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何とも、ほほえましいぞ!

 先日、出張で大阪の方に行ってまいりました。大阪に行くのは、なんだかんだで2年ぶり。以前在籍していた職場では、講義の関係で月に2、3日は大阪に行く日々を送っておりました。その時は1年間トータルで考えた場合、実家にいるよりも、大阪で過ごす日々の方が多い状況。ですから、大阪の街というのも、私にとっては非常に馴染みのある街の一つなのです。今回久々の大阪ということもあり、あっちに行ったりこっちに行ったりと、大阪の街を堪能してきた次第で。もちろん、何年も大阪通いをしていたわけですから、〝行きつけの店〟があるのも至極当然のこと。その店はいまだ健在ですので、そちらにも行って、しっかりと大阪の〝懐かしの味〟を堪能してきました。

 で、大阪までの道のりは、新幹線を使うことになったのですが…。私はいつも、座席は〝E席(二人掛け窓側)〟を利用しています。まあ、ぶっちゃけて言いますが、酒飲みの私のとって、新幹線の中というのは〝移動する居酒屋〟(もちろん「着いたら仕事」なんて時は、お酒は飲みませんよ:笑)。旅行好きの私にとって、流れる景色を見ながらの一杯はこれまた格別!ましてや〝駅弁好き〟の私にとっては、駅弁をつまみながらの一杯は格別さも一入!ゆったりとしたシートで、美味しいものをつまみながら、美味しいお酒を飲んで、流れる日本の風景を見るなんていうのは、まさに贅沢至極の一言に尽きます。わたしの幸せって簡単ですね()。でも、ホントにたまりません。

 で、先日も大阪から帰京する際に〝新幹線居酒屋〟で、焼売をつまみつつビールを嗜んでおりました。ちょうどほろ酔い加減となった頃、京都駅に着いたのですが…。私の前の席に、ちょっとお洒落な格好をしたお婆さんが一人やってきて座ったのです(ちなみに私は毎回指定席を利用します)。「前の座席空いていたんだ…」位に思って、何気に窓の外に目をやると…チョット頑固そうな、昔堅気な感じのお爺さんが。私の前の座席、すなわちお婆さんの座った座席の窓の外に立って、ちょっと頑固そうな顔で新幹線の中を見ていました。何やら、お婆さんとアイコンタクトを交わしているようで、まあ感じとしては「じゃあ、気をつけていってこいよ」的な雰囲気でした。お爺さんの手には車の鍵が握られていましたので、おそらくお婆さんを車で送ってきたのでしょう。「ああ、ご夫婦か…」と思って何気にお爺さんを見ていたのですが…。なんとも手持無沙汰な感じで、目線があちこちに…。時たま、お婆さんを見るのですが、またすぐに目線はあちらこちらに。そんな、お爺さんを見ていて、私は何ともほほえましい気分になりました。お婆さんを見送りに来たのはいいけど、お爺さん本人としては恥ずかしいのでしょうね。まあ前述のように〝如何にも昔堅気な気難しい頑固爺さん〟って感じの方でしたから()。でも、見ている限り「お婆さんのことを大事に思っているんだろうナァ」というのが、ひしひしと伝わってきました。新幹線が動き始めると、お婆さんを見ながら「じゃあ」の一言。もちろん聞こえませんでしたが、口の動きで分かりました。何ともほほえましい光景だなぁ…と、しみじみ思いましたね。お年を召されたご夫婦なんですが、お互いのことを思っていることが手に取るように分かりましたから。「お年を召されたご夫婦なんですが」と書きましたが、相手のことを思う気持ちに年齢は関係ないはず。でも、なかなかそんな光景は見られませんからね。「相手のことを思う気持ち」を見られたことは、何とも心温まるものでありました。ゆったりとしたシートで、美味しいものをつまみながら、美味しいお酒を飲んで、ほほえましい光景を目にすることが出来て、何とも贅沢な出張帰りとあいなりました。

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