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カバンの中は、大パニック!その魔物の餌食になるのは、次はあなたかもしれない…。

 毎年といっていいほど被害者が出る。物を学ぶ人間、特に予備校生にとっては、想像するだに恐ろしいほどの最悪事態。その被害者になった塾生さんは、皆、嘆き悲しむしかない…。何故なら取り返しのつかない事態だから…。その被害者なった者は、皆、その事態に騒ぎ立て、そして…諦め、嘆き悲しむしかない…。

 薬進塾は、薬剤師国家試験予備校であるがゆえ、塾生さんは皆、カバンを持って登校(登塾?)している。当然、カバンの中にはプリントや色々な教材が入っていることに。それも、ただの教材ではない。講義を受け、大事と思われている箇所には線が引かれ、講師が伝えた〝大事なこと〟が記載されているプリント、そしてそれらをまとめたノートでといった、〝世界に一つしかない、かけがえのない教材〟なのである。受験生にとっては、命の次に大事と言っても、決して過言ではない教材。それが…。

 今年も早速、一人犠牲者が出ている。その塾生さん(女性)、仮にMさんとしよう。Mさん、塾に来るや否や、こう口を開いた。『 カバンの中で、お茶がこぼれちゃって… 』。見るとMさんのカバンには大きく濡れた跡が…。電車の中で、カバンをひざに抱えていたのか、スカートも若干濡れているご様子。もちろん、そこまで濡れているということは、カバンの中は更なる洪水状態であることが十分予想される。予想通り、カバンの中は大変な状態。塾生さんも、その状況に嘆いてはいたが…幸い、プリントの中心部まで濡れてはおらず、端の部分が若干濡れている状況。とりあえず、教材自体にさしたる被害はないと、胸をなでおろしてはいたのだが…やはりプリントがダメージを受けた動揺は隠せないようであった。

 数年前は、登校中(登塾中?)にマグボトルのフタが、完全に開いてしまった塾生さん(女性)がいた。薬進塾に来るなり、『 お茶が!お茶が… 』と大騒ぎ。あまりの大騒ぎぶりに、初めは何が起こったのか理解できなかったのだが…言葉の端々から伝わる内容から、事の真相が分かった次第。その塾生さんの場合は、完全にフタが開いてしまっていたようで、カバンの中は惨憺たる状況。当然、プリントやらノートは端だけに限らず、その中央部分にまでも被害が及んでいた。プリント全体が、フニャフニャ状態で、ノートも水性ペンで書いた部分は滲んでいる。不謹慎な表現かもしれないが、大騒ぎするに値する被害…そう言える状況であったと思う。

 バッグの中は一つの世界である。その中で何かが氾濫するということは、やはり大変なことである。しかし…ハッキリ言わせていただくが、前者二人の被害は、まだそれほど甚大なものではない。確かに、プリントがびしょ濡れで、書いてある文字まで滲んでしまうとなると、その被害は小さいとは言えないだろう。しかし…前者二人のカバンの中で氾濫したものはお茶である。乾かせば、まだ何とかなる。多少のシミが残ったり、プリント・ノートがヨレヨレになったりもするが、今後の使用に関してはあまり問題はない(まあ水性ペンが滲んで読めなくなった所は、書き直すしかないが…)。しかし、これがお茶では無かったら…。

 昨年の塾生さん…正確に言うと103回合格者インタビューに応えてもらったTさん(合格インタビューが未だ掲載途中で大変申し訳なく思っている次第です)。彼女の場合こそ、最悪の〝パニック in カバン〟かもしれない。Tさんのカバンの中で漏れてしまったのは、何と〝サバ味噌〟!そう、お弁当のおかずがサバ味噌だったそうなのだが、タッパーのフタのしまりが今一つしっかりとしていなかったらしく、サバ味噌の汁がカバンの中に漏れ出してしまったのである。事件後にTさんの口から聞いて知ったのだが、やはり『 もう最悪でした 』と口にしていた。それはそうであろう。相手はサバ味噌だ。しかも、その汁だ。これほどの強敵もそういるものではない。それもそのはず、お茶と違い臭いが残るのだ。そう、あのサバ味噌の臭いが…。

 例えば、これがカレーであったらどうだろう?これも、相当に悲惨な状況となることは窺い知ることができる。匂いも当然残ることになるだろう。しかし、カレーの臭いである。そう悪くはない…と思われる。消しゴムにも〝カレーの香り〟というのがある。カレーの臭いの消しゴムがあるということは『 カレーの臭いを好む人がいる 』ということに他ならない。消しゴムを使いつつも、つい香りをかいでしまう。そんな〝好まれる香り〟なのだ。しかし、〝サバ味噌の香り〟と銘打った消しゴムはない。消しゴムを使いつつも、つい〝サバ味噌〟の香りをかいでしまう。そんな輩はいないだろう。ましてや、こういった消しゴムを使用するのは小学生と思われる。小学生が、授業中にサバ味噌の香りを好んで嗅いでいる…もし、そんな小学生がいるとしたら、歴戦の豪傑も汗ばむような、さぞや豪傑チックな小学生だろう。

 そんな臭いを持つサバ味噌の汁が、カバンの中で漏れてしまう。これほどの最悪事態も、そうはないだろう。幸いにしてTさんの場合、弁当袋に多大なる被害を及ぼしたものの、教材等の被害は小さく、廃棄したものは弁当袋だけに留まったそうである。ちなみに百均で購入した袋だそうで、まあ、そういった意味からも被害は小さかったと言える。やはり弁当は、袋に入れるに限る。先人の知恵とは恐るべきものだ。

 これが袋に入っていなかったとなると…かなり凄惨な状態になることは間違いない。鞄の中をいくら拭こうとも、相手はサバ味噌だ。カバンの中を地獄に貶める魔物としては、まさに最強最悪といっても過言ではない。教材等を汚す事もさることながら、恐るべしはその臭いだ。その武器である臭いを消すことなぞ、まず不可能に近い。おそらく、消臭剤等の効果もそう期待できないはず。だからと言って、カバンをおいそれと捨てる訳にもいかない。時を待っての、自然消臭に頼るほか無いだろう。下手をすれば国家試験会場まで、その臭いを持ち運ぶ事態にもなりかねない。なんとも恐ろしい限りである。こんな魔物の毒牙にだけは、かかりたくないものである。

 そして、なにより恐ろしいのは…これは誰にでも起こり得る、つまり誰もがその被害者になってしまう恐れがあるということ。そう、明日は我が身なのである。斯く言う私も、その被害にあったことがある。まあ、魔物としては弱小の部類に入るであろう〝お茶〟ではあったが…。弱小といえども、前述のように決してその被害は侮れるものではない。私の場合…私のカバンの中には、常時、本が2冊以上入っているのだが、その本がお茶を吸ってしまい、1.5倍くらいの厚さになってしまった。乾いても、紙のヨレヨレは治らず、何ともだらしない本の状態となってしまった(数年経過しているが、未だその被害本のだらしなさは解消されていない)。

 このブログを読んでいる方も、重々気をつけて欲しい。何故なら…誰がいつその魔物の被害者になるか分からないからだ。明日は我が身である。今日もどこかで…そして、今この時にも、どこかで被害者が生まれているかもしれないのだ。年齢性別に関わらず、誰もが被害にあってしまう…なんとも恐ろしい話ではないか?さすがに、最強と謳われているサバ味噌の毒牙にかかることは、めったにないにせよ、弱小のお茶や水程度の魔物なら、誰もがすぐにその被害者になってしまう可能性は十分ある。何と言っても、これからはマグボトルやペットボトルが汎用される季節。そうなると、弱小とは言え、これら魔物の被害に合われる人も、うなぎ上りになることは間違いないだろう。だからこそ、読者の皆さんには、この〝カバンの中の魔物〟には十分気をつけて欲しいと思っている次第なのだ。明日は、あなたがその魔物の餌食になるのかもしれないのだから…。

 

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