イメージ画像

いつの間に国民行事になったんだ!? ハロウィン!

 このブログでよく書きますが、我が薬進塾がある浅草橋は〝駄玩具(駄菓子屋・縁日屋台での販売がメインになる玩具)の一大問屋街〟。ましてや、薬進塾に来るための主要道路となる江戸通りは、そんな問屋さんがひしめき合っている通り。そこを歩いてくるだけでも、何となく楽しい気分になってしまいます。ちなみに駄玩具だけではなく、色々な物の卸売屋さんが多く、それはそれは「えっ!?」という値段で色々な物が購入できてしまいます。衣料品のお店で〝ワイシャツ:日本製 ¥480-〟なんてシロモノを見つけてしまうたびに、顔がほころんでしまいます(もちろん、しっかりした製品です)。「オッ良いな」なんていう服に『500円』などという値札が付いていただけで「買っちゃおう!」と衝動買いに走ってしまうのですが…。まあ、値段が値段なだけに衝動買いしても、そんなに金銭的に困ることは無いんですが、着るモノがどんどん増えてしまうのはチョット困ったものです。

 で、以前も書いたのですが、その駄玩具にも〝季節モノ〟というものがありまして、やはりこれも以前書かせていいただいたのですが、夏の盛りなんぞはそんな問屋さんの軒下には、ビーチボールがたわわに生っていました。「いました」ということですから、当然過去の話で、現在はビーチボールは収穫を終えて(?)店の中へとしまわれた模様です。その代わりと言っては何ですが…〝季節モノ・夏〟が無くなったなと思ったのもつかの間、それを凌駕するかのように一斉に現れたかと思うや否や、あっという間に問屋さんを占領せしめたモノが!その恐るべき速さと支配力で〝季節モノ・夏〟をあっという間に追いやった、恐怖のモノとは何ぞや?そう〝ハロウィン物〟なのです。もう今やどこの問屋さんも、ハロウィンハロウィンですっかりハロウィンに占領されてしまったようで、問屋さんはハロウィンカラー(黒とオレンジ色)一色(?:黒とオレンジ色だから2色か?)に染め上げられてしまっています。う~ん…スイカのビーチボールの後はハロウィン…。いつから日本の季節行事の流れは 夏関連(夏祭り、夏休み、海水浴等)→ハロウィン になったんだ?少なくとも私の子供のころは 夏関連(夏祭り、夏休み、海水浴等)→十五夜 だったような…。

 「十五夜よりハロウィンの方が先なんじゃないですか?」という人。2010年の十五夜は9月22日or 9月21日ということらしく、まあこのブログを書いているころが十五夜と言ったところでしょう。で、当然ながらハロウィンの10月31日よりも前。今年だけが十五夜の方が前かというとそうではありません。もともと十五夜というのは、新月から数えて15日目の夜のことで旧暦8月15日の夜のこと。この日は満月となるので「中秋の名月」として月を鑑賞する夜なのです(ちなみに中秋の名月が必ず満月になるとは限りません)。当然、月の満ち欠けに関することですから、十五夜の日もその年によって異なりますが…

  2001年:10月1日、2002年:9月21日、2003年:9月11日、

 2004年:9月28日、2005年:9月18日、2006年:10月6日、

 2007年:9月25日、2008年:9月14日、

 2009年:10月3日、2010年:9月21日or 22日

と、ここ十年を見たところでもハロウィンの10月31日よりも遅い日はありません(ちなみに2011年は9月12日とのこと)。どうも、その十五夜をすっ飛ばしての〝日本の秋の季節モノ:ハロウィン〟のようです。

 で、このハロウィン、いつ間に日本国民の行事としての地位というか市民権を得たんだ?先述のように、私の子供のころは無かったはず。で、調べてみると、日本では昔から何気に「アメリカの子どもたちの行う行事」として紹介はされていたようです。それが、ある映画のヒットにより定着したらしく、1990年代以降、首都圏の一部で盛んになったとのこと。まだ定着して20年くらいなんですね…。その割には席巻するのが早かったような…。まあ、御多分に洩れずハロウィンに関しても各企業が行事として盛り上げている状況が見え隠れしているようで。「Trick or treat(お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ)」という位ですから、お菓子メーカーがハロウィンに対し、張り切っていたことも事実だと思います。実際、商業界ではバレンタインやクリスマスに次ぐ「第3の商戦」とされているそうで。やはり、行事の裏には商業戦略が見え隠れするものです。が…十五夜だって「月見団子」を食べるのでは?十五夜月見団子戦略はいかがなものなのか?私が子供のころは、団子商戦が勃発していたように思いますが…。調べてみると…もちろん、現在も各企業で団子商戦は火花を散らしているようで。各企業はもちろんのこと、街のお菓子屋さんに至るまで、団子商戦は激しいものらしいのです。なんだ、十五夜もしっかりとその根を日常にはり巡らし、一行事として盛んではないですか!ただハロウィンの宣伝の方が十五夜より派手なものだから、すっかり十五夜をすっ飛ばしているのかなと思ってしまいましたが、そんなことは無かったようで…安心しました(笑)。考えてみると、確かに十五夜はあまり派手なものではないですからね。月を見るという〝静〟の行動には、激しい宣伝なんてものは確かに似合いません。現在も十五夜がしっかりと行われており、月見団子もしっかりと売られて(食べられて?)いる…。ということは…これにハロウィンが加われば「従来の団子売上+α」でお菓子商戦を繰り出すことができるのでは…。ましてや『菓子』の方が『団子』より種類が豊富。売る方としては戦略の幅が広がるはず。さらに、ハロウィンとくれば仮装やら飾り付けやらで、様々なグッズも使われるから、お菓子メーカー以外の企業も参戦しやすい。なるほど各企業がハロウィンに力を入れるのも無理はないような…。

 そんなハロウィンですが「何故、ハロウィンは日本に定着しないのか?」と取り沙汰(とりざた)されることが多いそうです。日本でもなかなか浸透しない海外行事の一つだと。へ~、浸透していないのか…。私的に見ればすっかり浸透したと思っていたのですが…。確かにそういう自分も「ハロウィンか…」とは思ってはみるものの、今まで一度もハロウィンらしき事に関わったことが無いですからね。諸説紛々あるのですが、ハロウィンの夜には死者の霊が家族を訪ねてきたり、精霊や妖怪が出てくるとのこと。またハロウィンの日には、家族のお墓にお参りし、蝋燭をつけるという風習があるところもあるそうで。う~ん、日本でいうお盆だなコレは。お盆は、地獄の釜の蓋が開く日…死者やら精霊やらがこの世にやってくる日ですからね。お盆商戦というのもあるみたいですが…やはり、こちらも派手には宣伝されていません。日本では、お盆は静かに過ごすという風習がいまだ残っているみたいで、こちらもやはり〝静〟の行動。もしかすると、ハロウィンが今一つ日本に定着しないのは「死者やら精霊やらがこの世にやってくる日は、おとなしくしなければ…」なんていう、古くからの考えが染みついているからかもしれませんね…。

このエントリーを含むはてなブックマーク Buzzurlにブックマーク livedoorクリップ Yahoo!ブックマークに登録

ブログ 薬進する日々!!の新着記事

このページの先頭へ