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愛すべき〝夜店と駄菓子屋の駄玩具〟

 ホームページでも紹介してあるように、我が薬進塾がある浅草橋は〝問屋さん〟の多い街です。まあ、問屋さんと一口にいっても〝色々な問屋さん〟があるのですが、その〝色々な問屋さん全て〟があるのが浅草橋の特徴でもあります。中でも私の目を引くのが〝駄菓子屋系オモチャの問屋さん〟!駄菓子屋さんで売っていたり、祭りの夜店で売っているような魅力ある駄玩具(?)が、思わずヨダレが出てしまうほど種類も豊富に売っていたりします。子供の頃、大人達からは「くだらない!」の一言で片付けられてしまった駄玩具たちですが、むしろ私にはその〝くだらなさ〟が、とてもとても魅力的でした。もちろん、私の目に映るその駄玩具たちの魅力は今でも衰えを知らず、それどころかより一層の輝きを増して、私の目に飛びこんでくる有り様!アノ頃の自分にとっては高価なオモチャたちも、今の自分にとっては「大人買いしちゃおうかな」と思えるほど、リーズナブルな価格(?)に!もう、本当に「全部買っちゃおうかな」などと考えている次第で。確かに「くだらない!」といってしまえば、それまでのモノかもしれません。でも、それはそれなりの遊びつき方を考えたりしたもので、やはりそれはそれなりに楽しいモノだったんですよね。

 私なんかは子供の頃から探究心というか好奇心旺盛で、とにかく「このオモチャは、どんな仕組みになっているんだろうか?」が知りたくて、知りたくてたまりませんでした。で、分解してみて「なるほど、こういう風になっているのか!」などと、よく感激し納得したものです。複雑に見える動きも、実は非常に単純な作りだったり、本当に少ない部品からなっていたりと、その驚きというか感銘は今でも忘れることが出来ず、脳裏にしっかりと焼きついています。もっとも、分解したはいいものの、所詮は子供。悲しいかなソレを元に戻すことが出来ずに、四苦八苦するなどということは日常茶飯事。何とか元に戻したと思っても、分解する前よりも妙に動きが早かったり、もちろん動かなくなったりということもこれまた日常茶飯事で、よく親や親戚から「すぐに壊してしまって・・・モノを大事にしない子だ!」などと怒られておりました。

 で、駄菓子屋さんや祭りの夜店で売っている駄玩具なんですが、こちらは分解してもさして苦もなく元に戻すことが出来たんですよね。まあ、それほど単純な作りだったんでしょう。中には、分解しなくて外から見るだけで、その仕組みが分かったりするものもあって。それでいて、元に戻すことが出来ない高度な(?)オモチャには引けもとらぬほどの、イヤ中にはそれ以上の仕組みや細工を施しているものがたくさんたくさんあったものです。「単純だけど、奥が深い」とでもいうのでしょうか。「こんな簡単な小細工でこんな動きが出来るなんて」と衝撃を受けたことも一度や二度なんてものじゃありませんでした。「やたら部品を多く使って、正確・緻密な動きをさせる」ことも確かにすごいことでしょうが、「少ない部品で、単純な動きではあるが、面白く・今までにない動きをさせる」ことの方が、よっぽど人をひきつけるような気がしますし、少なくとも私はそちらの方が好きです。その、あまりに単純な仕組みと、その動きで織り成す目的のちゃちさに、大人からは「くだらない」の声が出たのでしょうが、私は決してくだらないとは思っていません。むしろ「よくこんな動きをさせるために、こんな方法を、しかも単純な方法で思いついた!」と絶賛したいくらいです。まあ、こういった小細工の集大成が〝職人の国ニッポン〟を作ってきたんでしょうけどね・・・。

 久しくお目にはかからなかった駄玩具ですが、今もこうしてしっかりと売られていることはうれしい限りです。時代とともに、すっかり姿を消したかと思っていましたから!年月は経てど、さして変わらぬ姿で売られている駄玩具たちには、やはり昔と変わらぬ「職人大国ニッポンのカラクリ」が生かされているのでしょう。これからも、ずっとずっと変わらずに〝職人大国ニッポンの駄玩具〟として残っていってほしいものです。もっとも、ずっとずっと変わらずに駄玩具に目の色を変えている私は、少しは成長した方が良いのかもしれませんが・・・(笑)。

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