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心を動かす祈る姿

2020/09/23

 ホームページでも書かせていただいておりますが、薬進塾の周りには神社がたくさんあります。ザッと数えただけでも7社。小さいものも入れれば、もっとたくさんの数になると思います。もちろん、学業成就や試験合格をご利益とする神社もいくつかあります。私はもともと神社好き。休みの日は、何気に『 ○○神社にでも行ってくるか… 』と、ブラッと出かけることも少なくありません。まあ、行く神社はある程度決まっていたりするのですが…。それでも、飽きることなく出かけて行ったりしています。

 もちろん、薬進塾の周りの神社にも、よく顔を出しています。中には、薬進塾立ち上げ当初より、毎日、通っている神社もあります。通うというよりは、浅草橋から薬進塾へ行く途中にありますから、あいさつ代わりにお参りしているといった感じ。もちろん、塾生さんのご武運をお祈りしております。

 薬進塾に一番近い神社は、加賀美久米森稲荷神社(かがみくめもりいなりじんじゃ)という小さいお稲荷さんです。小さめの神社なのですが、歴史は深いとのこと。徳川将軍の不治の病を、祈禱により快癒させた太夫の邸内に祀られたという、ありがたい稲荷神社なのです。私も折を見ては、手を合わせています。

 そのお稲荷さんに、一人のおじいちゃんが手を合わせている光景をよく目にします。はじめて気が付いたのは、もう何年も前のことだと思います。逆を言うならば、そのおじいちゃんは何年も、このお稲荷さんにお参りに来ているということになります。年はいくら位なのか定かではないのですが…見た目でいっては失礼かもしれませんが、かなりご高齢のご様子。背骨が少々曲がっているらしく、服の上からコルセットの様なものを付けていて、動きも緩慢です。そのおじいちゃんが、背骨の曲がっている体で、しかし体の芯は一本何か通っているようにシャンとした姿で、一生懸命お祈りしているのですが…その姿がとても印象的なのです。しかも、結構な長い時間お祈りしているのです。測ったことは無いのですが…通勤中、その神社が見えて、神社の横を通るとおじいさんが拝んでいて、薬進塾にたどり着くまでは出てきていないので、少なくとも3分以上はお祈りし続けているようです。そんな真摯にお祈りしている姿を見る度に、なんとも言えない優しさが胸を突き抜ける思いがするのです。

 誰のために祈っているのだろうか?何を祈っているのだろうか?祈っている姿を見かける度に、そんな思いが心をよぎります。『 自分の身体のことだろうか? 』初めのうちは、そう思っていたのですが…。最近は、そうではないと感じています。実は、このおじいさん。それ相応の身なりで、お祈りしているのです。もちろん、スーツにネクタイでばっちり…といった感じではありません。しかしノーネクタイではありますが、しっかりとアイロンのかかったシャツを着て、下はスラックス。それよりも、もう少しラフな場合もありますが、それでも他人様の目の前に出るには、失礼のない恰好。私の予想では、勤め人ではないと思います。どこかに出かける最中に、寄っているのでしょうか?この近くに住んでいるのならば、もう少々ラフな格好で来るはず。この近くに出かける目的の場所があるのでしょうか?この付近には、ご高齢の方が勤めるような場所や集まる所は、私の知る限りありません。

 私はこのおじいさんは、このお稲荷さんにお参りすることを目的に、出かけてきているのだと思うのです。そのために正装している…。『 お参りするのに、わざわざ正装? 』と思う人もいるかもしれませんが、神社をお参りする際は、本来、正装が基本なのです。神社の中には、スーツ着用でなければお参りさせてくれない所さえあります。おじいさんは、この考え方通り『 お参りに行くんだから、きちんとした格好を… 』と心掛けているのではないでしょうか?これならば、例え近くに住んでいても、わざわざ正装に着替えてきているという仮説も成り立ちます。おじいさんが、どこに住んでいるかは分かりませんが、あえてこのお稲荷さんをお参りするために、正装し出かけてきていることは、間違いなさそうです。

 何をお祈りしているのでしょうか?前述させていただきましたように、私はこのおじいさんは、自分のことをお祈りしているのではないよう思えるのです。人が何をお祈りしているか推測するなど、あまり品の良い行いではありませんが…。私が気になるのは、このおじいさんのお祈りしている姿勢というか、その〝一心不乱さ〟なのです。必死でお祈りしている…。まあ、誰でも神社での頼み事となると必死になるものですが…。私は神社好きですから、本当にあちらこちらの神社に、たくさん、たくさんお参りに行っています。お祈りしている人も、星の数ほど見ています。もちろん、必死にお祈りしている人もたくさん見てきています。でも、このおじいさん程、凛とし、そして一心不乱にお祈りしている人は、そうそう見かけることがありません。

 一心不乱ではあるのですが…決して、力んでお祈りしているという訳ではありません。まあ、神社に行くと、必ず力任せに力んでお祈りしている人を見かけますが…お祈りのし方は、人それぞれだと思っていますので、ここではあえて何も言いませんが…。しかし、このおじいさんは全く力みが無い。それでいて一心不乱さが、にじみ出ている。正直、『 キレイだな 』と思ってしまうこともあります。よほど、必死に何かをお祈りしているのではないでしょうか?

 前述させていただきましたように、おそらく、このおじいさんは〝自分ではない誰か〟のことを、お祈りしているのだと思います。そういった雰囲気が、醸し出されているのです。自分ではない誰かのために、必死にお祈りしている…そんな気がしてならないというか、そういった雰囲気をまとわりつかせている。そんな感じがするのです。誰のことを祈っているのでしょうか?奥さんのことでしょうか?子供さんのことでしょうか?お孫さんのことでしょうか?先ほど同様、人が誰のことをお祈りしているか推測する行為は、下品な行為ですので、深く詮索するつもりは毛頭ありませんが…。でも、自分ではない人のために、必死に祈る。正装までして出向いて、一心不乱に祈る。だからこそ、あのおじいさんの祈る姿に、凛としたものを感じるのだと思います。そして、そんなおじいさんの姿を見るたびに、『 このおじいさんの願い事、叶うといいな 』と思ってしまうのです。さらには『 お稲荷さん、このおじいさんのお祈り、叶えてあげてください 』と神社の横を通るたびに、ついお願いしてしまうのです。自分ではない人のために、必死に祈る姿には、人の心を打つモノがある。私はそう思っています。だからこそ、私は自然に『 お稲荷さん、このおじいさんのお祈り、叶えてあげてください 』と思ってしまうのではないでしょうか?

 実は、今日も塾に来る途中、そのおじいさんが一心不乱にお祈りしている姿を見かけました。いつものように、ピシッとしたシャツを着て、コルセットの様なものを付けて、スラックスに革靴で一心不乱にお祈りしていました。最後まで確かめた分けではありませんが、いつものように、しっかりと時間をかけてお祈りしていたようです。お祈りすることに上下はありません。でも、つい『 あの、おじいさんのようにお祈りできるといいな 』と思ってしまうことも確かです。そして、今日もやはり、『 このおじいさんのお祈り、叶えてあげてくださいね 』と思いながら、お稲荷さんの横を通り過ぎ、薬進塾に向かったのでした。

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2021年9月23日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:ブログ 薬進する日々!!

🤝 塾生さんのことを考えている予備校です。

薬進塾は塾生さんのことを考えている予備校です。

 予備校として講師がいい、講義がいいのは当たり前の話。塾生さんのことを、如何に考えているのかも、非常に重要なこと。薬進塾は、塾生さんのことを、しっかりと考えている予備校です。『 規模が… 』『 合格率が… 』『 有名講師が… 』等、謳ってはいますが、では学生さんたちに対するケアはどうなっているのでしょう?学生さんのことを考えた運営だったり、システムは整っているのでしょうか?学生さんが大勢いる所が多いようですが、一人ひとりに応対できている環境なのでしょうか?

 薬進塾は、塾生さんのことを考えている予備校です。もちろん、塾生さん一人ひとりのことをです。運営に関しても、システムに関しても、もちろん環境に対しても塾生さんのことを考えて、決めていっています。

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 具体的には…

 薬進塾では、塾生さんに『 具体的でなければ物事は進まない 』と指導しています。もちろん、薬進塾も常に具体的に考え、行動しています。一番いい例が、学習指導。薬進塾の学習指導は具体的です。『 何を、どうのように、どうやって進めていくのか? 』を指導しています。『 薬理が悪いから、毎日、薬理を30分勉強して 』とか『 物化が出来ないようだから、○本の物化を勉強して 』では、具体的ではありません。具体的でないから、勉強が進まないのです。

 では、薬進塾が『 塾生さんのことを考えている 』とは、具体的にどういった行動をとっているからなのでしょうか?以下のようなことが、あげられます。

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薬進塾は塾生さんのことを考えています。

だから 少人数制です。

 公立小学校の学級編成を35人に引き下げる『 公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律の一部を改正する法律案 』が2021年2月2日、閣議決定されました。改正義務標準法は小学校の学級編制標準を5年間かけて一律35人に引き下げるものです。その趣旨は『 個別最適な学びと協働的な学びを実現することが必要であることから、一人一人の教育的ニーズに応じたきめ細かな指導を可能とする指導体制 』とのこと。そう、教育現場は確実に少人数制へと移行しているのです。一人一人のニーズに応じた、きめ細かな指導を可能とするために、少人数制へと移行しているのです。

 薬進塾も、塾生さん一人ひとりのニーズ、すなわち塾生さん一人ひとりの試験対策を考え、対応して試験対策を進めていっています。だから、少人数制なのです。

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💎 結果を出すなら〝少人数制〟の試験対策を!

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だから 受講料がリーズナブルです。

 実際問題として、金銭面は避けては通れないこと。薬学が6年制になり、大学の受講料が学生さんのご家族の大きな負担になっていることは確かです。留年や卒業延期になっていたのなら、さらに+αで受講料がかかってしまうことになりますが、かなりシビアな問題であることは事実です。実際、金銭面でのご相談も少なくありません。

 予備校に通おうにも、金銭面でかなりシビア。でも、どうやって試験対策を進めていっていいのか分からない…。そういった学生さんのために、薬進塾では日本で一番リーズナブルな受講料を設定しています。どんなに『 学生さんのことを… 』と口にしたところで、受講料が高額ならば、学生さんは受講することはできません。薬進塾は、『 薬剤師になりたい 』という学生さんを応援しています。だからこそ、受講料もリーズナブルな値段に設定しているのです。

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💕 薬進塾の受講料は、リーズナブル!

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だから 基礎から始めます。

 基礎ができていない学生さんが多いのが事実です。なのに、基礎を飛ばして講義を始める予備校が多いのも事実です。『 時間がない… 』という理由からだそうですが…それは予備校側の都合。時間が足りないなら足りないなりに工夫して、基礎を教えていくのが予備校としての企業努力というものであり、そして学生さんのことを考えるということではないでしょうか?実際問題として、基礎ができていないのに国家試験の問題を解いたり、新傾向と称した問題をやったりしたところで、意味はないと思います。

 薬進塾の講義は、全て基礎から始めます。基礎ができていないのに、試験対策を行っても意味がないからです。もちろん、基礎が分かっていない状態で講義を聞いたところで、内容を理解することはできないからです。有名な講師の授業であろうと、基礎が分かっていない状況で受講しても、内容は理解できないでしょう。それでは受講したところで意味はありません。薬進塾は、基礎ができていない塾生さんのこともしっかりと考えています。だから、どの講義でも基礎から教えていっているのです。

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 🌄 基礎力重視の国家試験対策

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だから 学習指導をしています。

 勉強のやり方が分からない…。こういった学生さんは少なくありません。イヤ、ほとんどの学生さんが分かっていないといっても過言ではないでしょう。成績が悪いと『 勉強していないだろ! 』『 勉強しろ! 』と言われるけれど…でも、どうやってやればいいのか分からない。これが学生さんの、正直な意見ではないでしょうか?でも、具体的なやり方を教えてくれはしない…。

 薬進塾では、勉強のやり方を具体的に教えています。それも、塾生さん全体でやる学習指導、一人ひとりマンツーマンで行う学習指導の二通りの学習指導の二つを踏まえて行っています。もちろん、学習指導といっても『 復習ノートの作り方 』『 計算の学習指導 』『 模擬試験前の学習指導 』等、何種類もの学習指導があります。そして、常日頃から勉強に関する相談を受け付けては、マンツーマンで指導していっています。そうやって、勉強のやり方の分からない塾生さんのことをしっかりと考え、指導していっているのです。

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💫 学習指導 ~勉強のやり方を指導します~

✨ 試験対策指導 ~試験対策のやり方も指導します~

🆙 入塾したその日から始まる学習指導!~ 講義が始まるまでの勉強を指導します ~

📑 間違えていませんか?過去問の勉強方法。

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だから 質問に答えます。

 薬進塾では、質問を推奨しています。ですから、いつでも質問を受け付けています。講義の質問はもちろんのこと、テストやフト思った疑問にたいする質問も、当然、受けつけています。『 講義は講義後の質問にも対応して1つである 』というのが、薬進塾講師の考え方です。つまり、講義後の質問に応対しないとうことは、講義をこなしていないということになります。薬進塾では、そのようなことは一切ありませんので、ご安心ください。もちろん、いない講師に対する質問も対応できるシステムになっていますので、遠慮なくご質問ください。

 『 質問にいったら「 講義中に言っただろ 」と答えてくれない 』という話をよく耳にしますが…講義中に言ったことが分からないから質問にいっているのに、『 講義中に言っただろ 』と言われても困ってしまいますよね?『 「 そんなの国家試験にでない 」と相手にしてくれなくて… 』というのもよく耳にしますが…受講しての疑問なんですから、国家試験に出ようが出まいが、答えるのが講師の務めだと思うんですが…。『 自分の気に入った学生さんにしか対応してくれなくて… 』『 質問待ちの人数が多くて、順番が回ってこなくて… 』なんていう話もよく聞きますが…試験対策として、話にも何もなったモノじゃない…といったところでしょうか?

 薬進塾は、塾生さんの『 何でだろう? 』を大切にしています。何故なら、そこから〝理解の芽〟が出てくるからです。塾生さんのことを考えているからこそ、その芽を摘んでしまうような行為はしたくない。それが、薬進塾の想いなのです。

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🙋 薬進塾では、質問を推奨しています!

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だから 厳選された講師陣です。

 薬進塾では誰でも講師になれる訳ではありません。いくつかの条件をクリアした人間でなければ、講師を依頼していません。 条件の第一は、講師歴が長い、つまりベテラン講師であること。『 チョット前まで学生でした、今日から講師です 』といった講師は一人もいませんので、ご安心下さい。 国家試験で結果を出せなかった人のほとんどが、手厚いフォローが必要な学生さんです。通り一遍の講義ではなく、しっかりとした教え方が必要な学生さんばかりです。『 覚えておいて下さい 』の暗記や語呂合わせ、過去問解きばかりの講義では、フォローは出来ないといっていいでしょう。何人もの学生さん達を相手に、長く試験対策を行ってきた講師だからこそできる〝教える側のフォロー〟。予備校の講義には、それが必要なのです。だからこそ、ベテラン講師にしか講義を依頼していないのです。

 講師は全員一年契約ですので、それ相応の結果を出していなければ、契約の継続はありません。それ位、講師という仕事をシビアに捕らえているのです。高い受講料(それでも薬進塾の受講料は、日本で一番リーズナブルですが…)をもらっている訳ですから、それも当然の話ではないでしょうか? 薬進塾は塾生さんのことを考えて、講師も厳選しているのです。

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 🗻 講師紹介

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だから 座席は考慮しています。

 塾生さんは十人十色。一人ひとり違います。当然、座席の配置一つとっても、それ相応の事情が絡んでくることもあります。

 例えば、昨今多いのが過敏性大腸炎の方。特に試験が近くなると、頻繁にトイレに行くようになるのですが…。座席が出入り口から遠いと、トイレに行くのも一苦労。ましてや講義中ともなると、あまり頻繁に教室を横切ることになると、どうしても周りの人へのことを考えてしまう…。これでは、落ち着いてトイレに行くことができないどころか、講義にだって支障をきたしてしまうことになります。ですから、そういった塾生さんは、本人と話し合って、出入り口に近い座席に座ってもらっています。

 薬進塾では、一人ひとりの塾生さんのことを考えて、座席を決めています。体調的な理由もあれば、精神的理由もあります。そういった事も考えてあげることこそ、『 塾生さんのことを考える 』ということではないでしょうか?もちろん、成績で座席を決めるようなこともしませんので、ご安心ください。ちなみに、月に一回、座席替えがります。

 さらに…薬進塾の教室は少人数制の教室。後ろに座ると黒板が見えない、声が聞こえないということは一切ありませんので、ご安心ください。こういったところも、薬進塾が塾生さんのことを考えているという一環なのです。

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 💺 薬進塾では、座席は考慮します。

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だから トイレの数が間に合うようにできています。

 トイレの話が続きますが、大切なこと。薬進塾のトイレは、休み時間中に全塾生さんが利用できるだけの数をそろえてあります。よく耳にするのが、学生数が多すぎて休み時間中にトイレを終えることができないという話。やっと、トイレを利用したと思ったら、講義が始まっている。つまり、100%講義を受講することができないということ。これでは試験対策は成り立ちません。遅刻欠席はしていないけれど、講義には100%出席できない…おかしい話だとは思いませんか?『 人が多く並んでいて、休み時間中にトイレを利用できない 』これでは、とてもではないですが、学生さんのことを考えているとは言えないと思います。

 薬進塾では、全塾生さんが休み時間中に利用できるだけのトイレの数をそろえてあります。あえて強調して書かせていただいていますが…よく考えれば、当たり前の話だとは思いませんか?場合によっては、10ヶ月近く生活をする場なのに、トイレも満足に行けない環境。トイレは生理現象ですから、自分でコントロールすることができません。なのに、自由に行けない…。薬進塾は、塾生さんのことをしっかりと考えている予備校です。だから、トイレの数も塾生さんのことを考えて設定しているのです。

 ちなみに…薬進塾のトイレは薬進塾の中にあり、薬進塾が管理しています。ですから、第三者が入ってくることはありません。ペーパータオルや流水音発生器、ハンドソープや洗浄剤、消臭剤、便座シートも薬進塾で設置・管理しています。こういうことも、塾生さんのことを考えての配慮なのです。

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 🚽 薬進塾のトイレは違います。

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他にも、こんなことで〝塾生さんのことを考えています

 ・ 電子レンジ、ポット、冷蔵庫を設置しています。もちろん、塾生さんが利用する

  ことができます。

 ・ 各参考書、過去問集が、教室および講師室においてあります。もちろん、

  塾生さんは自由に閲覧できます。

 ・ 塾生さんから要望があった場合、必要と判断されたものは設置しています

  (過去には時計、照明等が塾生さんの要望で設置されています)。

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他にも、色々な所で塾生さんのことを考えて運営されています。

 薬進塾では、塾生さんのことを考えて運営されています。もちろん、何でもかんでも塾生さんの言うがままという訳ではないことは、言わずもがな。薬進塾が塾生さんのことを考えて、良かれと思ったことをしてあげる。厳しくするべきところは厳しくする。サポートできる所は、出来る限りのサポートをする。これが本当の意味での『 塾生さんのことを考えている 』ということだと、薬進塾は思っています。前述した内容からも、それがお分かりいただけたことと思います。

いつでも気軽にご相談ください!

 いつでも気軽にご相談ください。もちろん、塾長自らがマンツーマンで対応させていただきます。遠慮なく、ご事情を話していただけたらと思います。もちろん、ご家族の方のみでのご相談も承っております。どんなことでも、遠慮なくご相談ください。

☆ 学校見学・個別相談 随時受付中 ☆

  フリーダイヤル 0120-970-894

          急(9)な(7)お(0)願い、薬進塾(894)

  〔 受付時間 〕 月 ~ 金曜日(祝祭日除く)  10:00 ~ 17:00

お問い合わせ から、メールでの受け付けも行っております。

※ ご相談が混みあっています。できるだけ、電話連絡等により日時を予約していただきますよう

 お願いいたします。

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2021年9月18日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:薬進塾

皆と違うことは悪ではない。

2021/09/16

 何回かブログでも書かせていただいたが…私はかなり他の人と変わっている。他人からも言われるし、自分自身も、十二分にそれを感じている。『 変わっていますね 』と言われることは、世間ではあまりいい意味ではないらしいようで、実際、その言葉を投げかかられることにより、不愉快な気分になってしまわれる方も少なくないようである。しかし、私にとっては『 変わっていますね 』と言われることは非常に喜ばしいことであり、光栄なことだと思っている。間違いなく、『 変わっていますね 』という言葉は、私にとって誉め言葉である。

 ただ…変わっているということで苦労してきたことは確かである。特に田舎育ちの私にとっては、つらい経験しか残っていない。『 変わっている 』ということは『 人と比べて変わっている 』という、ある種相対評価であり、そしてそれは同時に『 人と違う 』ということを意味している。田舎では、人と違うということは、ほとんどの場合が悪と捉えられる。まあ、これは田舎に限らず、〝日本という国ならではのこと〟と言えるかもしれない。人と違うことは悪…。これは、この国の古くからの因習である。ある意味、呪縛と言っても過言ではないだろう。

 中学生のころ、いい曲だと騒がれた曲があった。私は今一つ好きではなかった。そんな私に、誰もがこう言った。『 皆がいいと言っているんだから、いいに決まっている 』。こんなことはよくある話。皆が興味あることに飛びつかないでいると、『 皆が面白いと言っているのに、面白くないのはおかしい 』。皆がいいと言っているモノに対し、異を唱えると『 皆がいいと言っているんだから、こっちがいいに決まっているだろう 』。子供ながらに、あまりの程度の低さというか、アホらしさに辟易していたものだ。

 そういう私を辟易させる輩が、異を唱えるや否や、開口一番口にするのが『 和を乱すのか? 』『 チームワークを乱すな 』といった、陳腐なセリフ。自分の意見を述べることの、どこが〝和を乱すことになる〟のかが不思議でたまらない。自分が好きではないから、好きではないと口にすることの、どこが『 チームワークを乱すな 』と揶揄される理由になるのか?さっぱり分からない。まあ、分かりたくもないが…。世のおばちゃん達の『 何故、こんなことやったの? 』という質問に『 ○○君がやったから 』と答えた場合の、『 じゃあ○○君が死んだら、お前も死ぬんか! 』という、理不尽さなどお構いなく突っ込んでくる、屁理屈を超えたパワフルな切り返しを、私も同じようにかましてやりたいと思う。『 皆がいいと言っているんだから、いいんだ 』『 じゃあ、皆が死んだらお前も死ぬんか! 』と…。

 自分の意見が他人と違うことは、和を乱すことでも何でもない。むしろ、当たり前のことである。誰もが皆、他人とは違うのだから…。全世界78憶7500万人、全員が同じ考えなんて、あるはずもなかろう。もし、あったらあったで、それはとてつもなく恐ろしいことのよう思えるが…まあ、今回はそこらへんに触れることは、今回のブログの本筋からチョット外れてしまうことになるので、これ位にしておくこととして…。

 人は他人とは違う生き物である。だからこそ、自分とは違う相手のことも分かってあげる、相手の視点に立って考えてあげる、相手の気持ちになって行動する、といったことが大切なのではないだろうか?それを、皆と違うという理由で『 和を乱すのか? 』『 チームワークを乱すな 』と揶揄し、攻撃してくるとはいかがなものであろうか?人と違う事を悪とする。この国に根深く巣くっている、呪われた因習である。

 毎回思うのだが…『 和を乱す 』『 チームワークを乱す 』ということと、『 自分の意見を述べる 』『 自分の考えを持つ 』ということは、=(イコール)ではない。『 和を乱す 』『 チームワークを乱す 』という言葉の意味を、間違えて使っているのは確かである。もっとも、人と違う意見や考え方を持つ人間に対して、『 和を乱す 』『 チームワークを乱す 』という言葉を使えば、相手を理不尽に封じ込めることができるのだから使っているのだろうが…。『 和を乱す 』『 チームワークを乱す 』ということが、いけないということは、一般的な人間なら誰しもが理解していることである(もちろん、これとて時と場合によるが)。だから、『 和を乱すのか? 』『 チームワークを乱すな 』という言葉を投げかけられた場合、反論することができない。この言葉に反論すれば『 和を乱してもいい 』『 チームワークを乱してもいい 』ということを容認していることになるからである。かくして、卑劣な人間は、『 和を乱すのか? 』『 チームワークを乱すな! 』という言葉を用いて、個人の意見や考えを封じ込め、黙殺することにする。

 皆と同じ意見、考え方でなければいけない。気が付いている人は少ないと思うが、これはとてつもなく恐ろしいことである。個人の意見や考えを主張できない。個人の意見や考えは、〝多〟の前においては何ら意味をなさない、黙殺されるものとなる。イヤ、黙殺されるだけではない。悪とされるのだ。その結果、人は考えなくなる。考える必要などない。皆と同じであればいいのだから…。考えて主張したところで、皆と違えば黙殺されたり、悪とされる。だったら、何も考えず、主張せず、皆と同じと言っていればいい。良いも悪いも判断しない。イヤ、皆と同じでないことが悪なのだ。皆と同じであれば良しとする。どんなことであろうと…。これを恐ろしいことと言わずして、何が恐ろしいことであろうか?

 現在、北九州市で暮らす藤江真佐子さん。先の戦争で、艱難辛苦の経験をされたそうである。戦後は、イベントなどで、戦争での自らの体験を語り、次の世代に警鐘を鳴らしてきている。その藤江さんは、戦争当時のことについて、こんなことを言っている。

 当時は、みんなが洗脳されていたと思うんです。そうして国民が何も考えなくなることが、一番危ない。

まさにこの通りだと思う。戦時中は、〝戦争をする〟という行為について異を唱えたり、相手国のことを良く言うことは〝悪〟とされた。命を投げ出すことも当たり前とされていた。自分の身内が戦争で命を落とすことは名誉であり、生きて帰ってくることは恥とされていた。そして、誰もが何も考えずに、それに従っていた。考えたところで、異を唱えることはできない。だから、考えない。考えずに周りに従うだけ…。そうやって、国民が何も考えなくなる…何も考えず、主張せず、『 皆と同じ 』と言っていればいい。これは、先の戦争で多くの日本国民が犯した過ちである。そして、戦争を経験した人たちは誰もが口をそろえて、『 あの頃は、皆がおかしかった。あの時「 これは間違っている 」と言えなかった我々が、間違っていた 』と話している。なのに、また同じような状況に、この国がなってきているのは、いかがなものであろうか?

 人は誰もが、他の人とは違う生き物である。だからこそ、自分とは違う相手のことも分かってあげる、相手の視点に立って考えてあげる、相手の気持ちになって行動するということが、大切なのではないだろうか?『 私はこうである 』と主張することも大事であるし、『 あの人はこういう考えなのだな 』と認めてあげることも重要である。そういう〝自分とは違うモノ〟〝大衆とは違うモノ〟を認めることこそが、大勢の中で生きていくという事にとって、必要なことではないだろうか?もし〝大衆とは違うモノ〟を認めるということを否定するのなら…先の戦争で犯した過ちを、再び繰り返してしまうことになるのではないだろうか?まあ、私の杞憂であってくれればいいのだが…。しかし…その〝過ち〟の足音が、すぐそばまで聞こえてきているような気がするのは、私の気のせいだろうか?

 

 

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2021年9月16日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:ブログ 薬進する日々!!

🔰 基礎を教える講座はコレしかありません。

基礎から勉強をはじめなければ、試験対策は成り立たない。

 薬進塾では、どのコースのどの講義でも、基礎からしっかりと教えていきます。基礎から教えていなければ、物事は理解できないからです。それは、薬剤師国家試験対策の勉強とて同じこと。基礎から勉強をはじめなければ、試験対策など成り立たないものなのです。だからこそ、薬進塾では基礎を大事にしています。そして、基礎からしっかりと講義を行っているのです。

【 関連ページ 】

🌄 基礎力重視の国家試験対策

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基礎を専門に教える講座は、基礎力養成講座しかありません。

 『 基礎がないから… 』という人は少なくありません。と同時に『 でも、どうやって基礎を勉強していけばいいのか分からないし… 』という人も少なくありません。基礎が大事なことは分かっているけれど、ではどうやって基礎を勉強すればいいのか分からない…。

 薬剤師国家試験予備校の講座の中でも、基礎を専門に教える講座は、薬進塾の基礎力養成講座しかありません。薬剤師国家試験予備校には、単科目的な講座はいくつもあります。しかし、基礎を教えるのではなく、やはり国家試験対策としての方にウエイトが置かれ、基礎にはほとんど触れていないのが現状です。

  薬進塾の基礎力養成講座は、化学・物理化学・生物・計算の基礎に絞って、教えていく講座です。この4つは色々な科目に絡んでくる〝基礎中の基礎〟。ここの所が不安定ですと、試験対策は〝砂上の楼閣(基本がしっかりしていないために、長く維持できない物事のたとえ)〟と言っても、決して過言ではないでしょう。薬進塾の要点集中講座では、この4つの基礎に絞って、しっかりと講義していきます。

 もちろん、国家試験対策だけではなく、現役生の基礎固めにも最適です。最近は、現役生の方が『 基礎を身につけたい 』と申し込んでくるパターンも増えています。

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基礎力養成講座 講義概要

化学:原子の中の電子配置から、混成軌道までを講義します。

計算:指数・対数の計算方法を講義し、実際に問題を解いていきます。

物理:極性や電気陰性度、ファンデルワールス力、水素結合について講義します。

生物:生物の基本用語や細胞内小器官について講義します。

  『 高校でやらなかったな… 』という人も少なくない内容です。もちろん、高校の内容を講義するのではなく、国家試験対策での基礎とした内容講義していきますのでご安心ください。高校の時にやっていなかった人も十分ついてくることができる講義内容・講義量・スピードになりますので、そこの所もご安心ください。

【 関連ページ 】

🍉 基礎力養成講座〔 化学・物理・生物・計算の基礎 〕: 国試受験生 及び 1~6年生 対象の夏の6日間講座

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基礎を理解するだけで成績は飛躍的に伸びます!

 どうも昨今の学生さんは、基礎を軽んじる傾向があります。『 そんな基礎的なことは知っている 』『 そんな基礎をやったところで…国家試験に出題される訳でもないし… 』『 基礎なんかいいから、国家試験に出る内容を… 』といった学生さんは少なくありません。。

 『 勉強しているのだけれど、今一つ理解できていないような… 』『 成績が思っているより伸びない… 』という人は、往々にして基礎が不足しているのが事実です。どんなに『 国家試験に出る内容を… 』と勉強したところで、基礎ができていなければ、知識自体は揺らいでしまいます。勉強しているけれど…あと一つの所で、成績が伸びない。点数が届かない。それは、基礎が不足しているのが原因なのです。

 逆に、ある程度知識のある人が、基礎を勉強することにより、成績がスムーズに伸びることも事実です。ただ知っていただけの知識が、基礎を勉強することにより『 何故、そうなるのか? 』と理解出来るようになるからです。実際、薬進塾の塾生さんの中にも、基礎的な部分から理解していくことにより、飛躍的に成績が伸びた人が何人もいます。

 成績が今一つの人も、成績が良好な人も、基礎を改めて勉強することにより、成績を伸ばすことができるのです。特に、『 勉強しているけれど、今一つ理解できない 』『 勉強しているけれど、成績が伸びない 』という人は、基礎不足が原因であることがほとんどです。根本的な対策として、やはり基礎を学ぶことが大切だと思います。

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もちろん、受講料もリーズナブルです。

 1日4コマ(1コマ70分)で5日間の受講料が、48600円とリーズナブルなのも特徴です。もちろん、テキストや試験、税金込みの金額ですので、これ以外の支払いは一切ありません。せっかく『 基礎から勉強しよう 』と思っても、受講料が高くて受けることができないようなら、意味はありません。受講する人のことも考えている。そして『 基礎から勉強しよう 』という学生さんを応援したい。薬進塾のそういった想いが、リーズナブルな受講料に現れているのです。

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他のコースとのセット受講の人も増えています。

 『 基礎力がないので、コースが始まる前に、チョット基礎的な部分を勉強したい 』 『 一年コースの人との差が不安… 』 『 少しでも早く勉強したい… 』という方は、少なくありません。そういった人が、半年コース受講前に、基礎力養成講座を申し込むというパターンが増えています。

 他にも、卒業延期生の方が『 卒業試験も合格したし、半年コースで試験対策を始めようかと思うけれど…基礎が今一つ… 』といって、申し込む場合も増えてきています。もちろん、働いていた方が半年コースに通う前の足掛かりとして申し込む場合も少なくありません。いずれにしても、半年コースのウォーミング・アップとして、基礎力養成講座を申し込まれる方が多いようです。確かに半年コース受講のウォーミング・アップとしては、最適かもしれません。

 薬進塾でも、毎年、このセット受講で基礎的内容を一通り勉強してから、半年コースに臨む塾生さんが、たくさんいらっしゃいます。最近は要点コースと基礎力養成講座をセット受講する人も増えてきています。『 半年コース前の基礎固めがしたいな 』『 要点コース前に、少々基礎を勉強しておこう 』という人は、それぞれのコースとのセット受講も、お勧めいたします!

【 関連ページ 】

 💕 セット受講割引!〔 基礎力セット受講 〕

◎ 基礎力養成講座と要点集中コースをセット受講していた塾生さん(現役生)が、

 見事、卒業試験に合格しました。

 〝🌼 おめでとうございます!107回対策 卒業試験合格体験記 〟をご参照ください。

いつでも気軽にご相談ください。

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2021年9月15日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:試験対策サポート

🌱 薬進塾では、いきなり講義を始めません。

♦ やり方を変えてみませんか? ♦

あなたは〝少人数制〟なら、伸びる人かもしれません!


診断と学習指導から始まる試験対策。

 薬進塾では、いきなり講義を始めるということはしません。もちろん、すぐに講義を始めることは可能です。しかし、試験対策というのは『 ただ講義を聞いて勉強していけばいい 』といった単純なものではありません。試験対策には、試験対策のやり方というものがあります。力技で、『 ただ講義を聞いて勉強していけばいい 』では、効率良く試験対策を進めていくことはできないでしょう。何にでも〝やり方〟というものがあります。合格という結果を求める試験対策なら、なおのことやり方に注意を払わなければなりません。だからこそ、薬進塾では、すぐに講義を始めるのではなく

① 基礎力診断   ② 学力診断   ③ 学習指導

を行い、各塾生さんの基礎力、学力・学習状況を把握することから始め、『 勉強のやり方 』を指導する学習指導を行うことから、試験対策を初めていくのです。

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野菜や果物を収穫しようと思ったらどうします?

 野菜や果物を育てて、収穫しようと思ったら、どうしますか?いきなり、土の上に種をばら撒きますか?そんなことをする人は、まずいないはずです。それでは、しっかりと芽を出せるかどうかも、分からないからです。まずは、土を耕すという事から始めませんか?前述のように、ただ種をまけば芽が出てくるというものではないのですから…。芽を出させるためには、芽を出させるための環境というものが必要です。だからこそ、耕すという行為が必要なのです。耕して畑を作ることから始める。そうやって育てる環境が整ってから、初めて種をまくことができるようになるのです。耕された畑に播かれるからこそ、種は芽を出すことができるようになるのです。

 試験対策のやり方もこれと同じです。いきなり、国家試験の勉強を始めても…学力の芽を出すことは難しいでしょう。もちろん芽が出ない訳ですから、合格という実を収穫することができないことは言うまでもありません。

 

今の力を診断するところから始まります。

 薬進塾では、講義を始める前に 基礎力診断 → 学力診断 → 学習指導 を行うことから試験対策を始めていきます。では、それぞれのパートはどのようなものなのでしょう?

【 基礎力診断 】

 薬進塾では、まず初めに基礎力診断から始めます。よく『 基礎力診断とは、どういうものですか? 』といった質問をされるのですが…。基礎力診断は、国家試験対策を始めるうえで、必要とされる基礎力がどれほど身についているのかを診断するためのものです。『 国家試験の問題を解くのですか? 』といった質問も多いのですが、全く違います。国家試験対策を行う上での、ベースとなる学力がどれほど身についているのかを診断するためのものですから、国家試験問題とは全く異なる問題を解いて頂くことになります(ちなみに、国家試験問題を解いたところで、基礎力を診断することはできません)。薬進塾の学習指導専任講師が、『 国家試験対策を行うために必要な知識が身についているか? 』を診断するために作成した専用問題を使用します。内容は社外秘となっていますので、詳細を記載することはできませんが、大きく6つの分野に分類されています。その問題を解くことにより『 何に、つまずいているのか? 』『 何が足を引っ張っているのか? 』『 学力が今一つなのは、何が原因なのか? 』等を知ることができます。そこから派生して、どの科目、すなわち国家試験のどの範囲が苦手なのか、伸びにくい状況なのかを把握していきます。もちろん、『 何故、その科目ができないのか・伸びないのか? 』といった、原因を突き止めること出来ます。そうすることにより、塾生さん一人ひとりのウィークポイントを把握し、適切に指導していくことができるようになるのです。

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【 学力診断 】

 基礎力診断の後に、学力診断を行うことになります。これも、『 学力診断とは、どういうものですか? 』と、よく質問をされます。学力診断は、国家試験内容における、個人の学力の状況(いわゆる成績的な部分)や学習の状況(勉強の状況:早い話、適切な勉強をしていたかどうか)を診断するためのものです。これも『 国家試験の問題を解くのですか? 』といった質問が多いのですが、全く異なる質問内容になります。基本的に、国家試験の問題を使って、その人の基礎力や学力の状況を診断したり、把握することはできません。国家試験合格にたどり着けなかった人は、国家試験問題の内容よりも、もっと手前の所にウィークポイントがあるからです。ですから、そのウィークポイントに目を向けずに、国家試験問題の結果だけ見たところで、何の問題解決にもならないのです。

 これも、薬進塾の学習指導専任講師が、『 国家試験範囲の学習状況は、どのようになっているのか? 』を診断するために作成した質問を使用します。内容は社外秘となっていますので、詳細を記載することはできませんが、国家試験分野ごとの質問からなっています。ただ注意してほしいのですが、いわゆる〝試験問題〟を解かせる内容ではないということ。あくまでも〝質問〟であり、学力等を問う形の〝試験形式の問題〟ではないということ。ただし、その質問に答えていくことにより『 今の学力は、どういった状況にあるのか? 』『 どういう勉強をしてきたのか? 』『 このままにしておくと、学力はどうなるのか? 』等を知ることができます。それを知ることが、今後の国家試験対策と学力向上に対し、大きな要因となることは間違いありません

 もちろん、指導する我々としては塾生さん一人ひとりの学習状況を把握することにより、より具体的な指導ができるようになることは言うまでもありません。

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そして、基礎力診断&学力診断の後は学習指導!

 『 これから、どうやって勉強していけばいいのか? 』を具体的に説明・指導していきます。もちろん、この内容は、よく見かけるの試験対策本にでも書かれてあるような、誰でも知っているような内容ではありません。例えば…

  ・ 勉強した内容は1日後には66%、1週間後には77%忘れてしまいます。

   だから復習は早めにやりましょう。

  ・ 記憶するにはインプットよりもアウトプットが重要です。

  ・ 隙間時間を活用して勉強しましょう。

 学習指導と称して、よく聞く内容ですが…こんなことは誰もが知っていること。知らなくても、市販されている試験対策本を読めば、誰でも入手できる情報です。では、これで『 どうやって、試験対策の日々を過ごしていくのか? 』『 どう勉強していけばいいのか? 』が具体的にわかるでしょうか?具体的にどのように勉強を進めていけばいいのか分からないようでは、学習指導と呼ぶことはできません。学習指導は『 学習指導をしました 』という、既成事実を作るために行うものではありません。塾生さんに、『 これからどのように勉強していけばいいのか? 』を伝えるため、そして塾生さんがそれに従って勉強を進めていくために行われるものです。具体的に、『 何を、どのようにしていけばいいのか? 』が分からなければ、意味はないのです。

 学習指導と称して、試験のデータを話す場合も多いようですが…『 ○回の国家試験では、皆、化学が取れていなかった 』だの『 衛生は簡単だったから、こういう所で点数を取らなければいけない 』『 この前の試験の難易度は… 』と話されたところで、では具体的に、どうやって勉強していけばいいかが、果たして分かるでしょうか?データを聞いたところで『 ふ~ん、そうなのか… 』で終わってしまい、『 では具体的に、どう勉強していけばいいのか? 』が分からなければ、何の役にも立ちません。試験のデータは、個人が勉強していくことに対しては、ほとんど意味を成さないと言ってもいいでしょう。

 薬進塾では、講義を受ける前にしっかりと学習指導を行います。一年・半年コースの初日は、1日かけて基礎力診断、学力診断、学習指導を行います。それが、終わって初めて、次の日から講義を行うのです。でなければ、講義は受けたものの、どうやって復習すればいいのか分からないからです。

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一年・半年コースでは初日に次のような学習指導をします。

 学習指導と言っても、通り一遍のモノではありません。具体的に細かく指導していきますし、何種類もの学習指導を定期的に行っていきます。一年・半年コースの初日に行われる学習指導は、次のような内容になります。

学習指導序章:1日1日がいかに重要か?

   1.本当に『 国家試験まで、まだ時間はある 』のか?

   2.講義後にしっかりと復習しておかないと、どうなるか?

   3.学習量と総合学力の伸び。

   4.学習量と基礎系科目(及び苦手科目)の学力伸び。

   5.講義を休まないことが、1日を大切にすることの第一歩。

   6.その日の分からないことは、その日のうちに解決する。

学習指導1:具体的な学習の進め方と理論

   1.何故『 勉強しよう 』と思っても、勉強することが出来ないのか?

   2.そもそも勉強とは何か?

   3.『 勉強する 』を習得するためには?

   4.どのように『 勉強する 』を習得していくのか?

   6.具体的な学習の進め方。

   7.試験対策で最も重要なことは自己管理であることをしっかりと認識する。

学習指導2:勉強するとはどういうことなのか?

   1.勉強とは、具体的にどういう行為なのか?

   2.与えられた知識は、自分流にまとめなければならない。

学習指導3:基本的な復習のやり方

   1.生活管理が重要:試験対策の日々の計画を立てる。

   2.復習のやり方。

   3.変化が重要。

   4.ひとつ成績が上がらない、手応えが無いのはなぜか?~ムダの存在 ~

   5.〝気になる〟の危険性!

   6.復習ノートの作り方。

   7.実践編。

学習指導4:質問の仕方

   1.質問の手順:効率のいい質問とそのやり方。

   2.考えることの重要性。

学習指導補足:受講マニュアル

   1.受講姿勢:こんなことに気をつけると学力は伸びていく。

   2.講義をいかに活用するか?:試験対策の日々で大切なこと。


 如何に内容が豊富か分かりますか?当然、各カテゴリーごとに一つ一つ詳細な指導を行うことは言うまでもありません(上記内容は、あくまでも見出しであり、内容の全てではありません)。ここまで具体的に指導して、初めて学習指導と言えるのです。もちろん、上記内容を見て『 じゃあ、この通りやれば… 』などという簡単なものでもありません。1つ1つにしっかりとした、実績とノウハウが詰まっていますので、言葉だけ見て、おいそれとできるものではありません。薬進塾では、実績豊富な学習指導担当講師が、これらをしっかりと指導して、これからの試験対策における勉強のやり方を、しっかりと把握させていくことになります。それが終わってから、やっと『 それでは、明日から講義を始めましょう 』となるのです。

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だから、薬進塾ではいきなり講義を始めないのです。

 収穫を得るためには、まず土を耕すという事から始めます。それと同じように、薬進塾ではまず基礎力診断、学力診断、学習指導をしっかりと行い、そして講義に入っていきます。耕すことに対し、しっかりと時間をかけているのです。だからこそ、しっかりとした収穫を得ることができるのです。

 思い出してみてください。試験対策を始める前に、土を耕すという事をしっかりとやりましたか?いきなり、種をまくようなことをしていませんでしたか?もし、そうだとしたのなら…今度は、しっかりと土を耕してから、種をまいてはみませんか?今までは、芽が出なかったとしても、しっかりと土を耕して種をまけば芽は出るはずです。薬進塾に来て、しっかりと土を耕してみてください。もちろん、しっかりとサポートしていきますから、ご安心ください。そして、学力の芽を出し、それを育てて合格という実を収穫してはみませんか?


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2021年9月15日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:試験対策サポート

🧩 学習指導は、何も勉強のやり方だけを指導するものではありません。

 

勉強のやり方を教わったのに、勉強ができない!?

 学習指導。それは『 勉強のやり方 』を教えることです。学習指導をやっていると称している所は多い様ですが、全くもって学習指導とは言えない内容の所がほとんど。講師によって学習指導の内容が異なるなんていう所もあるそうですが、やっている講師が学習指導というものがどういったものか分かっていない、いい証拠だと思います。こういった事に関しましては〝🤔 よって、これは学習指導ではありません:『 勉強のやり方を教える 』って、どういうことか知っていますか?〟のページに色々と記載されていいますので、ここでは詳細は割愛させていただきますが…。まあ、学習指導と謳っているのに、さっぱり学習指導になっていない…そういったモノが巷にあふれているということ。

  そして…前述のように、学習指導とは『 勉強のやり方 』を教えることです。一人で勉強をする、試験対策を進めていくには、どうやってやればいいのか?どうしたらいいのか?それを具体的に指導するのが、学習指導です。具体的でなければ…一人で勉強を進めていく、試験対策を進めていくことなどできるはずもありません。『 学習指導を受けたけれど…どうやって進めていけばいいのか分からない 』では、学習指導とは呼べた代物ではありません。実際、こういった〝学習指導もどき〟〝似非学習指導〟が蔓延って(はびこっている)のが現状です。

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もちろん、勉強のやり方も教えますが…

 学習指導とは『 勉強のやり方 』を教えることです。それも、学生さんが一人でも勉強をすることができるように、円滑に試験対策を進めていけるように、具体的に『 何を、どのように、どうやって進めていくのか 』を指導します。

 しかし、学習指導は何も勉強のやり方だけを指導するだけではありません。前述のように『 円滑に試験対策を進めていける 』ことを指導するのも、立派な学習指導です。〝学習指導もどき〟〝似非学習指導〟では、ここの部分がすっぱりと抜け落ちているようで、いたずらに勉強のことばかりに目が向けられています。しかし、『 勉強することを指導する 』こともさることながら、『 円滑に試験対策を進めていく 』ことを指導することも、試験対策にとってはものすごく重要なことなのです。何故ならば…どんなに勉強のやり方を指導されても、試験対策の日々で生じる色々な悩みや問題点を克服していかなければ、勉強を行うことに支障を生じてしまうことになるからです。こういったことも、しっかりと指導しなければ、学習指導としては不完全と言わざるを得ません。むしろ、この『 円滑に試験対策を進めていく 』ことを指導することこそが、学習指導の主幹といっても決して過言ではないと思います。

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では、勉強のやり方の指導以外での学習指導とは?

 『 円滑に試験対策を進めていく 』ことの指導と一口に言っても、たくさんありますが…。主なものとしては、次のようなことも指導をしています。

 

 ① 勉強に対する姿勢

 ② 試験対策の日々の過ごし方

 ③ 試験対策の日々の不安への対応

 ④ モチベーションの維持

 ⑤ 勉強に関する自己管理

 ⑥ 試験の受け方

 ⑦ 試験結果の捉え方と利用法

 ⑧ 質問の仕方

 ⑨ 1人で勉強を進めていく方法

 ①~⑨はほんの一部で、まだまだ他にもありますが…。如何でしょうか?試験対策の日々を送っていて、上記のような内容に疑問を持ったり、上記のようなことがネックになって試験対策が滞ったりした経験は、皆さんあるのではないでしょうか?これらを誰かに相談したことはありますか?『 相談っていっても…誰に相談していいか分からないし… 』という人は少なくないのではないでしょうか?中には『 相談したけれども、相手にしてもらえなくて… 』『 相談したけれども、納得いくような対応がされなくて… 』といった人もいるのでは?ご安心ください。薬進塾では、こういったことも学習指導として、しっかりと指導していきます。

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実は、こちらの方が試験対策にとっては重要なこと。

 さきほど『 むしろ、この「 円滑に試験対策を進めていく 」ことを指導することこそが、学習指導の主幹といっても決して過言ではないと思います 』と書かせていただきましたが…。実は、いたずらに勉強のことばかりに目を向ける指導よりも、『 円滑に試験対策を進めていく 』ことを指導することの方が、試験対策にとっては重要なことなのです。勉強しようと思っても、上記①~⑨のようなことがあったらどうでしょうか?落ち着いて勉強することができないのではないでしょうか?試験対策の日々の中、安心して過ごすことができないのではないでしょうか?実際、そういうことが負担となって、試験対策を頓挫してしまう人も少なくありません。どんなに良い講義を聞いても、そしてそれをしっかりと勉強するやり方を指導してもらっても、落ち着いて勉強できない、不安を抱えながら日々を送っているようでは、講義内容も勉強した内容も効率よく身に付くはずがありません。まずは勉強するための、しっかりとした基盤を作らなければならない。その基盤こそ、『 円滑に試験対策を進めていける環境・状況 』なのです。これがあってこそ、試験対策は円滑に進み、講義内容も効率よく身に付くようになり、勉強も円滑に進むようになるのです。

 

もちろん、いつでもマンツーマンで指導していきます。

 上記①~⑨に関する内容は、いつ疑問に思ったり、心の中に生じるかはわかりません。だからこそ、常にオープンに学習指導を受けることができる状態にしておくことが必要です。薬進塾では、いつでも学習指導を受け付けています。もちろん、マンツーマンです。学習指導担当の講師が、しっかりと指導しますので、よくある『 講師によって指導で言っている内容が違う 』といった問題もありません。試験対策の進め方や学習状況は、当然、一人ひとり異なるものです。いつ、どんな支障や疑問が生じるかは、人それぞれ。薬進塾ではいつでも学習指導を受け付けていますので、遠慮なく指導に来てください

 もちろん、常日頃から公的な学習指導(塾生さん全員を相手にする学習指導)で、『 勉強することを指導する 』こと、『 円滑に試験対策を進めていく 』ことも、しっかりと指導しているので、ご安心ください。

 

☆ いつでも、気軽にご相談ください ☆

◎ ご相談は随時受け付けております。前述のように、ご家族の方だけ(学生さんがいらっしゃらない場合)でご相談にくる方も、昨今は多くなっております。そのような場合でも、塾長自ら責任を持って個別に応対させて頂きますので、気軽にご連絡頂けましたらと思います。

 

 当日のご相談にも応対しておりますが、事前予約が入っている場合があります。その場合は、予約の方を優先させていただきます。お電話等で日時を確認し、予約されることをお勧めいたします。

 ご相談のご予約希望の方は、ご都合のいい日時を電話でお伝え下さい。なお予約状況により、希望日時に添えない場合もありますので、第二希望、第三希望の日時も想定しておかれることをお勧めいたします。

 

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2021年9月14日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:試験対策サポート

💊 薬剤師として現場で活躍している講師による 第107回薬剤師国家試験 実務総評!

薬進塾 実務担当講師による『 実務総評 』

 薬進塾の実務担当講師である貝和先生から見た『 第107回 薬剤師国家試験 実務 』の総評速報です。当ホームページをご覧になっている方はお分かりのように、貝和先生は合格していった塾生さん達から…

  『 薬局で働いている先生なので、現場の知識を色々と教えてもらえた 』

  『 医療現場で実際に活躍されている先生だから、

          講義内容が直接試験問題に反映されていた 』

  『 現場の内容が取り入れられていて、内容の濃いものでした 』

  『 実務の勉強は先生の講義を理解すれば十分だと思いました 』

  『 現場の裏話を織りまぜての講義が良かったです 』

といった声が挙がっている講師です。

 それもそのはず、貝和先生は薬剤師歴21年目のベテラン薬剤師。もちろん、講師としてベテランであることは言うまでもありません。今も現場で薬剤師としてご活躍されている講師ですから、上記のような声が挙がるのも、当たり前と言えば当たり前の話。

 私も、塾生さんの質問に対し『 実際には… 』『 私も経験あるんだけど… 』『 メーカーに聞いたら… 』『 そういう場合はドクターと… 』等、答えている貝和先生を見る度に『 やはり現場で働いているから違うな 』と実感することが多々あります。答えている内容はもちろんのこと、やはり現場で働いている一薬剤師としての答には、敬意の念を抱かざるをえません。

 そんな貝和先生が、薬剤師として、そして講師として見た、第107回国家試験の実務に対する総評速報。ぜひ、ご一読下さい!

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第107回 薬剤師国家試験 実務総評

多少難・・・な印象を受ける難易度:難易度10段階(10が難しい)で、5か6…6あたりか?

 1日目は、問81や問89『 薬剤師として 』というより、『 医療に関わる人として 』の知っておくべき事項を、例年同様、難易度を下げてでも問いたい内容も出題されています。

 また問82や問88のように、地域に根付いた医療の入り口として、これからの薬剤師に期待しているような問題が見受けられます。

 もちろん、薬剤師としての知っておくべき知識として、過去にも出題されたような問83のような『 薬歴 』のSOAP形式についての設問も出題されていて、1日目は比較的、やさしめな印象を受けます。

 2日目は、問242の『 暑さ指数(WBGT)』の問題のように、『 日頃、目に(耳に)してはいるものの、薬剤師として、日常業務等では・・・あまり・・・というか、むしろ皆無・・・ 』というような、幅広い知識が必要とするものも…。

 そうかと思えば、問198のように、問題文から、使用する式を提示され、設問中にある検査数値で必要なものを取捨選択し、当てはめていくという、『 その場で考える問題 』の計算タイプや、問204のように過去に出題されていたような光線過敏症を起こしやすい薬剤を問うものなど、近年にある『 ザ・薬剤師国家試験らしさ 』も見受けられます。

 また、

問337の乳児への坐剤の使い方

問338のクラリスロマイシンDsの苦み

問341のロートエキス散のリアル計算

問 342の散剤を水剤に変更するにあたっての実際の量の換算

など、小児科の処方を受け付けた時の『 あるある 』の問題や、問213のようにビスホスホネート製剤の服用に際しての注意点も出題され、現実に処方が多い薬剤、よく見かける状況に関しては、過去に出題されていても、再度出題される傾向は変わりはなく、問217のビオチンように、薬剤(今回はサプリメントとしての登場でしたが)と食品との兼ね合いに注意が必要なものの出題もされていて、『 薬剤師としての国家試験 』の印象を受けます。

 さらには、問314のように、飲み残しなどがある患者さんで、『 薬袋とかも、要らないよ 』という患者さんを題材とした、現場でも『 あるある困った患者さん 』を国家試験の問題にするなど、設問を読んでいて、苦笑いしてしまうような問題もあり、薬剤師としての日常を反映しているように感じました。

 問223のように、患者さんの状態・検査数値から、腫瘍の場所を特定して(問222)対応する薬剤の選択・・・という、問題としては、シンプルですが、しっかり考えさせる問題があり、いわゆる『 総合問題 』の要素もあり、難易度のバランスを保っているように感じられます。

問200、228、293、333のように時代に沿った問題も目を引きました。

 現在、例えば、他薬剤や食べ物との兼ね合いが少ないワルファリンに代わる薬剤の登場により、昔の国家試験では常連であったワルファリンの出題が減り、新しい薬剤の出題や処方例が目を引き、他の科(例えば、整形、泌尿器科とかも)の設問の処方内容を見ると、『 あ~あるある、こんな処方 』と思わせるような、ここ数年前~今でも見かける処方例が印象的でした。

 106回に続き、設問に登場する患者さんの疾患名、副作用状況を検査数値や問診や投薬口での様子から推察し、薬剤が適正であるか?というスタイルが続いているように思われます。

薬剤師としての日常を反映したものではあるものの、設問から…

キーワードや検査数値を取捨選択する → 疾患や状況の推察 → 正しい薬剤や選択肢を見つけ出す

というプロセスをたどることから、解答にある程度の時間を要することもあるかと思われます。

 如何でしょうか?通り一遍の評価ではなく、如何に〝現場の薬剤師から見た視線での評価〟であるかが、お分かり頂けたことかと思います。そして『 如何に現場の知識が(国家試験では)問われているのか? 』も、お気づきになられたことと思います。机上の空論ではない、現場の活きた知識が必要になってくる、昨今の薬剤師国家試験。薬進塾には〝現場の活きた知識〟が盛り込まれた講義があるのです

 下記の107回対策を受験した塾生さんの『 国家試験を受けて思う、貝和先生の講義 』の声からも、そのことが十分伺えることと思います。

『 国家試験を受けて思う、貝和先生の講義 』

 貝和先生の講義は、現場での生の情報が多かったので、実習へ行ってからかなり時間が経ってる私からしたら、そうなんだ!と初めて知る情報が本当に多かったです!

 例えば…国家試験では、インフルエンザワクチンや抗がん剤については毎年出る内容だとは思いますが、それを踏まえて、ワクチンや抗がん剤についても繰り返し細かく教えてくださりました。今まで表面的な内容を軽くしか勉強をしていなかった私は、初めて知ることが沢山で新鮮で楽しい講義でした。107回でも、もちろんインフルエンザワクチンや抗がん剤について出題されていました!今まで通り、表面的な内容しか勉強をしてなかったら、絶対解けなかっただろう私が、貝和先生から1年間勉強を教わったおかげで、すいすい解答を導き出す事が出来ました!!

 貝和先生の講義では、教科書では絶対に学ぶ事の出来ない情報を得る事が出来ます。また、最後の講義で『 ここは出そうで気になるから! 』と教えてくださった、簡易懸濁法と健康サポート薬局について!!本当に出題されました!『 簡易懸濁法 』と『 健康サポート薬局 』というキーワードを見た瞬間、貝和先生に教わったから大丈夫だ!と思いながら、問題に取り掛かる事が出来ました。

 まだまだありますが…今年の国家試験は、現場での内容が本当に多かった気がします。この1年間、参考書からは得る事が絶対出来ない内容を、貝和先生から教えて頂いたおかげで、初めて見る国家試験問題にも恐れず向き合う事ができました!

Mさん

 これこそが、本当の〝現場での知識〟を教わった人の声なのです。

 もちろん、講師としても申し分ありません。107回合格者の塾生さんであるKさんから、貝和先生にこんなメッセージが届いています。

 国家試験の終盤に出てきた実務の計算問題(問343)で、何度計算をやっても自分の解答と選択肢の解答が合わない事態に陥りました。近い答えもなく、今年の前半の実務が難しくて疲労度も溜まってきていたので、きっと私が出来ない計算なんだろうな、適当に答えよう…と思いました。

 その時…最後の貝和先生の授業後に、模試の問題(計算問題ではない)の質問にいった時に言われた、『 昔は自分が知ってる知識を使わせて問題を解かせることが多かったが、今の国家試験は情報を与えてそこから考えさせる問題が多い。問題を読み飛ばしてしまうと答えが出ないこともあるから、疲れていてもちゃんと問題を読んでね!』という言葉を、ふと思い出しました。

 そこで、もう一度ちゃんと読んでみたところ…大事な箇所を読み飛ばしていて、思い込みをして計算していたので解答が合わなかったことが分かりました。

 多分この問題は正答率が高い問題だと思います。しかし、私にとっては貴重な一点で、最後の18時まで足掻こうと思えた一瞬でした。アドバイスを下さりありがとうございました!

P.S 最後の授業でやった簡易懸濁法が出てきて、びっくりしました!

Kさん

〝現場を知っている現役薬剤師〟だけではないのです。講師としても、非常に優秀な講師であることが、窺い知ることができると思います。

 

💉 現場の知識が要求されている国家試験

 107回の国家試験からも分かるように、これからの国家試験は〝現場の知識〟が求められるこになります。机上の空論ではなく、実際の現場の知識を身に付けていかなければならないことは明確です。今回の国家試験からも、そのことが強くお分かりいただけたことと思います。そのためには、〝実際の現場を知っている人間の講義〟が、絶対条件で必要になってきます。さらに、参考書等に書いてある、通り一遍の内容説明では対応できないことも事実です。

 昨今の医療系問題は、現場サイドの内容がよく出題されます。『 最近の国家試験では、現場の内容が問われている 』と口にしている所は多い様ですが、その対応は、おざなりになっている場合がほとんどです。実務経験のない人が、実務を教えている。これなどは、そのいい例でしょう。これからの試験対策こそ、貝和先生のような〝現場で働いている人間の活きた講義〟が求められる時代なのです。

 もちろん、ただ講義を受けるだけでは、対策として不十分なことも事実です。一人ひとりの質問に対応できるフォローが、不可欠になってきます。現場を知らない人も、マンツーマンで質問に応対してもらえるからこそ、その内容を噛み砕いて理解できるようになるからです。薬進塾では、質問を推奨しています。少人数制ですから、質問待ちが長くて順番が回ってこないということもありません。ですから、講義後はどんどん質問にきてください。そして、貝和先生から〝現場の実務〟をマンツーマンで教えてもらってください。それが、今後の国家試験対策とあなたの学力向上に、大きな成果をもたらすことになりまから!

 

※ 定員になり次第、募集は締め切らせていただきます。ご了承ください。

 

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2021年9月9日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:薬剤師国家試験

勉強できるようになるのも時間がかかる。

 皆さん、国家試験対策(卒業試験対策でも結構です)やっていますか?今の時期に講義や講演等の依頼で、外部の学生さんと接する時、こう質問すると…『 えっ!まだやらなくても… 』なんて声を聞くことがあります。ビックリして『 何で? 』って聞き返すと『 国家試験(卒業試験)まで、まだまだじゃないですか 』という答が返ってきたりするので、二度びっくり。『 こりゃあマズイかな… 』なんて思いつつ『 今までは1日何時間くらい勉強していたの? 』と更に聞いてみると『 勉強なんか、してませんでしたよ。試験の前くらいにやるくらいですかね 』という答が返ってきて『 こりゃあ大変だぞ… 』なんて、講師としての心配性が出てしまったりします。『 大変って何が大変なんですか?試験前に始めればいいだけじゃないですか 』という人。本当に、そう簡単に試験前に勉強を始めることが出来ると思いますか?

 これを読んでいる人のほとんどが自転車に乗ることが出来ると思います。ではチョットお尋ねしますが、生まれて初めて自転車に乗った時、今のようにスイスイと自転車を操って乗り回すことが出来ましたか?『 生まれて初めて、すぐに自転車の乗ることが出来る人なんているわけ無いじゃないですか 』そう、その通り!何度も何度も乗っているうちに、スイスイと乗れるようになったんですよね。

 じゃあ、今、仮にあなたが自転車に乗り慣れていない自転車初心者であるとしましょう。ある目的地に行く場合、例えば歩いていくより自転車に乗っていくほうが早く、楽に目的地に着く事ができますよね。でも、自転車に乗り慣れていない自転車初心者だったらどうでしょう?

 決められた時間に、目的地に到着するように自転車をこぎ始めている人を横目で見ながら『 そろそろ自分も目的地に向かい始めようかな 』なんて考え始める。で、人が自転車に乗っている姿を見ながら『 まあこんな感じだろう 』と乗ってはみたものの・・・自転車に乗っていることもただならず、フラフラと頼りない。カーブだって曲がりきれずに突っ込んでしまうこともあるでしょう。あちこち突っ込んだり、道から外れたり、転んだりしながら満身創痍・・・でもさっぱり進まない、そんな結果になってしまうのでは…。『 何であの人はスイスイと行けるの? 』なんて悩みながらも、いたずらに時間ばかりが経ってしまう…。そんな状況に陥ってしまうのではないでしょうか?

 では、何故、スイスイいける人とそうじゃない人がいるんでしょう?『 そりゃあ〝自転車に乗ることが出来る人〟はスイスイいけるに決まっているじゃないですか。〝自転車に乗り慣れていない自転車初心者〟が、そんな人と同じようにスイスイいけるわけありませんよ 』そう、その通り。そして、勉強にもこれと全く同じことが言えるのです。私が学習指導で、繰り返し繰り返し、口酸っぱく説明する内容が、まさにこれなのです。

 では、質問。皆さんは勉強をすることができますか?ここでいう『 勉強できる 』とは『 成績がいい 』という意味ではなく、『 勉強するという行為を行うことができますか? 』という意味です。では、また質問。毎日、決められた時間、自分にあったやり方で勉強を進めていくことが出来ますか?

 『 勉強なんかしてませんでしたよ 』と答えている人は…自転車で言い換えるなら『 自転車なんか乗っていませんでしたよ 』っていう人ということになります。つまり『 自転車の乗り方=勉強のやり方 』を分かっていない状況にあるということ。『 勉強のやり方を知らずに勉強する 』ということは…前述の『 自転車の乗り方を知らずに自転車に乗る 』ということと同じことなんですよ。

 こういう経験をしたことのある人は多いんじゃないですか?勉強を始めようとは思ってみたものの…どうやって勉強したら良いのか分からない。とりあえず始めてはみたものの…進んでいるのか進んでいないかわからない。どうも苦労している割にはちっとも進んでいないような・・・気がつけば全然違うことをやっていたり、あれやこれや調べているうちに時間ばっかり経ってしまって・・・『 ど~しよう、というより、どーすんの? 』と頭を抱えてしまう。どうです?経験ありませんか?そういう人こそ『 自転車の運転が出来ていない人 』つまり『 勉強ができていない人 』なんですよ!『 自転車の乗り方を知らずに自転車に乗って目的地へ向かう 』=『 勉強のやり方を知らずに勉強して試験にのぞむ 』ということと、同じ内容なのです。『 苦労している割にはちっとも進まない 』という結果まで同じですよね?

 何故、私が早くからの勉強を進めるかという答がここにあります。ハッキリ言いましょう。自分の勉強のやり方がわからない人が、『 ハイ勉強始めます 』と始めたところで、おいそれと勉強なんか出来るはずがないからです。やり方がわかっていないんですから。

 では『 ハイ勉強始めます 』と始めてスイスイと勉強が進むためにはどうすればいいのか?そう『 自分の勉強のやり方 』で勉強を進めていくことです。では、自分の勉強方法はどうやって習得するのか?自転車と一緒です。『 何度も何度も自転車に乗っているうちに、スイスイと乗れるようになった 』のと同じように、『 何度も何度も勉強しているうちに、スイスイと勉強できるようになる 』のです。時間がかかるんですよ。残念ながら、オイソレとは自分のやり方なんて見つかるはずもないし、習得できるはずもないんです。自転車の乗り方だけじゃなく、パソコンのうち方だって、スポーツだって、勉強だって何だってそうなのです。何度も何度も繰り返し行っていくことで、技術というものは習得されていくものなのです。何もやっていなかった人間が、すぐに取り組んでスイスイと物事こなしていくことなんて出来るはずないのです。しかし、これは恥ずかしいことでも何でもありません。人間が一つの技術を習得するためには、時間をかけて、自分自身が取り組んでいかなければならないのは当たり前のことなのです。

 私が行っている学習指導は、この『 勉強する 』というやり方をサポートしていくためのものなのです。もちろん、〝サポート〟ですから、学生さん自身が実践していかなければ、習得はおぼつかないでしょう。指導に乗っ取り、勉強を進めていくうちに〝自分の勉強方法〟というものが習得されるのです。そして、自分の方法を見つけるためには、時間をかけて何度も何度も繰り返し、自ら行っていかなければなりません。勉強でいうのなら、自分の勉強方法を見つけるためには、時間をかけて毎日勉強していかなければならないということになります。時間をかけて毎日勉強していくことこそが、あなたの勉強方法を見つける最善の方法なのです。もちろん、そのためのサポートも重要になってきます。それが、本来の学習指導なのです。そう考えるならば…『 インプットとアウトプットでは… 』『 毎日薬理を30分勉強して 』なんていうのが、学習指導とは全くかけ離れたものであることが、お分かりいただけることと思います。それでは、勉強するというやり方を身に付けるための、なんのサポートにもなっていないからです。

 食品はもとより、昨今は様々な品で手作りの良さが見直され始めています。職人さんが一つ一つ手作りで生み出すその品は『 さすが 』と唸らせるほどの名品ぞろい。長い間、時間をかけて育て上げてきた自分の技・能力だからこそ、手作りの品は輝いているのです。やはり、時間をかけて培った自分の技以外に、自分を最強へと導く技はないようですね。そして、その技・能力は時間をかけて培うものであるということ。そして、勉強にもそれと同じことが言えるということを、しっかりと認識しておいて下さい。

価値のある良いことは、時間も手間もかかる。

 By ターシャ テューダー(アメリカの画家、園芸家)

 

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今、動かないっていうことは、永遠に動かないっていうこと。

2021/09/01

 講師という仕事をしていると、色々な人達から相談を受ける。もちろん、職業柄、国家試験対策についての相談が多いのだが…。〝国家試験対策に至るまでの相談〟を、受ける場合も多々ある。国家試験対策に至るまでの相談…まあ、早い話、『 国家試験を受けようと思っているのだが、云々かんぬん 』といった内容の話。

 国家試験を受けようと思っているのなら、すぐに対策に取り組めばいいと思うのだが…どうも今一つフットワークが重いというか、腰が重い。そして、そういった〝腰が重い〟相談者の特徴として挙げられるのが、『 話が長い 』ということ。あれやこれや、色々な話を豊富になさってくれる。まあ、こちらとしては学生さんになるかもしれない人物なので、その情報収集としては好都合と思い、話を聞いているのだが…。話を聞いているうちに、国家試験のことなんぞ、すっかりどこかに飛んでいっている話となっていることも、よくある話。初めのうちこそ、学生さんの情報収集と思い、聞き込んでいたものの…そのうち『 一体全体この人は何の話をしているのだろう? 』と思ってしまうこともしばしば。

 国家試験を受ける人なら、話は早い。『 次の国家試験を受けるつもりですが… 』とくるから、こちらもすぐに指導をすることになるからである。しかし、話が長い人(=腰が重い人)は、『 次の国家試験を受けるつもりですが… 』の言葉がなかなか出てこない。代わりに出てくる言葉が『 国家試験を受けようとは思っているのですが… 』という言葉。

 何が違うのだろう?具体的であるかないか。まずここが違う。前者は、次の国家試験を受けようとしているのに対し、後者(=腰が重い人)は、いつの国家試験を受けようとしているのかが、全くもって明確ではない。話を聞いている最中にも『 で、この人はいつ国家試験を受けるのだろう? 』と思ってしまうことが多々あったりする。つまり、国家試験を受けるということに関し、具体的な何かがある訳ではないということ。漠然とした『 国家試験を受けようかな… 』があるだけ…。もちろん、国家試験受験の先にある『 薬剤師になる 』という目標も、今一つ霞んでいて見えない状況にある。実際、腰が重い人からは、薬剤師になろうという強い意志が感じられないことが多い。

 国家試験を受けると決めたのなら、次の国家試験目指して試験対策を行えばいいだけの話である。そのために、予備校へ通うなど何らかの行動を起こせばいい。もしくは、試験対策を行うにあたって、今するべきこと(例えば、仕事をいつ辞めるか決める等)を迅速に行っていけばいい。実際、4年のブランクがあって第102回薬剤師国家試験(2017年2月実施)に合格したある塾生さんは…102回の国家試験を受けようと決意し、2015年12月に、2016年5月から始まる講座に申し込んだ。その時点で、会社には2016年の4月に辞めることを伝えている。受けようと決心してからの、フットワークの軽さが伺える。

 しかし…具体的ではない人は、この様なフットワークの軽さはなく、腰が重い。具体的でないから腰が重いのか、腰が重いから具体的でないのかは定かではないが…。国家試験を受けようとしている…イヤ、受けるつもりではあるのだが、いつかは不明。いつかは受けるつもりでいる…という感が強いのは確かである。本人でさえも、いつ受けるのか不明なのだから、フットワークも何もあったものではない。一歩踏み出せないのも頷ける。

 いつかは受けるつもりでいる…でも、今は受けない。その理由は…と、腰が重い人は話し始めることになるのだが、実はこれが話が長くなる大きな要因の一つ。ぶっちゃけ言ってしまえば、『 受けたいし、受ける気はあるんですが、諸事情により受けられないんですよ 』的な言い回しを羅列してくるので、話が長くなるのである。そして、その諸事情も『 受けられないんですよ 』の理由としては、非常に弱いというか…正直、言い訳がましいものばかり。『 イヤイヤ…あんたそれ口実にして、〝受けたくない・試験対策を行いたくない〟ということを正当化しているんでしょ?受けたくないのに、「 自分は受けたいんですけどね…諸事情(仕事だったり、家族だったり、金銭面だったり、体調だったり、etc…)が… 」という具合に、責任転嫁しているというか、運命に翻弄されているような状況に酔っているだけとか…そういうんじゃないの? 』というのが、正直な感想なのである。

 こう言うと、『 チョット手厳しいんじゃないの? 』と思われる人もいるかもしれないが…。実は、合格していっている人達には、いくつかの特徴がある。そのうちの一つが、前述したような『 フットワークが軽いこと 』が上げられる。そして、それは同時に『 動くことに条件を付けないこと 』ということでもある。ああじゃなきゃできない、こうじゃなきゃ動けないという具合に、自分が動くことに条件を付けない。周りの条件に左右されずに、動こうと思ったら動く。これが、合格していった人たちの共通特徴であることは確かである。

 私が学習指導を始めてから、ン十年にわたって学生さんに、口酸っぱく言っているのが『 勉強することに条件を付けていると、いつまでたっても勉強できないよ 』という言葉。『 ○○だから勉強できない 』ということは、裏を返せば『 勉強するつもりはあるけれど、○○だからできない 』または『 ○○でなかったら勉強するのに、○○だから勉強することができない 』ということ。まあ、早い話『 ○○でなければ勉強するのに、残念! 』といっているということ。そう『 できない 』ではなく『 やらない 』というだけなのである。実際、『 ○○だから勉強できない 』と口にする人は、勉強をやらない人ばかり。例え状況が○○でなくなっても、勉強はやらないようである。『 勉強はしたいんですけれど。△△なんで… 』と、また違う理由を見つけてくるだけであり、いつまでたっても勉強を始めようとしない。いつまでたっても、何も変わらない。

 『 国家試験を受けようと思っているのですが、○○で… 』といっている人も基本的には同じ。『 受けたいんだけれどなぁ…○○だからなぁ… 』といっているのは、結局は『 できない 』ではなく『 やらない 』というだけ。私と話していても、話が長くなるのは当然である。一生懸命、試験対策をやらなくてもいい、言い訳を述べているだけなのだから。そして、そういう人たちは、いつまで経っても国家試験を受験しない。いつまで経っても『 国家試験を受けようと思っているんですけどね… 』で止まったまま、状況は何も変わらない…。月日だけが流れていくことになる。

 まずは、『 やらない 』を放棄することから、始めてみてはいかがだろうか?前述した第102回薬剤師国家試験に合格した塾生さんのように、まずは行動してみてはいかがだろうか?一つ歯車が回りだせば、あれよあれよという間に、歯車はどんどん回りだす。回りだしているうちに、ちゃんと自分の思い通りに事が運んでいくはずである。『 思い立ったが吉日 』言葉がある。何かをしようと決意したら、そう思った日からすぐに取りかかるのが良いという内容である。まずは一歩でもいいから進むこと。少なくとも薬剤師になりたいという意志があるのなら、環境や条件はとりあえず横において、まずそれを目標に動いてみることである。実際に何か事情があるのなら、その過程で、その事情を一つ一つ解決していけばいい。そうやって、薬剤師になることを目標に動いてみる。これが、薬剤師国家試験対策の第一歩ではないだろうか?私の知っている合格していった人たちは、皆、そのように行動していた人たちばかりなのだから…。

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Better late than never.

遅れてもやらないよりはまし(アメリカのことわざ)

 

 

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2021年9月1日 | コメントは受け付けていません。 |

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