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睡眠と試験対策

2019/01/29

 いきなりではありますが…睡眠が試験対策の状況、果ては試験結果を左右します。つまり、睡眠が試験対策とその合否を握っていると言っても、決して過言ではないということ。私は常日頃から、学習指導で睡眠の重要性を訴えています。『 何があっても睡眠時間は削ってはならない 』と…。だからこそスケジュール表を書かせ、それを確認し、そしてそれを守って生活するよう指示しています。このスケジュール表に関しては、模したモノを配布して『 こういうの書いてやってみるといいよ 』などと、学習指導もどきを行っている所があるようですが…配布して終わっているだけでは、全くもって意味は成しません。配布して、書かせて、持ってこさせて、チェックをして、さらに『 これで大丈夫だよね 』と確認させて、そしてその実行を常日頃から確認してこそ、初めて意味を成すものなのです。場合によっては、書き直してもらうこともあります。もちろん配布する時点で、書き方やその注意すべき点についても、説明しなければなりません。そういった対応がなされて、初めて功を成すものなのです。ただ配布して終わりでは、てんでお話しにならないといったところ。少々辛口かもしれませんが、一人の人間を指導するということは、それほど責任ある、大変なことなのです。

 閑話休題。睡眠と言っても、色々とありますが…やはりメインは、1日の終わりに取る睡眠。普段は何気に『 さぁ、そろそろ寝るか… 』と、とっている睡眠ですが…。試験の日が近づいてくるにつれ、そうもいかない人が多くなるようで。私はン十年、薬剤師国家試験対策の仕事をしていますが、試験の日が近づくにつれ『 眠れないんですけど… 』と相談に来る人が増えてくるのは、今も昔も同じこと。試験対策にとっては重要な睡眠。それを思うままに取ることができない…。試験対策として一大事であることもさることながら、眠れないということを抱えた本人の精神的、そして身体的ダメージも相当大きいことは確かなのです。

 夜眠れないという学生さんには、それ相応のアドバイスを色々とするのですが…そう、講師のお仕事というのは、講義だけではありません。勉強以外のアドバイスをすることも、講師のお仕事。少なくとも私は『 眠れないという人に、どうすればいいのか? 』といったアドバイスも、講師の大切な仕事だと思っています。そしてアドバイスをすることにより、学生さんに『 しっかりとした睡眠をとることが、如何に大事なことか 』ということも、分かってもらいたいと思っています。真摯に対応することで、試験対策における睡眠の大事さを分かってもらう。まさに、試験対策に従事している講師の立派な仕事ではないでしょうか?

 学生さんは、試験勉強の時間が足りないとなると、真っ先に『 睡眠時間を削って… 』と頭に思い浮かべるパターンが多いようです。1日は誰もが24時間。勉強する時間は、これ以上増やせない。となると…睡眠時間を削って…となるようですが…私は学習指導では『 絶対に睡眠時間だけは削らないように! 』と、くどい位に説明しています。最低限確保する睡眠時間を説明しては、『 絶対に削らないように! 』と強く指導しています。試験対策において、睡眠時間を削ることは厳禁だからです。よく『 寝る時間を削って勉強を… 』などという人がいるそうですが、とんでもないことこの上ない話。試験対策において、必須睡眠時間を切ることは、絶対にやってはいけないこと。これは、受験生なら肝に銘じておかなければならないことです。

 平成の世もあとわずかですが…それより一つ前の昭和という時代。〝受験戦争〟と呼ばれる言葉が、横行していた時期がありました。〝受験戦争〟という言葉は、1980年代には良く使われていた言葉で、当時の受験の過酷さを表している言葉。受験が激化していた時代でしたから、全く役に立たないどころか、マイナスでしかないような勉強・試験対策のやり方(本来、勉強・試験対策とは呼べる代物ではないのですが…)も、暗躍していたのは確かです。そんなさなか、百鬼夜行が如く暗躍していた言葉が〝四当五落〟という言葉。意味の分からない人も多いと思いますが…『 4時間しか寝ないで勉強している人は合格するが、5時間も寝ている人間は不合格になる 』といった内容。全くもって根拠のないどころか、マイナスでしかない言葉。デマを通り越して、扇動罪にも値するのではないかという言葉です。ちなみに扇動罪とは『 文書や言動により人の感情に強く訴えて、特に違法な行為を決意させるか、またはすでに生じている決意を強めるようにあおりたてる罪 』のこと。『 四当五落 』という言葉は、違法な行為を決意させてはいませんが、とんでもないマイナスの行動を取らせてしまう、やはり問題ある言葉。こういうことを言う人間に対しては、『 その言葉で、如何に人を不幸にしているのか、自覚していますか? 』と言ってしまいたい位、その人間性を疑ってしまいます。

 閑話休題。前述のように睡眠時間を削ることは、試験対策にとっては厳禁です。ましてや、『 4時間しか寝ないで勉強している人は合格するが、5時間も寝ている人間は… 』などと、睡眠時間と合否を結び付けるなど、愚の骨頂も甚だしい限りです。一応、一言だけ言っておきますが…5時間でも睡眠時間としては不十分です。それを4時間など、とんでもない話。第一…勉強というのは『 ただ時間をかければいい 』というモノではありません。たくさんやればいい…試験対策で陥り易い、過ちの一つです。これも何度も当ホームページで書かせていただいていますし、学習指導の時に話したりもするのですが…勉強は『 量より質 』です。どんなに時間をかけようが、〝質〟が悪ければ、大して意味を成しません。私がホームページや学習指導時に言っている『 効率のいい勉強 』というのが、まさにコレ。勉強は〝量〟よりも〝質〟が重要なのです。もちろん、一番良いのは〝質を伴った量〟なのですが…。初めに『 質あるべき 』と認識することは、非常に重要なことです。そういったことからも、〝四当五落〟などという言葉が、如何に愚かな言葉であるかが、お分かり頂けることと思います。そんな言葉には、絶対に感化されないように!

 薬剤師国家試験まで、残り1ヶ月を切りました。だからこそ、十分な睡眠時間を確保すること、しっかりとした睡眠を取ることを、塾生さんには伝えています。『 試験が近いからこそ、ギリギリの睡眠時間で… 』と考えてしまいそうですが、全くの逆と言っていいでしょう。試験が近いからこそ、十分な睡眠時間を確保することが重要なのです。分かっているとは思いますが、睡眠不足は確実に体力不足の原因となるからです。ただでさえ疲労困憊している試験対策の日々で、睡眠不足ほど体力の足を引っ張るものは他にないと言っても、決して過言ではありません。その体力不足は、やがて体調を崩し、何らかの疾病を連れてくる原因となります。場合によっては、その疾病と共に受験しなければならない羽目になるかも…。疾病と共に受験とまではいかなくとも、睡眠不足による体力低下の状況で試験を受けることになるのは、間違いありません。

 体力だけではありません。睡眠不足は、精神力をも削っていきます。やはり精神的にも疲労困憊している最中、それに追い打ちをかけるような事態になってしまうことも…。十分な睡眠は、精神をも回復し、養ってくれるのです。もちろん十分な睡眠は、頭を使うことになる試験対策や国家試験受験にとっても、見まごうこと無き良きものであることは、言うまでもありません。

 試験対策も佳境に入ってきたこの時期。睡眠がいかに重要であるかが、お分かり頂けましたでしょうか?確かに、夜眠れない、夜中に目が覚めてしまう等、〝眠ること〟に関して苦労している人は少なくないでしょう。それでも、睡眠時間を削ってはいけません。かといって…あまり『 眠らなきゃ 』と身構えてしまうと、逆に眠れなくなってしまうことも事実。ここは『 チョット休憩しようかな 』なんていう感じで布団に入り、ゆっくりとくつろいでみる…。そんな感じでいいのです。『 眠れないから起きて何かを… 』なんていうことをしてはいけません。何よりも優先されるのは、睡眠ですから…。そう、睡眠時間を守るということは、自分を守るということなのです。そこの所を肝に銘じて…というと、また緊張してしまいそうですから、そこの所をゆっくりと考えつつ、チョット休憩といった感じで、眠りに就いてみてください。心配しなくても大丈夫。いつか眠りに入りますから…。

 

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