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おせち料理は静かにするため!?

 この前、生まれて初めておせち料理を食べました。「えっ!?もう?」と思われた方も多いと思いますが…。理由は少々複雑になるので省かせていただきますが、所要によりおせち料理を食べることと相成ったのです。「もう食べることが出来るんですか?」とさらに思った方も多いことと思いますが…実は私もそれを思い「いまから注文して食べることが出来るんですか?」と、おせち料理を食べさせてくれた人に聞いたところ、「今からでも注文は可能だそうです」とのこと。文章からもお分かり頂けるように、私が食べたおせち料理は家庭で作ったおせち料理ではなく、通販で購入したおせち料理。前述のように、電話で早めに欲しいとその旨告げれば、今からでも送ってもらうことは可能だそうです。ちなみに、私がそのおせち料理を食べたのは11月下旬。その時期からでも、可能ということでした。私が食べたのは、某サイトの通販おせちランキング130週以上1位達成という、超人気おせち料理。そのためか、早めに注文をする人も多いとのこと。早めに注文…でも、おせち料理は新年に食べるのでは?早めに頼んでしまった場合、食材としてもつのだろうか?

 心配になって、さらに聞いてみたところ「このおせち料理、全部、冷凍で来るんですよ」とのこと。全部冷凍!自分が食べたのは3段重ねのおせち料理(15,000円だそうな:汗)。それが全部冷凍とな!〝数の子〟や〝スモークサーモンマリネ〟〝特製イカ明太和え〟なんていうのが冷凍なのは分かる。まあ〝かしくるみ〟や〝ココナツヨーグルト〟〝完熟梅甘露煮〟も分からなくない。しかし〝サンマ照焼〟や〝鯛潮焼〟〝鮭西京焼〟〝鶏照焼〟なんていう〝焼き物〟も冷凍なのか?そんなに何でもかんでも冷凍にしてしまえるのか?色々調べてみると、新型の急速冷凍機器を導入して、実験・味見を繰り返し今に至ったそうで、味は生おせちを販売していたときよりも向上しているとのこと。確かに、食べた後に〝冷凍〟と聞いたが、食べている間は何の違和感もなく、その美味しさに舌鼓を打っていた。作りたてを急速冷凍する事で、解凍後の劣化も非常に少なくする事が出来るのだそうだ。もちろん、冷凍なのでそのまま冷凍庫で保存することも可能で、その場合2週間はもつとのこと(解凍後の保存期間は1日間)。解凍方法は基本、低温解凍だそうで冷蔵庫の中や冷暗所でじっくり解凍していくというもの。おせちの種類やその解凍方法により、解凍時間が5~34時間位まであるようで、食べる時間を想定して、解凍を始めることになる。ん~…おせち料理といえど、中々近代的なものになった感じがするのは気のせいだろうか?おせち料理といえば、古式ゆかしい料理のような感じがしていたのだが…。

 文頭で「生まれて初めておせち料理を食べました」と書きましたが、この記述にある通り、実は私はその時までおせち料理を食べたことがなかったのです。私の出身地では、あまりおせち料理というものは普及していなかったように思います。さらに、私の実家がお店を経営していたこともあり、大晦日や正月も普通に営業していたため、おせち料理をつくる暇も、ノンビリ料理を食べる時間もありませんでした。よくドラマなんかで、おせち料理が出てきて皆で盛り上がるシーンを見ても、イメージがわかず「おせち料理というものは、そんなに特別で美味しい料理なのか」と思っていました。今回初めて食べてみたのですが「料理というより、これはオードブルだな」と思いましたね。まさに、酒がほしくなる一品(食べたのは45品の料理が入ったおせちでしたから、正しくは〝酒がほしくなる四十五品〟か?)でしたから。あの料理をつまみながら、一杯やって、正月をゆっくり過ごす…。何とも贅沢な正月の過ごし方ではないでしょうか?

 ゆっくり過ごす。外出を控え目にし、仕事からも少し離れる。それが、昔からある〝日本の正月の過ごし方〟だと思います。もともと、おせち料理は神様に捧げる食べ物だそうです。諸説紛々あるのですが、神様がお越しになる三ヶ日(もともと正月は、新しい年の神様である年神様が降りてこられる日)は、静かに、音を立てないために、家事を控えるのだそうです。そのため、三ヶ日は料理を控えるということで、大晦日のうちに料理を作っておき、三ヶ日はこれを食べて過ごす。それがおせち料理とのこと。「神様に捧げる」とか「神様を迎えている間は音を立てずに静かに過ごさなければならないから、大晦日のうちに作っておく」なんて、何とも日本らしい風習ではありませんか。まあ、今は前述のように通信販売でおせち料理を購入出来ますから、神様を迎えている間に物音をたてたり、騒がしくしたり、台所で煮炊きしなくてもいい状況になってますけどね。もっとも通信販売で購入しなくとも、昨今の日本は正月であろうともお店は営業しているのが現状。あえて家の中で物音を立てずとも、食べ物を得ることは出来ますし、もちろん食べに行くこともできるようになっています。家の中では、昔以上に「神様を迎えるので物音をたてたり、騒がしくしたりせず、家事も控えること」が出来ていると思いますが…前述のように、昨今は正月から色々なお店が賑やかに営業を始めているのが現状。正月三ヶ日の〝家の外〟は、昔に比べるとチョット騒がしくなっているのは確かなようです。正月からお店を利用できるのは、便利といえば便利なんでしょうけど…私的には昔のように、どの店もシャッターを下ろし、歩く人もまばらで静かな正月三ヶ日が好きなんですけどね。神様も「昔に比べ家の中は静かになったけど、外は随分と賑やかになったもんだ」なんて思っているんじゃないでしょうか(笑)?

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