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アメリカンドッグの味よ、再び!

 以前『 チョコバナナの可能性は如何なるものか? 』というブログの中でも書かせてもらったのだが、私は祭りが好きである。そして『 何よりも祭りにつきものである屋台が大好きなのだ。例え、普段手に入る食べ物であろうと、祭りの屋台で買って食べるモノは、その美味しさも一入である 』と書かせてもらったように、祭りで売っている食べ物が大好きである。昔から祭りの屋台の定番である、たこ焼きやお好み焼きはもちろんのこと、最近は和牛串焼きなどという、新参メニューを目にする機会も多くなっている。何ともバラエティー色豊かな『 祭り食 』となっているのだが、前々から一つ気になることがある。ホットドッグ屋が見当たらない…。

 後年になって気が付いたのだが…アレは〝ホットドッグ〟という名前ではないらしい。正式名称というか最近の呼称では〝アメリカンドッグ〟または〝フレンチドッグ〟というそうである。串に刺さったソーセージに衣がついて揚げられているアレである。私が子供の頃は、皆〝ホットドッグ〟と呼んでいた。お祭りや海水浴場での屋台では、子供たちから物凄く人気があり、かくいう私も大好物であった。しかし、いつの頃からか、お祭りの屋台で見かけることが無くなってしまった。それと並行するかのように、スーパー・コンビニ等でそのホットドッグと称する食べ物を見かけるようになったのだが…名前は〝ホットドッグ〟ではなく〝アメリカンドッグ〟になっていた…。

 そのアメリカンドッグ。名前だけではなく味もすっかり変わってしまったようである。私が子供の頃に食べていたアメリカンドッグ(旧名ホットドッグ)は、中のソーセージが魚肉ソーセージだった。魚肉ソーセージに割り箸が刺さったモノに衣をつけて揚げる。衣はホットケーキの粉(ホットケーキミックス)なのは同じであるが、私が子供の頃食べていたアメリカンドッグは、衣が薄められていて非常にカリッとした仕上がりになっていた。恐らく、経費削減のための希釈措置なのであろうが、それが功を成し、大変おいしい仕上がりとなっていた。カリッとした仕上がりにほのかな甘さ…何が功を奏すのか分からないものである。

 現在、一般的に広く販売されている〝新アメリカンドッグ〟は、中のソーセージが魚肉ではなく、鳥獣類の挽肉を使った、これまた一般的に〝ソーセージ〟と呼ばれているものを使用している。そのソーセージに刺さっているのも、これまた豪勢な〝太めの串〟である。間違っても割り箸(それも割られた1本)が刺さっていたりはしない。衣もの方も、ホットケーキの粉をふんだんに使っているのか、厚くふっくらしたものとなっている。以前のものよりも、贅沢な作りとなっていると言えるかもしれない。しかし…少々重たく感じるのは私だけだろうか?一般的なソーセージは、肉汁がジューシーである。アメリカンドッグに使われているソレとて例外ではない。そこに、ホットケーキの粉をふんだんに使った、厚くふっくらした衣がついている。衣だけでもしっかりと甘く、十分な美味しさだ。この2つの食材に、当然かけるであろうケチャップの味を含めるとなると…私的には味が濃いというか、いささか重たいものに感じてしまうのだ。『 子供の頃の思い出として、昔の方が美味しく感じられるのではないか? 』という方もいらっしゃるかもしれないが…先ほど『 それと並行するかのように、スーパー・コンビニ等でそのアメリカンドッグと称する食べ物を見かけるようになった 』と書かせてもらったが、私が中学生の頃はちょうどその並行時期で、新旧どちらのアメリカンドッグも存在していた。当然、どちらも同じ時期に食していたのだが…やはり、新アメリカンドッグは味が濃いというか、いささか重たいように感じていた。

 個人的には、魚肉ソーセージに薄い衣がついている〝旧アメリカンドッグ〟の方が好きである。魚肉ソーセージが一本使われているので、現在のアメリカンドッグと比べて1.5倍以上の大きさはある。衣も薄くカリッとしているので、衣の味が前面に出ることもない。油で揚げられてはいるが、表面の衣だけが油に接しているので、中の魚肉ソーセージはホクホクであり、より一層、魚肉ソーセージの味が引き立てられている。カリッとした感触に、ほのかなホットケーキの甘みを感じつつも、ホクホクとした魚肉ソーセージを堪能する。それにケチャップの酸味のアクセントが入り、なんとも言えない至極の味わいが奏でられることになる。

 チープな食べ物と言えばそうかもしれない。しかし、美味しいのは事実である。最近はこういう〝素朴な食べ物〟が少なくなってきているよう思える。豪華な食材を使って、豪勢に仕上げられた料理も確かに美味しいのだが…。チープさが生み出した美味しさ。これもある種、至極の美味しさではないだろうか?しばらく、この至極の美味しさを味わっていないのだが…。あの頃は確か1本100円であったと思う。こんなことなら、一気に3本くらいまとめて買って、しっかりと味を堪能しておけばよかったと、いささか後悔している。まあ、大人になった今だからこそ、できることではあるのだが…。どこぞで、この旧アメリカンドッグを食することはできないものであろうか?何としても、あのチープなそして豪勢な味を堪能してみたい…そう思っている次第である。

 

 

 

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