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思い通りにならないことに、如何に自分を合わせていくかも、国試合格には必要な要因なのです!

 世の中には思い通りにならないことは沢山あります。例えば、先日皆さんを悩ませた積雪のように、気象というものは思い通りにはなってくれません。当然、それに伴う交通機関の乱れに関しても、自分の思い通りにはなってくれません。時間も思い通りにはなりません。誰しも1日は24時間です。ある人だけが1日36時間ある訳ではなく、誰もが1日は24時間しか与えられていません。

 気象や時間といった、自然界に関わることは当然ですが、人間界にも思い通りにならないことは沢山あります。お酒を飲んだ後、帰途につく時、車を運転して帰ることは出来ません。これは、人間同士が生きていく中で決められたルール(それを法律と呼んでいますが)だからです。自分がどうであろうと、人として社会の中で生きていく上では、そのルールを守らなければなりません。そのルールと自分の思いが違ったところで、そのルールの方が優先されなければなりません。これも「自分はこうしたいんだ」と思っても、そのルールが優先される訳ですから、その通りにはならないのは当然です。

 講師という仕事を長く続けていると、「自分の思い通りでなければイヤ」という学生さんと出会うことが多々あります。昨今は、そういった学生さんが増えてきていることも事実です。わが薬進塾もさることながら、私が今まで勤務していた学校にも当然のことながらルール・やり方があります。もちろん、そのルールは学校側が運営する上で、そして学生さんの学習効率、色々な学生さんの立場、はては合格へ導くという事を十分に考慮された結果、作成されたものです。だからといって、何でもかんでも学生さんの思い通りになるように作成されているわけではありません。学校も運営していくとういう宿命を背負っている訳ですから、その制約を十分考慮した上でのルール・やり方ということになります。

 このルール・やり方に対して、苦情を言ってくる学生さんがいます。まあ苦情とまではいかなくとも「こうなりませんか?」程度に聞いてくる学生さんはよくいますし、対応できることであればそのようにしてあげるのですが…。もちろん、対応できないようなことも中にはあり、事情を説明し「チョットそれは難しいかな」なん伝えるのですが…「分かりました」とすんなり分かってくれる学生さんもいるのですが(といいますか、昔はほとんどの学生さんがこのタイプでした)、中には全くと言っていいほど引きさがらない学生さんもいます。自分の言っている事が、いかに正しいことか、理論的なことかを力説してくれるのですが…前述のように、ルール・やり方は通り一遍のモノではなく、色々な要因が複雑に絡み合った結果作成されたものです。その学生さんの意見は、あくまでもその学生さんの立場で考えてのものです。どんなにその理屈が正しかろうが、あくまでも個人的な理論でしかありません。ルール・やり方は、多くの人、多くの事象が絡み合って作られたものです。飲酒運転の話にしてもそうです。「これ位なら自分は運転できる」と思っていても、それはその人の理屈でしかないのです。『自分が正しい』と思うことも大切ですが『自分以外の正解もある』と思うことは、もっともっと大切なことなのです。

 国家試験の問題にしても同じことが言えます。よく『この問題はこうだから、好きじゃない』とか『ここが、こうだと分かるのに』なんていう学生さんがいますが・・・残念ながら、国家試験で問われる内容こそ、思い通りにならないものの筆頭といってもいいでしょう。自分が思ったとおりに出題されるなんていうことは、まずありえませんから。たとえ自分が理解している内容であろうとも、自分とはまったく異なる視点から出題されるなんていうことは、国家試験では日常茶飯事です。だからこそ、自分の思い通りにならないことにも対処していかなければならないのです。国家試験の内容もさることながら、試験会場、その環境も自分の思い通りではないかもしれません。一番前の席かもしれませんし、照明が思ったよりも暗いかもしれません。それでも、試験を受けて合格しなければならないのです。例え自分の思い通りではない環境であっても、合格しなければならないのです。『あの席が○○だったから・・・』なんていう泣き言が通用すると思いますか?大学や予備校では、もしかすると通用するかもしれません。しかし、国家試験ではそんなことは通用しません。自分の思い通りの環境でなくとも合格する。それが求められているのが、国家試験なのです。私はよく言います。『実力とは、自分がもっとも不利な条件で出せる力のこと』だと。どのような条件であれ、それが自分のもっとも不利な条件であったとしても、その条件の中で、自分の出せる最大限の力を引き出すことが出来る。これが大事なことなのだと思うのです。そこのところをしっかりと肝に銘じて、国家試験に臨んで欲しいと思っている次第であります。

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