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チョコバナナの可能性は如何なるものか?

 先日、私が住んでいる街で毎年恒例の夏祭りがあった。私は祭りが好きである。何と言っても、あの開放感がたまらない。「今日は特別な日。チョットはしゃぎ過ぎちゃっても、無礼講」的な開放感が大好きなのだ。さらに夏祭りとくれば、夏という季節が持つ開放感も加わり、その〝開放さ〟も一入である。そして、何よりも祭りにつきものである屋台が大好きなのだ。例え、普段手に入る食べ物であろうと、祭りの屋台で買って食べるモノは、その美味しさも一入である。私的に言わせてもらえば、たこ焼きなんかは、屋台のたこ焼きの方が圧倒的に美味しく感じる。お好み焼きも然りである。ただでさえ目出度いのに、普段食べられない美味しいものが手に入る日。酒飲みの私にとっては、まさに最高の日である。そこで、毎年私はこの祭りの日には、屋台のモノをつまみに昼からビールを呷る(あおる)という酒池肉林の1日を過ごすことにしている。「屋台の食べ物をつまみに、昼からビールを呷ること」が、私にとっては酒池肉林…私の幸せというのは、何と簡単なことなんだろう!話は横道にそれたが…最近の祭りでは、和牛を串に刺して焼いたものや、色々な海鮮物を串に刺して焼いたものなんかも売っていたりする。酒のつまみに適していること、この上ない代物だ。そういった理由で、最近の私の〝年に一度の酒池肉林の日〟はさらに充実したものとなっているのである。

 和牛串焼きなどという、新参メニューを目にする機会も多くなった祭りであるが、もちろん昔からよく見かける屋台もいくつか健在している。前述したたこ焼きなんかは、昔から祭りの屋台で定番であるし、イカ焼きや焼き鳥なんていうのも昔からよく見かける。そんな良く見かける祭りの屋台に、チョコバナナを売っている屋台がある。私が初めて祭りでチョコバナナの屋台を見たのは中学生くらいの時だったと思う。もしかすると、それ以前にも存在したのかもしれないが、何と言っても私の故郷は北海道の片田舎。チョコバナナというものが、人生に初登場するのが、もしかすると遅かったのかもしれない。何はともあれ、とりあえず私が初めてチョコバナナを見たのは中学生の時である。その時の正直な感想は「バナナにチョコを塗っただけかい…」。そう、さして目新しい感覚もなければ、あえて興味を引く食べ物でもなかった。ましてや、当時のチョコバナナは半分。バナナ1本ではなく、半分にしたバナナにチョコをコーティングしただけという代物だったから、興味がわかないのも一入。ましてや、バナナに普通のチョコをコーティングしただけのものであるから、見栄え的にもどこか今一つの感があった。そんなこんなで、さらに初めて目にしたこともあってか「新しく考えたんだろうけど…長続きしないなコレは…」と思ったものである。ところが…長続きしないと思っていたチョコバナナ、その後も祭りでよく見かけることになる。初めのうちこそ「アレ、まだやっているんだ」位にしか思っていなかったのだが、祭りの度に目にするようになってくると、話は変わって来る。話も変わって来るが、チョコバナナの方も変わってきたらしく、いつの間にかバナナを丸ごと1本使用するようになっていた!それどころではない。何やらバナナにコーティングされたチョコの上に、カラフルなカラーチョコスプレー(色とりどりのチョコレートを顆粒状にしたもの)が散りばめられ、何とも華やかなものとなっているではないか!さらには、チョコにホワイトチョコレートを使用したものや、チョコの上にナッツなんかが散りばめられたものもあったりする。それどころではない!中にはイチゴが乗っかっているものや、カラーチョコスプレーやらラムネやらで、地チョコ(?)が見えない位にデコレーションされているものもある!一瞬「コレ食べ物か?」と思えるほどの、色とりどりの華やかさなのである。ん~、何とも華々しい進化を遂げたではないか、チョコバナナ!量だけではなく、見た目も煌びやかに進化したのだ。たかだが数十年で、これくらい華やかな変貌を遂げた食べ物も珍しいのではないだろうか?

 それほどの変貌を遂げたチョコバナナであるが、ルーツというか、現在に至るまでの流れはどのようなものなのであろうかと調べてみたのだが…思いのほか、チョコバナナに関しての文献や資料が無いのには、正直驚かされた。それでも、かろうじて分かったのは…フォンデュに類似のデザートである、チョコレートフォンデュの一種だったようである。鍋に加熱して溶かしたチョコレートを入れ、串かフォークに刺した果物等をチョコレートにからめて食べるデザート。この時の果物にバナナを使ったのが、チョコバナナのということになるようだ(チョコレートフォンデュの場合は、チョコが融けた状態ではあるが…)。何気に、しっかりとした出所というか、歴史もそれ相応にある食べ物であった事にも正直驚かされた。

 今まで延々とチョコバナナについて書かせていただいたのだが…実は、私はチョコバナナを食べたことがないのである。一度は食べてみたいと思っているのだが、食べる機会が無いのだ。祭りの日は前述のように、屋台のモノをつまみに昼からビールを呷っている日。そのため「甘いものは、ちょっと…」という状況になっている。空前絶後の変貌を遂げてきたチョコバナナであろうとも、さすがに酒のつまみとなるのは難しいだろう。こうなれば、祭りがあった時は、ビールを呷る前にチョコバナナを堪能するしか手はない。もしかすると、祭りの日を心待ちにする、美味しい屋台の食べ物がまた一つ増える可能性があるのだから…。

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