イメージ画像

ブーム・流行とは…?

先日、同僚講師とある武将について話していました。ちょっと前に話題になっていた武将なのですが、その講師曰く「私はあまり知りませんでしたねぇ」とのこと。まあ、私的にも「昔、テレビで聞いたことがある名前だから知っていたよ」位なもんでした。で、二人で「何であの武将が話題になっていたんだろう?」と話していたのですが…。「ちょうど、あの時は歴女ブームとか言って、色々な武将に脚光があたってたからじゃない?」と私の意見。んっ!?言った自分がフト思う…。そういゃあ、そんなブームがあったような…イヤ、気がつくと、あっという間にブームになっていたような…イヤイヤ、ブームってわりには知らなかったような…。さらに、ブームというわりには、周りにそんな人(歴女ですか)はいなかったような…。っていうか、このブーム、まだ続いているのか?いつから始まったブームかも定かではないのに…終息はしているのか?

最近、何気に思うのですが…。どうも「○○ブーム」とか「今、□□がひそかなブームなんですよ」っていうのが、多くないか?と。ってゆうか、マスコミが取り上げた時点で「密か(ひそか)」ではないのではないか?ブームっていうからには、流行ってるってことなんだろうけど…初耳ってパターンがあまりにも多すぎないか?そりゃあ〝流行には敏感だ〟などとは申しませんよ。イヤ、どっちかって言うと、流行には疎い方ですから。でも「流行っている」というからには、そういう人達(まあ私見たく流行に疎い人)の目にも止まらなきゃならないのではないか?皆が「ああ、アレ!?」となるから流行っているんであって、一部の人しか分かっていないっていうのは、流行ってるとは言い難いのではないか?

だいたい「流行っている」と言っているが…〝流行っている〟の定義は何だ?「インフルエンザが流行っている」は分かる。ちゃんとした観測もされているし、それ相応の定義もある(ちなみに『インフルエンザの定点観測値が全国平均で1.00を超えると〝インフルエンザ流行入り〟として注意喚起が行われ、インフルエンザの全国的な流行開始の指標となる』とのこと)。でも「○○ブーム」の〝流行っている〟は定義があるのか?生まれてこの方、そっちの〝流行っている〟の定義なぞ聞いたことがないぞ。どれ位の人数になると「○○ブーム」となって、流行っていると言えるのだ?先ほど『一部の人しか分かっていないっていうのは、流行ってるとは言い難い』と書いたのだが…。〝流行る〟とは「ある一時期に多くの人々に愛好されて、広く世の中に行われる」とある(大辞林より)。ブームとは「ある物が一時的に盛んになること。急に熱狂的な人気の対象となること」とある(大辞泉より)。…どちらにしても「大勢の人が対象になっている」ことは確かなようだ…。つまり、一部の人しか分かっていないというのは「流行っている」とも「ブーム」とも言わないのではないか?さらに、前述の辞書の内容では、あきらかに〝公(おおやけ)になっていると〟ということが謳われているぞ?ということは「ひそかなブーム」というのは、明らかにおかしい言葉ではないか?「ひっそりと騒ぐ」って言っているようなものだぞ(まあ、昔「ギンギラギンにさりげなく」という歌はあったが…)。こうなってくると、「流行っている」とか「○○ブーム」って言うこと自体がなんか怪しい。「あなたが判断しなくても、これは流行っているの!」と言われれば、確かにその通りかもしれないが…ごり押しするものなのだろうか、ブームというものは。私が子供のころなぞは「○○ブーム」っていったら、老若男女、日本中がそれ一色に近い位流行っていたぞ。老若男女じゃないにせよ、少なくとも全国区であったことは間違いない。もちろん、マスコミなんかにも取り上げられて、テレビから雑誌から特集されていたから…。んっ?「テレビから雑誌から特集されていた」…。

そういえば、昔は「今、流行っていますよ」という感じで、マスコミに取り上げられていたような…。流行っているとされるモノも、マスコミに取り上げられる前から一度は目にしたことがあったような…。ところが最近は…一度は目にする、一度は耳にする…前にマスコミから「流行っている」という情報が入ってきているような感じがする。で、そこから目にしたり、耳にしたりすることが多いような…。前述のように、ブームや流行は「大勢の人が対象になっている」のが前提。〝一度は目にする耳にする〟事なく「流行っている」というのは、一体どういうことなのか?イヤ、それはやはり流行っているとは言えないのではないか?でも、マスコミは「流行っている」といっている…。う~ん、どうも昔と違って『流行っている→マスコミが取り上げる』のではなく『マスコミが取り上げる→流行っている』の構図が出来上がっているような…。でも、先にマスコミが取り上げようとも、少なくとも「多くの人々に愛好されて、広く世の中に行われる」ことになれば、やはりそれはそれで流行ということでいいと思うのだが…。ただし、やはり百発百中というわけにはいかないだろうから、「流行っている」が先行はしたものの、「流行らなかった」不発があるのも必須。そうなると「流行っている」とは言っているけれど「流行らなかった」というわけで…やはり先ほどと同じように、何ともおかしい表現となってしまうのが必定…。

もともとブームや流行なんかは「いつから始まった」「いつ終わった」というのがないものですからね。「気がついたら魅了されていた」というのが、ブームや流行というモノですから。どうやら今の時代、ブームや流行というものは「いつから始まった」という〝自然発生的なものモノ〟ではなく、〝ブームや流行として創られたモノ〟といった感が強いですね…。昔は「ブーム・流行は発生したもの」、今は「ブーム・流行は創られたモノ」といったところでしょうか。どんなに市井の人たちが魅了されて、広まっていったとしても、〝ブーム・流行として創られたモノ〟でなければ、ブーム・流行としては扱われないというのも、チョット変な話です。

では「ブーム・流行の終息」は?これも、定義として難解といえば難解ですね。〝今の時代のブームや流行〟も〝昔のブームや流行〟も、どちらも終息は…「気がついたら終息していた」という感じですから。どうやら終息に関しては、今も昔も、同じようです。まあ、感染症のように「患者数が云々」といった感じで終息宣言は出来ませんからね。夏に恒例の張り紙「冷やし中華始めました」に関しましても、終息宣言ともいえる「冷やし中華終わりました」の張り紙はないようですから(チョット違いますかね:笑)。感染症のような一大事ならともかく、ブーム・流行の終息に関しては「世間の流れ」ということで、取り立てて騒ぐほどのことでも無いとは思いますから、優しい目でその終息を見取りたいものと思っています。

このエントリーを含むはてなブックマーク Buzzurlにブックマーク livedoorクリップ Yahoo!ブックマークに登録

ブログ 薬進する日々!!の新着記事

このページの先頭へ