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一生懸命やっている人を笑う資格は誰にもない。

 皆さんは御木本幸吉という方を知っていますか?真珠の装飾品で有名なミキモトの創始者であり、真珠の養殖とそのブランド化などで富を成し、真珠王とまで言われた方です。御木本幸吉と会ったエジソンは、贈り物として出された真珠を見つめこう言ったそうです。「これこそ、真の真珠です。私の研究所で出来なかったものが2つだけあります。一つはダイアモンド、もう一つは真珠です。あなたが動物学上からは不可能とされていた真珠を発明し完成されたことは、世界の驚異です」と。 

 真珠養殖の成功とそのブランド化などで財をなした御木本さんですが、もちろんその道のりは平坦なものではありませんでした。真珠の人工養殖を夢見て奔走していた御木本さんですが、初めのうちはみんなにバカにされ、笑われていました。初めのうちは何度やっても失敗。赤潮で海中のアコヤ貝(真珠をつくる貝)が全滅したこともありました。それでも、御木本さんはくじけずに、ひたすら真珠の養殖に全身全霊をかけて取り組んだのです。人々から「真珠バカ」と笑われながら、実験をくりかえしました。そして1893年7月、妻と実験しているアコヤ貝の中から真珠を見つけ出したのです。この時の真珠は半円真珠(ドーム状の真珠)でしたが、その後も研究を続け、ついに1905年に、真円真珠(皆さんがご存じのきれいに丸くなっている真珠)の養殖に成功しました。死んでもやろうと決心して15年、この時すでに47歳になっていたそうです。そんな御木本さんの言葉に、次のようなものがあります。

 

常識なんていうものは、ただの人間のいうことだ。そんなものをありがたがっていて、なんで偉くなれるのか。普通の人間が考えたり、したりすることをしていては普通の人間にさえなれない。御木本幸吉の常識は違う。おれはもっと偉いぞ。

 

 この言葉にある通り、当時彼のとった行動は、常識とは程遠いものでした。周りの人間は、真珠の養殖など狂気の沙汰と嘲ったそうです。でも、彼は成し遂げたのです。普通の人間が「常識的に考えて、そんなことは無理」とすることを、彼は「普通の人間が考えたり、したりすること」から逸した行動で、成功をつかみ取ったのです。周りの人間からどう思われようと、周りの人間から嘲われても、自分の信じることをただひたすら行ったのです。そして、成功をつかみ取ったのです。彼は、こんなことも言っています。

 

人はなにか一つのことに狂気にならなければ、とうてい人並み以上にはなれない。

 

周りはそんな彼をバカにしたのでしょう。でも、彼の言葉にあるように、一つのことに全身全霊で打ち込まなければ、人並み以上にはなれないのです。

 古今東西、一生懸命やっている人をバカにしたり、笑う人は沢山います。でも、それはどうなのでしょうか?誰かに迷惑かけているならまだしも、一生懸命に何かに打ち込むことは、笑いの対象にはならない行為だと思います。特に、最近〝一生懸命やっている人を笑う人間〟が多くなってきているように感じるのは、私だけでしょうか?どこか冷めた態度で、冷やかに物事を見る人間が増えてきていると思うのです。そういう人間は、得てして冷めた眼つきで、一生懸命になっている人間を冷ややかに批判している場合が往々にしてあるような気がします。まるで、一生懸命物事に取り組むことが恥ずかしい行為であるかのごとく。どこか上から目線で、一生懸命な人間を嘲ったり、バカにしているような行為をとる人間が増えてきているように思うのです。一生懸命物事に取り組むことは、決して恥ずかしい行為ではありません。先の御木本さんの言葉からすれば、一生懸命になるくらいでなければ、人並み以上にはなれないのです。大きなことを成すには、常識をありがたがっていてはいけないのです。むしろ「アイツ大丈夫か?」位に、周りから思われる位、全身全霊を込めて物事に取り組まなければならないのです。おそらく、それが出来ない人間が、冷めた眼つきで、一生懸命になっている人間を嘲っているのだと思います。周りから無謀と思われようとも、一生懸命物事に取り組む。なりふり構わず、自分の信じることに全身全霊掛けて取り組む。私は人間として素晴らしい行為だと思います。そして、そんな人を冷笑するような人間は、自分が一生懸命になることが出来ない悲しい人間なのだと思っています。

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