤めていた予備校でのこと。講義中に眠くなってくると、コンパスの針で腕を刺す学生さんがいました。何と、この学生さんは女性!講義中、腕をコンパスの針で刺しているのを見て、当時、講師として経験の浅かった私は『 眠気覚ましなのだろうけど…そんなに自分の講義は眠くなるのか? 』と悩んだものでしたが…他の講師曰く『 誰の講義でもやっているよ 』とのことで、胸を撫で下ろしたのですが…それにしても、何と過激な対応というか、化け物の退治方か!自らの腕を傷つけるとは!まさに、ロールプレイングの勇者並みの行動と言えますが…あまり推奨できる行為ではない事も確かです。

 実は、私も現役時代、予備校の講義を受講して国家試験対策に備えていたのですが…やはり睡魔との闘いはありました。チョット時代が古い話になってしまいますが、その当時は飲み物は缶がメインで、今のようにペットボトルなどない時代。さらに缶入り飲料の飲み口というか開け口は、リングプルになっていました。リングプルとは『 環を引くと、ふた全体が取れるもの(デジタル大辞泉より)』で、缶から外れるタイプのフタのこと。当時は、このリングプル方式の缶飲料しかなかったのですが…私は講義中眠くなると、このリングプルで左手の甲を傷つけて眠気を覚ましていました。缶のフタですから、当然、金属な訳で、その金属の切り口部分で手の甲を切って眠気を覚ましていたのです。国家試験を受ける時に、左手を見ると手の甲が傷だらけ。その傷を見て『 コレだけ頑張ったんだから! 』と自分を励ましていたのを覚えています。もちろん、これも決して推奨できる〝眠気覚まし〟ではないので、真似をしないようにして下さい。まあ、もうリングプルタイプの缶飲料はありませんが(笑)。

 眠気覚ましと書かせて頂きましたが…現在も、塾生さんは色々な方法で眠気を覚まそうとしています。ミントの飴やガムを食したり、コーヒーを飲んだり、その方法は飲食に頼るものが多いようです。もっとも、それ以外の眠気覚ましとなると、講義中おおっぴらにできる内容ではないようですから、飲食に頼る眠気覚ましに頼ってしまうのも致し方ないこと。まあ裏を返せば、眠気覚ましを使うという行為には、『 眠ってしまってはいけない 』といった思いがあるということも確か。ある意味、やる気がある証拠とも言えるでしょう。実際、講義中、何のためらいもなく熟睡されている方もいらっしゃいますが、あまりやる気が感じられないのも、これまた確かなのです。『 合格するためには、講義をモノにしなければならない。そのためにも眠ってはいけない! 』と自分を奮い立たせている訳ですから、ある意味〝気力勝負〟ともいえるでしょう。敵も化け物ですから、なかなか侮れません。そうやって、受験生vs睡魔 の果てしなき戦いは、繰り広げられることになるのです。なるほど、確かに昔から『 如何に、受験生は睡魔と闘うか? 』が話題になることも多いですし、そのためのグッズや方法も世界的に色々と考案されています。古今東西、それほどこの戦いは壮絶なものなのです。まあ、コレといった決定打が無いことも、悲しいかな事実なのですが…。薬剤師国家試験受験生に限らず、やはり受験生にとって、睡魔という化け物との闘いは、古今東西、永遠の課題のようです。

 

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