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それはどうなのオバさん・・・・・・。

 私は総武線を使って学校に通っています。私と総武線の付き合いは長く、かれこれ二十数年の付き合いとなります。学生時代から利用していましたからねぇ。まあ私としましては、長年の付き合いもあるのか、とっても愛着のある路線となっています。

 そんな総武線ですが、ある時フト気がついたことがあります。「なんか、変わっている人がよく乗っているよなぁ…」と。もちろん他の路線なぞ、総武線ほど長く利用したことはありませんし、私の人生トータルで車中滞在時間が最も多いのが総武線ですから、「総武線は他の路線と比較して、変わっている人が乗っていることが多い」ということはできません。ただ〝変わっている人が私の目に留まる割合〟が多いんですよね、総武線は。そりゃあ何度も言いますが〝私の人生トータル車中滞在時間が最多の路線〟ですから、そういう方にめぐり合う機会(?)が多くなるのは当然のことなんですが…。でも、どうなんでしょうか?私の実家の路線では一度も見かけたことがないんですよ、変わった方を。まあ田舎ですからねぇ…あまり奇抜な行動を取ると、瞬く間に噂が広がりますから。それに人口が少ないですからね…。奇抜な行動を取ってはみたものの、身内が見ていた…なんてことにもなりかねませんから、皆さん行儀良く(?)電車に乗っていいるのかもしれません。まあ私の実家の話はいざ知らず、総武線では何気に見かける変わった方。マルチタレントとしてご活躍中の柳原可奈子さんの有名なお笑いネタに「総武線の中の女子高生」というのがあります。確かに〝どこか総武線の中で見かけたことがあるような女子高生〟がネタになっていて、笑いを誘いますが…。お笑いネタですから、当然、その女子高生も「はたから見ると笑える行動をしている人→変わっている人」と言えなくもないと思います。

 で、先日のこと。やはり学校に行くために総武線に乗っていたのですが…。私が乗った次の駅で一人のオバさんが乗ってきました。それは清楚ないでたちで、「良い所の良識あるおばさんが、キャリアウーマンやってて、今から出勤」みたいな感じでした。初めは私の横にきて吊革に掴まっていたんですが、しばらくすると移動して、私の後ろ側の吊革(私は進行方向右側の吊革に掴まっていましたので、進行方向左側の吊革)に掴まることとなりました。「?」とも思ったのですが…まあ私のいでたちは〝出勤に行く〟というには、ちょっとラフな格好。人相もそう良い方ではありませんので(笑)、胡散臭く感じたのでしょうか?まあ私のせいかどうかはともかく、私の背後へと移動なさりました。で、そんなオバさんのことなどすっかり忘れた十数分後。何やら怒声が耳に入ってきたような気が…。イヤ、気のせいではなく、あきらかに怒声が車中に響き渡っている!「!?」と思って、その怒声の発生源を確認すると「!」。なんと先ほどのオバさんではありませんか!先ほどの清楚ないでたちのキャリアウーマンとは打って変わって、その様相は〝憤怒の怒声オバさん〟へと大きく変貌をとげていました。私も含め、周りの人はフリーズしていたのですが…その怒声はもとより、我々をフリーズへと導く大きな要因はその怒声内容!では、その内容とは?その前に、何故そのオバさんは怒鳴っていたのでしょう?答は「前に座っているオヤジが寝ていたから」…。ここで皆さんは、こう思うでしょう。「何で寝ているだけで怒声を浴びせられるの?」と。そこにこそ、我々がフリーズした原因があるのです。そのオバさんの怒声内容は…「顔が気持ち悪いんで下向いてくれます?」。

 どうやらそのオヤジ、顔をあげて寝ていたようなんですが…。まあ、よくいますよね、車中で顔をあげて寝ている人。確かにあまりいい顔とはなっていないようで。どんなカッコいい彼も、どんなに素敵な彼女も、電車の中で顔をあげて寝ている時は〝百年の恋も冷める顔〟となっている場合がほとんどのようで。あまり他人に見せられるシロモノでないことは確かなようです。で、その顔をあげて寝ていたオヤジの前に立ったものですから、〝百年の恋も冷める顔〟が、否が応でも目に入ることになったのでしょう。確かに〝百年の恋も冷める顔〟ですから、あまり心地いいものではないかもしれませんし、目線的にもそのオバさんの顔を見上げるような感じになっていたのかもしれません。でも、まあ電車の中では良くあることで、さして気にすることでもないような…。ましてや悪いことをしているわけでも(オヤジはただ寝ているだけですからね)、迷惑をかけているわけでもないのですから、別に怒声を浴びせる必要はないような…。おまけに、その怒声の内容ときたら…「顔が気持ち悪いんで下向いてくれます?」ですからね。当然、寝ていたオヤジですから(そのオバさんは、わざわざオヤジを起こして言ったみたいですが)、いきなりそんなこと言われて、何が何やら分かっていないといったご様子。そこでさらにオバさん、分かっていないオヤジに分からせるためか、語尾を荒げてもう一度「顔が気持ち悪いんで下向いて下さい!!」。車内には「わ~っ、何いってんだこのオバさん!」という雰囲気でフリーズする人々。オヤジも寝顔のことを言われていると分かったのか「あっ…ああ」と、何とも腑に落ちない(まあ、そりゃあそうでしょうね)返事。そんな車内のフリーズした空気をよそに、そのオバさん、さらに追い打ちをかけてしゃべる、しゃべる!「すっごい公害!」「やめて欲しい、そういう顔!」「朝から何なの!」「何で私がこんな目に会わなきゃいけないの!」「ホントにもう止めてほしい!」「全く何考えてるの!」「朝からすっごい不愉快!」「何なのよコレ!」etc…。

 まあなぁ…気持がわからんでもないけど…。寝ているオヤジの顔に、そこまで言うか、普通?つうか、人の顔に対して「公害」とか「気持ち悪い」とかは、言ってはいけないのではないか?そのオバさん、前述のようにとっても常識人に見えたんだけども…。確かに〝百年の恋も冷める顔〟となっていたかもしれないけれど、オヤジはただ寝ていただけだし、あえてその顔をオバさんに見せようとしたわけではないんだから…。そこまでボロクソに言うのは、どうなんだろう?っていうか、やっぱり普通は我慢するというか、車内ではそんなこと気にしないよなぁ…。オバさんは、〝百年の恋も冷める顔〟を見せられた自分は、この上ない被害者だと思っていたみたいだけど…今回の事件での一番の被害者は、どう考えてもただ寝ているだけで、大勢の人の前で罵倒されたオヤジだろうな。まあ、そんなこんなを見聞きさせられて、重い空気の中フリーズさせられっぱなしの我々も、被害者といえば被害者だわな。

 〝百年の恋も冷める顔事件〟は、今回たまたま総武線の中で勃発した事件なんですが…。もちろん「希有な事件が起きた時、その事件と地域性は必ず関係している」とは言いません。地域制なぞ関係なく、希有な事件というのはおきますから。おそらく、似たような事件は、他の路線でも起きているんでしょうね。皆さんはこういう事件に遭遇したことはあります?私は今回が初めてだったので、ちょっと面喰ってしまったのですが…。

 でも、こんな事件が総武線も含め、他の色々な路線で起こっているとしたら…。あのような〝憤怒の怒声オバさん〟が沢山いるということで…。これはこれで怖いと思う今日この頃。そんなオバさんに遭遇するくらいなら、寝ているオヤジの〝百年の恋も冷める顔〟を見ている方が、まだマシかな…なんて思ったりもします(笑)。

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