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2011年を表す漢字は「絆」

  毎年恒例、日本漢字能力検定協会が行う〝今年を表す漢字〟。2011年を表す漢字は「絆」でした。なんでも、全国から過去最多の49万6997通の応募があり、「絆」は最多の6万1453通(12.4%)だったそうで。2位は「災」、3位は「震」とのこと。私的には「おそらく絆になるんだろうな」と予感していました。やはり、こんな時世だからこそ明るく、元気になるような漢字が選ばれると思ったからです。確かに「絆」を再認識させられる年であったことは間違いありません。ただ、私的には今年を表す漢字は「震」ではないかと思っています。もちろん「絆」であることにケチをつける訳ではありません。自分なりに考えてみたところ「震」ではないかなと思ったのです。

 3月11日、まさに日本の大地が震えた〝東北地方太平洋沖地震〟。日本の歴史が変わったと言っていいほどの大震災を引き起こしました。私が今まで経験した地震の中で最も大きい地震でもありました(マグニチュード9.0は、日本国内において観測史上最大だそうですから、ほとんどの人が当てはまりますが…)。私は、薬進塾近くのディスカウントストアの7階で地震にあいましたが、地震の最中、横にしゃがんでいたお婆さんが「こんな大きい地震は、今まで生きてきて初めて」と震えながらつぶやいていたのを覚えています。地震は海をも震わせました。その津波の恐ろしさに、一体何人の人が身を震わせたことでしょう?そして、本当に多くの方が犠牲になりました。その悲しみに身を震わせた方も沢山、沢山いました。震災から9カ月。いまだ復旧対策が遅々として進んでいないことに対し、怒りに身を震わせる思いです。

 地震の結果、「福島第一原子力発電所事故」が起きることとなりましたが〝原子力発電所の危機〟〝放射性物質の恐怖〟に、多くの日本人が身を震わせることになりました。「原子力発電とは、そんなに危険なものだったのか?」と、改めてその危険性に身を震わせた方も多いのではないでしょうか?何ヵ月経っても終息が見えないこの事故。政府のやり方や、電力会社のあまりにも誠意のない対応…やはり怒りに身を震わせている方も多いことでしょう。

 そんな悲しい出来事の連鎖の中、ドイツで行われた2011 FIFA女子ワールドカップで、サッカー日本女子代表が初優勝!日本国中が、感激に身を震わせる出来事となりました。優勝が決まった瞬間、選手一同、そして佐々木監督もその嬉しさに身を震わせたことと思います。暗い、暗い事ばかりの日本。そんな日本にともった灯りの一つだと感じています。

 さらに、暗い事ばかりの日本にともった灯の一つに〝ブータン国王来日〟があると思います。その一挙一動から「この国王は、心の底から日本のことを心配してくれているんだなぁ」とういうことが、手に取るように分かりました。そして、日本のためにと国王がなされた数々のことに対し、ただただ感涙に身体を震わせるばかり。他国の被災地の鎮魂のために、わざわざ自分の国から僧侶を連れてきて、一緒に鎮魂の祈りを捧げるなんていう人が他にいるでしょうか?上に立つ人間、人から支持される人間とはこういうものなのだとつくづく感じました。日本のためにこのような献身的な振る舞いをなさった国王夫妻歓迎の宮中晩餐会を欠席した方がいました。そんな人が国の中枢である内閣に身を置いてるなんて、その恥ずかしさのあまり身を震わせる思いです。同じ「震える」でも、人が違うとこんなにも違う震え方になるものだと、つくづく感じる次第です。

 これ以外にも2011年の日本には「震」が沢山あったと思います。「震」とは「ふるえる」事ですが、震えるには次のような意味があります。

  1.細かく揺れ動く。震動する。

  2.寒さや激しい感情のために、からだが小刻みに動く。   「デジタル大辞泉」より

激しい感情のために、からだが小刻みに動く。確かに喜怒哀楽、どの感情でも震えることがあります。残念ながら2011年の日本では、怒哀で震えることは沢山あったものの、喜楽で身を震わせることは少なかったような気がします。そんな〝震えた年であった2011年〟も、残すところあと数日。頼むから、来年こそは喜びと、楽しみで身を震わせるような、素晴らしい年になってもらいたいものだと、心の底から願っている次第です。

 そして、これを読んでいる薬剤師国家試験受験者の皆さんが、合格の歓喜に身を震わせる年になってもらいたいと、これまた心の底から願っている次第であります。

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