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「嫌いなものはありますか?」と聞かれた場合は、何と答えるか?

 先週のブログ内容は好き嫌いについてでした。好き嫌いについて、筆の赴くまま気の向くままに書かせてもらいましたが…。今週も、内容的には好き嫌いの話になるのですが、その趣は先週のものとは少々異なることになります。実は、先週のブログ執筆の際にも書こうかどうしようか迷ったのですが…。

 「嫌いな食べ物はありますか?」と聞かれた場合、果たしてどこまでが嫌いなものなのか悩むことが良くある。「嫌い」とはどこまでを言うのか?「食べることが出来ない」なのか「食べることは出来るが、あまり好きではない」も入れるのか?はたまた「『好きな食べ物』以外」を言うのか?「嫌いな食べ物はありますか?」と聞かれる場合は、往々にしてその相手と何か食べることになる場合が多いのだが…。〝食べることが出来ないモノ〟を答えた場合、相手が〝食べることは出来るが、あまり好きではないモノ〟を注文してしまう場合がある。まあ、あまり箸も進むわけがなく、相手が「食べないんですか?」などと聞いてくる。「あまり好きではないんですよね」などというと「嫌いって言わなかったじゃないですか」などという具合になってしまう。まあ「嫌いな食べ物はありますか?」と聞かれて、その問いに答えた訳だから、その答に属していない食べ物は「好き=食べられる」と見なされてもしょうがないのだが…なかなか困ったものである。

 以前、「嫌いな食べ物はありますか?」と聞かれ、私が嫌いなモノをほとんど言ったことがある。で、その相手と食事をしているうちに出てきたモノは…イナゴの佃煮。私はイナゴの佃煮は、全く問題なく食べることが出来る。まあ、私的に言わせてもらえば、単なる佃煮の1種類でしかない。しかしダメな人もいるのではないか?もしイナゴの佃煮も、「嫌いな食べ物はありますか?」と問われた時の選択肢の中に入っているならば、〝嫌いなモノ選択肢〟は膨大な数になるのではないか?雀やらカエルやら、蜂の子なんかもその選択肢に入ることになる。いった、どこまでを「嫌いな食べ物」の選択肢として加えねばならないのだろう?

 もしその選択肢が、世界の料理となった場合はさらに大変なことになる。例えばラオスやベトナム、タイ、中国なんかではタガメを普通に食べていたりする。じゃあ「嫌いなものはありせん」と答えた場合、タガメも食べることができるということになるのではないか?「そんな虫なんて…」と思ってはいけない。食文化の違いであって、タガメも立派に食糧の一つなのだ。自分たちが食べていないからといって、それを食料と見なさないというのは、あきらかに偏見だ。さらに視野を広げれば、蝙蝠を食している所もあれば、ナメクジを食している地域もあるし(注:ナメクジは寄生虫がいるので、加熱して食べる)、イモムシを食している地域もある。私の先輩なんかはウミガメが好物だったりする。子供の頃、良く捕って食べていたそうだ。「ウミガメ、美味しいんですか?」と聞いたら「バカだな、あんな美味いもんなんで食わないんだ」と罵られたこともある(ちなみに食していたのは子供の頃で現在は食べていないとのこと)。「どこ食べるんですか?」の問いには「全部食うよ。肉なんか美味いぞ」と答えていた。ということは「お肉は好きですか?」と聞かれた場合、ウミガメも選択肢に入れねばならないのだろうか?

 昔いた職場で、お土産にということで〝ワニジャーキー〟なるものをもらったことがある。その名の通り「ワニの肉のジャーキー」である。ハッキリ言うが、私の口には合わなかった。もっと私的にハッキリ言わせていただくならば「不味かった」となる。となると、「お肉好きですか?」と聞かれた場合「ワニはチョットダメですね」と答えなければならないのだろうか?おそらく、その答えを口にした瞬間、ほとんどの人が「こいつとは焼肉は食いに行かない方がいいかもしれない…」となるのではないだろうか?

 もちろん、ワニを食べる地域もある。もし外国人の方から「お肉は好きですか?」と聞かれた場合、「ワニはチョットダメですね」とか「カンガルーはあまり好きじゃないです」とか、答えねばならないのだろうか?「嫌いなものはありますか?」と聞かれたら、「タガメは嫌いですね」とか「イモムシは食べられないです」とも答えねばならないのだろうか?外国人の方だけではなく、日本人から聞かれた場合も同様に「蜂の子は生だとチョットダメですね」とか答えねばならないのだろうか?そう考えていくと、ブログ冒頭にある『「嫌いな食べ物はありますか?」と聞かれた場合、果たしてどこまでが嫌いなものなのか悩むことが良くある』となってしまうのだ。ことが食べ物だけに難しい問題である。ましてや、相手は気を使ってくれての質問である。そんな相手の心証を害してしまうような発言をするべきではない。こうなれば、こちらに気を使ってくれていることよろしく「好きな食べ物はですね…」と、趣旨をとり変えて、自分の好きなモノを言ってしまうのが一番いい方法なのかもしれない。相手の心証も害すことなく、さらに自分の好きなモノが食べられるのだから、こんな良い答は他にはないような気がする。チョット、ずうずうしく我ままな答ではあるかもしれないが…。

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