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餅は餅屋:分かっている人間に任せるのが一番ですよ。

 この仕事を長く続けていますと、どうも斜に構えているというか、我々講師の指導に従ってくれない学生さんがいたりします。確かに、その人なりのこだわりというか、やり方というものがあるのは分かりますし、そっちの方がやり易い場合もあるでしょう。しかし、我々講師の目から見て「その方法はチョット止めた方が…」なんてことも、しばしばあったりするのです。その時は「ソレはやめて、こうした方が…」なんて指導するのですが、聞く耳持たないことも…なんていうことも、これまたしばしばあったりするのです。

 「餅は餅屋」という言葉をご存知ですか?「物事はそれぞれの専門家に任せるのがよい」という意味です。チョット前は師走でしたが、江戸時代には師走になると、かまど、せいろ、臼、杵、薪など〝餅道具一式〟を担いで、家々の庭先で餅つきをして歩く業者がいたとのこと。あれでいて餅というのは中々仕上げるのが大変な食べ物。見た目には何気に簡単そうに見えても、オイソレとは上手く出来上がらないものなのです。素人が見た目だけで判断して、同じコトをやったとしても、やはり餅屋のように上手くいくはずが無いのは、当たり前の話なのです。

 全くの素人がそうであっても厄介なのに、もっと厄介なのが「ちょっと、かじった位で分かっている気になっているヒト」。また悪いことに、そういう人はてんでお門違いの畑で、そこそこやっていたもんだから「私は以前○○で…」なんて昔の功績とも呼べない経験を、水戸黄門の印籠よろしく掲げあげている場合が多々あるのです。で、そういう方に限って「私は昔こうこうやっていた、だから…」なんて、これまたてんで見当違いのご意見をもっともらしく語り始めたりするのです。そういう人の話を聞くたびに、私はいつもこう思うのです。『「私は以前バレーボールをやっていました。だからサッカーも出来ます。同じ球技なんだから…」といっているようなもんだな…』と。ルールも違えば、人数も違う。球も違えば、場所も違う…。ただ球技というだけが共通点。なのに「球技つながりだからバレーボールもサッカーも同じ。バレーボールをやっていたから、それはサッカーにも言える」と言っているのです。どうです?呆れませんか?でも、いるんですよ、こういう人が。知らないなら知らないで口を出さなきゃ良いのに…。もっとも、知っている人間から見れば、そういう人がどんなに水戸黄門の印籠を掲げようとも、愚の骨頂にしか見えないのですが…。苦笑いしているこちらの顔なんか読み取ることなど出来るわけも無く、必死に「バレーボール=サッカー論」を展開している姿は哀れなものです…。まあ、そういう人には何を言っても無駄なんですよね。「こっちは餅屋なんですよ」と言ったところで「餅屋じゃないからこそ、分かることもあるんだ!」なんて屁理屈で返してくるんですから…。

 さすがに学生さんには、ここまでの人はいませんが(笑)。ただ、やはりこちらは「薬剤師国家試験対策のプロ」な訳ですから、チョット失礼な言い方ですが「薬剤師国家試験対策の素人」である学生さんよりは、試験対策としては適切なやり方を指導できるとは思いますよ。前述のように『バレーボールやっていたからサッカーの指導も出来る』というのとは訳が違いますからね(笑)。ちゃんと「薬剤師国家試験の学習指導」を何年もやってきて、それを踏まえた上での指導ですから(最近は他の国家試験対策の学習指導もしていますが…)。やはり「餅は餅屋」、分かっている人間に任せるのが一番だと思いますよ。餅屋ではない素人や、ちょっとかじっただけの人が見た目だけで判断して、同じコトをやったとしても、やはり餅屋のように上手くいくはずが無いのは、当たり前の話です。「生兵法は怪我の基」なんて諺もありますからご注意をば!

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