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💮 主任講師挨拶 2022

万物流転は、森羅万象の理 ~ 少人数制時代の到来 ~

 第107回薬剤師国家試験も終わり、一段落…と思いきや、発表まで気が気でない。実際、そういった人の方が多いのではないでしょうか?そして、早速、次のステップへと踏み出さなければならない人も、少なくはないと思います。すぐに仕事に取り掛からねばならない人、引っ越しをしなければならない人、既に働いている人などなど。国家試験が終わったとて、決して一段落ではなく、皆、次のステップへと動き出さなければならない…。そして世の中も全て、第108回薬剤師国家試験に向けて動き始めているのも事実です。万物流転は、森羅万象の理。全てのものが、同じ場所に長く留まることなく、今までとは異なる新たなる方向へと刻々と流れていっているのです。

 公立小学校の学級編成を35人に引き下げる『 公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律の一部を改正する法律案 』が2021年2月2日、閣議決定されました。何故、このようになったのでしょうか?その趣旨には『 個別最適な学びと協働的な学びを実現することが必要であることから、一人一人の教育的ニーズに応じたきめ細かな指導を可能とする指導体制 』といったことが書かれています。これからの教育は、一人一人に応じたきめ細かな指導を可能とする体制が必要ということ。1学級の人数を減らすことで、児童一人ひとりの理解度に合わせた、きめ細かな指導が可能となる。そのため、公立小学校の全学年で学級人数の上限を40人から35人に引き下げるとのこと。少人数制の薬進塾よりも、さらに少ない35人とは驚きですが…。しかし、薬進塾の考え方も、今回の改正案の趣旨と全く同じです。一人一人に応じた、きめ細かな指導を可能とする体制が必要。薬進塾が理念として掲げてきた〝少人数制〟が、今の世に公的に認められ、実践されることとなった。世の中が、きめ細かな指導を可能とする少人数制を求めている。薬進塾は、この閣議決定を吉報として捉えています。

 『 今まで無かった、一人一人の試験対策のニーズに応じた、きめ細かな指導を可能とする薬剤師国家試験予備校を! 』と、薬進塾を立ち上げてから、来年で早13年目になります。『 光陰 矢の如し 』などというのは月並みな言葉だと思ってしまいますが、なかなかどうして。言いえて妙というのは、まさにこのことと痛感しています。時の流れは速い。そして時の流れは決して止まることなく、常に古きものを送り出し、新たなるものを流れ運んでくるのです。前述の閣議決定された学級編制の標準的な引下げですが、約40年ぶりとのこと。そう、時代は動いているのです。今まで当たり前と思われてきた、40人だった学級人数が、これからは35人になる。今まで当たり前のように行われていた学級編成も、〝一人一人の教育的ニーズに応じたきめ細かな指導を!〟という世の中の流れとともに、新たなる体制へと変化するのです。万物流転は、森羅万象の理。あらゆるモノは、時の流れとともに、その時代に順応したものへと、その形を変えていくのです。

 薬進塾が開塾した2010年。薬剤師国家試験対策の世界では、まだまだ〝少人数制〟というものは、注目されるものではありませんでした。そして、薬進塾の運営システム。このシステムは、日本のほとんどの医療系予備校、つまり医師国家試験対策、歯科医師国家試験対策、看護師国家試験対策、管理栄養士国家試験対策等の予備校が、取り入れている運営システムです。〝日本の医療系予備校運営のスタンダードなやり方〟といっていいでしょう。そのやり方を踏襲して、薬剤師国家試験に順応させたのが薬進塾です。2010年、そして現在に至るまでも、この運営システムを踏襲している薬剤師国家試験予備校は、薬進塾1校だけです。そして、この運営システムも開塾当時は、〝薬剤師国家試験予備校のスタンダードなやり方〟ではなかったため、稀有にみられるどころか、訝しがられたことも確かです。

 少人数で、従来の薬剤師国家試験予備とは違うやり方の予備校。立ち上げた当初は、蔑視されたことも確かです。誹謗中傷も多数ありました。それでも『 これからの薬剤師国家試験予備校は、一人ひとりをしっかり育てることが求められるはず。きっと、そういった時代が来る 』『 薬進塾の運営システムは、医療系予備校としてスタンダードなやり方なのだから、きっとこのシステムが功を為す時代が来る 』という信念をもって進んできた13年。どうやら、そういった時代が来たようです。そして、今までは当たり前と思われてきた薬剤師国家試験予備校の〝在り方〟や〝やり方〟も、時代に合わなくなってきているのも事実です。新しい時代に合わせた、新しいやり方が求められている。

 新しいやり方…それは、オンラインを使う等の表面的な作業部分を新しくしたようなものではありません。アレもやる、コレもやると、予備校としての本質から外れた〝新しいこと〟に、色々と手を出すやり方でもありません。予備校としての本質、つまり『 学生さん一人ひとりをしっかりと育て上げ、そして合格へと導く 』ということに、よりウエイトを置いた新しいやり方が求められているということ。そして、『 人を育てる 』という内面的な部分、スピリッツ的な部分に重きを置いた、〝予備校としてあるべき本来の姿〟にしっかりと腰を据えたやり方。これに、よりシフトしていかなければならないということです。

 講義で教えて終わりの時代は終わりました。これからは講義後、そして講義以外の時の質問にも対応、指導していくことが求められる時代です。

 講師は、講義だけこなしていればいいという時代は終わりました。これからは、学習指導や日々の勉強、試験対策の日々における相談も含め、学生さんを色々な面からサポートしていく時代です。

 学生さんに勉強だけを教えるだけの時代は終わりました。これからは、学生さんが一人でも勉強していける能力も指導して、育んでいく時代です。

 大勢の学生さんを教室に詰め込んで講義する時代も終わりました。これからは講師の目が届く、そして一人ひとりを育てていく少人数制の時代です。

 むやみに高い受講料を取る時代も終わりました。これからは、如何にリーズナブルな受講料で、いい講義を提供するかが求められる時代です。

 独りよがりで講義を進めていく講師の時代も終わりました。これからは学生さんに、しっかりとした学力を与えることができる講師の時代です。

 講師が慣れ合いで、好き勝手に学生さんと接する時代も終わりました。これからは、講師が学生さんとの間に、しっかりとした線引きを設ける、そしてどの学生さんとも平等に接する時代です。

 力のない講師が講義をする時代も終わりました。これからは、学生さんに学力をつけさせるだけの力を持つ講師の時代です。

 通り一遍の講義を行うだけの時代も終わりました。これからは、国家試験に合格するだけの学力を与える講義をしていく時代です。

 予備校都合の教室運営や講義設定をしていく時代も終わりました。これからは、学生さんのことを考えて教室を運営し、講義を設定していく時代です。

 『 覚えておいてください 』の連呼や、語呂合わせばかりの講義の時代も終わりました。これからは、基礎からしっかりと理解させていく講義の時代です。

 過去問題やその類似問題ばかりを行っていく試験対策の時代は終わりました。これからは、学生さんや国家試験を見据えて、講師が自らより良い講義を組み立てていく時代です。

 ヤマをかけたり、真偽の定かでない情報に頼る試験対策の時代は終わりました。これからは、しっかりとした学力を育む試験対策が求められる時代です。

 学生さんに対し『 釣った魚には餌をあげない 』ような対応をする時代も終わりました。これからは、来てくれた学生さんには、出来る限りのサポートをしてあげる時代です。

 宣伝のための講義や、自分の予備校に来るよう促すための講義を行う時代も終わりました。これからは、受講している学生さんに、少しでも学力をつけてもらうための講義をする時代です。

 ウソの合格率で学生さんを集める時代も終わりました。これからは、一人ひとりをいかにサポート・指導していけるかで、学生さんに来てもらう時代です。

 学生さんを入学させてもらうために、大学の先生と馴れ合いになる時代も終わりました。これからは、予備校としての立場をわきまえながら、大学や先生方と付き合っていく時代です。

 講師だからと、ふんぞり返っている時代も終わりました。これからは、教える人間として謙虚に、そして凛とした姿勢の講師が求められる時代です。

 予備校としての本質を忘れ、ネームバリューや権力に頼る剛腕なやり方も終わりました。これからは、予備校としての本質をしっかりと認識しながら謙虚に、そして相手の立場に立って言動できる予備校が求められる時代です。

 予備校としての本質ではない、余計な部分にお金をかける時代は終わりました。これからは、来てくれた学生さんのためにお金を使う時代です。

 万物は流転する。長い間、何の疑問にも思われず、改良もされず惰性で行われてきた古きやり方は終わり、これからは〝予備校としてあるべき本来の姿〟に、しっかりと腰を据えたやり方が求められる時代なのです。そして13年前から、これらを信念として、薬進塾は歩んできたのです。薬進塾の時代が来た。我々はそう思っています。何故ならば…薬進塾には上記に掲げた、20の〝これからは…〟があるからです。開塾以来ずっと…。

 薬進塾には上記に掲げた、20の〝これからは…〟があります。しかし、それに留まっているわけにはいきません。何故ならば、万物は流転するからです。常に目を見張り、耳を澄ませながら、新しい手法を常々考えて実行していかなければなりません。もちろん、学生さん達も今と昔では違います。国家試験も昔とは違います。今の学生さんたちに合わせた試験対策を、そして新しい国家試験に対応できる講義を、心がけていかなければなりません。学習指導も然りです。現状維持は後退の始まり。これは、経営の神様と言われた松下幸之助氏のお言葉です。万物は流転するからこそ、現状維持は後退の始まりなのです。現状維持では流されてしまう。流されないためには、常に進んでいかなければならないのです。薬進塾は、まだまだ進んでいかなければなりません。それは、薬進塾を必要としてくれる学生さんたちがいるからです。そういった学生さんたちのためにも、常に目を見張り、耳を澄ませながら、新しい手法を常々試行錯誤し、そして実行して進んでいかなければならないのです。13年目の薬進塾。12年目とも、11年目とも、そしてその前よりも、さらにより良き予備校となるため、予備校としての本質を忘れず切磋琢磨していく所存です。

 今後とも、御指導御鞭撻の程 宜しくお願い申し上げます。

薬進塾 主任講師 針ヶ谷 智樹

 

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