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そりゃねえだろオヤジ・・・・・

 皆さんは、どこで散髪していますか?私は以前は〝散髪は地元でするもの〟と勝手に思い込んでおりまして、現在、住んでいる街で散髪しておりました。もちろん、普段は学校で働いているもんですから、就業後、地元に帰って散髪するという感じです(ちなみに休日の床屋さんは混んでいるので好きではありません:笑)。就業後ですから、時間的には当然夜になってしまいます。で、地元の床屋さんが「19:30まで」なんていうことになると、終業後、あわてて帰るはめに。「散髪する日は大変だ…」などと勝手に思い込んでいましたが、よくよく考えると床屋さんはどこにでもあるもの。あえて地元で散髪する必要もないような…。ということで、ここ近年は学校のそばの床屋さんで散髪したり、通勤途中で散髪したりなどという状況でした。

 で、ここ浅草橋に来てからも、その考えは変わらず「新しい床屋さん探さなきゃだな」などとと思っておりました。幸い、我が薬進塾からそう遠くない場所に良さげな床屋さんを発見したもので「ここだ!」と思い散髪に行ったところ…なかなかGoodなお店で、すっかり気に入ってしまいました。実は私は長髪が好きなもので、大学生のころなぞは、年に3回位しか散髪に行っておりませんでした。もちろん社会人になると、そんなことができるはずもなく、まあ人並みには散髪に入っていたのですが、それでもどちらかといえば長めに切ってもらっていました。ところが、この浅草橋の床屋さん、ズバッと短髪に切ってしまったのです!まあ私が「前髪はこれくらい、横はこれくらい…」などという注文しかしなかったものですから、それをクリアする以外は散髪する方にお任せ状態。そんななかで「コイツにゃあ…この髪型だ」などと思い、ズバット短髪(というほどでもないが、まあ短め)にしてくれたのでしょう。はじめこそ少々の戸惑いはあったものの、すっかり気に入ってしまい「次からもあそこの床屋だな」と心に決めた次第で。

 で、先日もそこの床屋さんに行くことになったんですが…たまたま所用がありまして学校を出るのが少々遅くなってしまったのです。ちなみにその床屋さん、19:30までということで、その時はチョット急がないと間に合わないかな、という状況。で、小走りにその床屋さんまで向かったのですが、その甲斐もありどうやら間に合いそうな感じ。まあ間に合うのが確実となっても、小走りついでというか、あえて小走りを止めて歩くというのもなんですから、勢いのままに小走りで走っていたのですが…。あと2mほどで床屋さんのドア、このまま数歩で手を伸ばせばドア(ちなみに『引く』)に手が届くかな、というところまで来た時。私とは逆の方向から歩いてきていた(私と面と向かって歩いてきている状況)50代位の色白小柄なオヤジ(クールビズ)が、私を見るなりいきなり猛ダッシュで走り始めたのです!「?」と思いながらも、小走りで床屋さんに向かい、ドアに手を伸ばしたところ…そのオヤジ息を切らしながら私とドアの間に遮るように手を伸ばし、ガシッとドアノブを握りしめたのです!「えっ!?」と思っている私を一瞥するや、そのままドアを開いて店の中に!そう、床屋さんというのは基本、店の中に入った順番に散髪をしていきますよね?で、そのオヤジ、私が床屋さんの中に入ると知るや否、順番待ちなどせずに早く散髪を終えたいがために、ダッシュをかけてわれ先にと店の中に入ったようなのです。

 順番待ちがイヤなのは分かるけど…いい年して、オヤジ、そりゃあないんじゃないの?順番待ちがイヤだからって猛ダッシュをかけて、人を押しのけてまでして店に入る必要があるのか?ましてや、今まさに人がドアノブに手をかけようとした瞬間、横から割り込むように手を出してドアをゲットするなぞ、どう考えても大人のする行動…イヤ「人間としてどうかしているのでは?」という類の行為だぞ!おそらく子供だっているだろうし、下手すりゃあ孫までいるくらいのオヤジが、そんなんでいいんかい?少なくとも私よりは年上なのに、目下の人間に対しそんな非道徳的な行動をとって恥ずかしくないんかい?しかも何の言葉もなく、しれっと店の中に入っていき、さも「私が先に入りましたよ」的な振る舞いをするのはいかがなものなんだい?そこまでしても私よりも先に散髪したいんかい!?いきなりダッシュかけて走ってきてまでする〝価値があるほどのこと〟なんかい?賢明な読者の皆さんなら「散髪後に何か予定があったのでは?」と思うかもしれませんが…そんなものは全く無いようで。散髪中も床屋さんと、いかにも馴染みの客的な会話をノンビリとしていましたし、もちろん「急いでいるんで」なんて言葉は一切発していませんでした。終わってからも、のんびりゆっくり鞄をもって店から出て行きましたからね。順番待ちをするのがイヤだったのか、人よりも後になるのがイヤだったのか、はたまた「自分よりも先に入る=自分の負け」と感じる偏執的勝ち気人間だったのか…今となっては、その真相は分かりませんが、まあ私としては「そりゃあねえだろオヤジ…」と呟きながら、哀れな悲しい気持ちになってしまう事件の一つとなりました。

 そこまでしてゲットした〝私よりも先に散髪する権利〟でしたが…。店に入ってからオヤジも私も待たされること十数分。もちろん、オヤジは私よりも先に「どうぞ」と呼ばれ散髪にかかったのですが…その後十分位で私にも「どうぞ」と声がかかった次第で。私の散髪が終わったのも、そのオヤジの5分くらい後でした。まあ、全体的に見ると「散髪開始と終わりの数分の違いこそあれど、オヤジと私の散髪はほとんど変わらなかった」という結果になった次第です。あれだけダッシュをかけて、非道徳的と思える行動をとってまでして得た〝先に散髪する権利〟でしたが、「それほどのことをしてまで得る価値があったのか?」という結果にあいなった訳です。私は散髪屋を出た後、駅に向かいながら「あのオヤジ、あれだけのことをしたのに、終わり時間は大差なかったなぁ。待ち時間もそんなに変わらなかったし…。非道徳的な情けない行動を取ってまで得たものなぞ、所詮こんなもんなんだろう。道理をわきまえないで、その時その時だけの損得だけを見て、短絡的に行動しても、それ相応の結果しか得られないようになっているんだろうなぁ」と、しみじみと考えさせられました。「その時・その場だけの損得勘定で、取り乱した行動を取ることがいかに他人から見ると卑しい行動に見えるのか」ということが身にしみて感じられました。傍目八目と言いますから、自分だってもしかすると…。このオヤジを反面教師に「そりゃあねえだろ」と言われないように、損得勘定だけの取り乱した行動には十分注意したいと思っている次第です。

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