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ゴミはどこに捨てるもの?

 先日、所用のため外出したのですが、約束の時間まで少々時間があったので、某ファーストフード店で時間をつぶすことに。2人がけのボックス席に座って、本を読みながらアイスコーヒーを飲んでいました。しばらくすると、20代くらいのYシャツネクタイの男性が、私の左横の席に坐ることに。で、その男性スマホを片手にポテトを食べ始めたのですが…目線はほとんどスマホ。右手でポテトをつかんでは口へと運びながら、なにやらスマホを操作しているご様子。まあ、日常よく見返る光景であり、さして問題になるような行動ではないはずなのですが…何かが気になる。前述のように、私は本を読んでいた訳で、彼の行為は私の視界の一角に入る程度。なのに何かが気になる…。視界の一角に彼を捕らえながら、何が気になるのかと探っていると…その彼、ポテトを食べた後、右手をテーブルの上から横に移動して、右手の人差し指と親指をスリスリしている。早い話、ポテトを食べたときに指についた塩を床に落としているのです。それも、「ポテトつまむ」→「ポテト食べる」→「指についた塩を床に落とす」…の行為を延々とやっているご様子なのです。

 私が気になったのは「なぜ、指についた塩をあえて床の上に落とすのか?」ということなのです。私もポテトを食べることはあります。当然、指先に塩はつきます。しかし、指先についた塩は店内においてある(そして注文時にも渡してくれる)紙ナプキンで拭いています。指先についた塩を、彼のようにスリスリして落とすこともありますが、それを行うのはトレー上の紙ナプキンの上で、床の上ではありません。そして最終的に、その紙ナプキンはゴミ箱へと捨てます。床に払い落とすことなどしたことはありませんし、考えたこともないのです。

 床は物を捨てるための場所ではありません。こういうと「塩くらいいいじゃないですか」と反論してくる人がいるかもしれません。では、どれくらいだったら、床の上に捨てていいのかということになります。だからこそ「床は物を捨てるための場所ではない」という考え方が大事になってくるのだと思うのです。たとえば、お蕎麦屋さんにいって、七味唐辛子を使おうとしたとき、誤ってテーブルにドバッとこぼしてしまった時、どうするでしょうか?そのまま、テーブルの上から床へと、手で払い落としますか?それをした時、店の人はその行為を快く思うでしょうか?ラーメン屋で、スープをテーブルにこぼしてしまった時、手でそのスープをテーブルから床の上へと落とすでしょうか?彼のやっていることはそれと同じ行為だと思うのです。まあ指先についた塩を2、3回程度床の上に払い落とすことは、あっても許される範囲だと思います。しかし、彼の行為を見る限り「床の上で塩を払い落とすことは何ら問題のない行為」と受け取れるのです。悪意云々ではなく、至極当然の行為として行っている、当たり前の行為になっている。そこが問題だと思うのです。

 ゴミにはしかるべき捨て場所がある。そこに捨てればいいだけの話である。前述の床の上で塩を払っていた彼も、単にトレー上で払ったり、紙ナプキンで拭けばいいだけの話ではないのか?何の苦労もないことだと思うし、手間ヒマだって、そうかかるものではないはずである。なのに、何故あえて床の上に払い落とすのだろうか?おそらく、手間ヒマの問題ではないのだろう。「誰かが掃除するんだから、別に自分でゴミ箱に捨てる必要もない」という考え方なのだろうか?もしくは「塩くらいいいだろう」という考えなのかもしれない。いずれにしても、自分勝手な考え方であることは間違いないと思う。

 ゴミは大きかれ、小さかれ、しかるべき場所、すなわちゴミ箱に捨てるものではないか?それがこの社会で生きていくうえでのルール、すなわち常識だと思う。前述のように、彼の中には「どうせ店の人が掃除するだろう」という意識があったのかもしれない。だからといって、床を汚してもいいのかといえば、そんなことあるはずがない。誰かが掃除しようがしまいが、大きかろうが小さかろうが、ゴミはゴミ箱に捨てるものなのだ。当たり前のことではないのだろうか?昨今、ファーストフード店に入って「床の上に食べ物がやたら落ちている」ことが気になったりする。そういえば、公園やコンビニの周りで、食べたり飲んだりしたゴミがそのまま放置されて問題になっているということが、マスコミで取り上げられたりもする。どうも「ゴミはゴミ箱に捨てるもの」という、当たり前の意識が失われつつあるような気がするのだ。もっとも、そういった人達は「たかがゴミ一つで、なに大げさに考えているの?」くらいの意識なのかもしれない。「ゴミはゴミ箱に捨てるもの」という当たり前の意識さえも、そういう人達にとっては、自分たちが捨てるゴミの存在くらいの小さきものになってしまっているのではないか?何とも悲しい…イヤ、空恐ろしい話ではあるのだが…。

 大きな過ちは、小さな過ちから始まる。油断するな。 by 伊達政宗

 

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