精神論的な勉強方法に、ご注意をば!
先日、ある学生さんに学習指導をすることになりました。学生さんといっても、薬進塾の学生さんではありません。大学に在学している〝学生さん〟、いわゆる在学生さんです。某大学の先生から「ちょっと、勉強のことについて指導してやってもらえませんか?」と学習指導を依頼されたのです。本人は、いたってやる気はあるようなのですが、やはり「どうやって勉強すればいいのか?」が今一つ分かっていないようで、今後、色々と学習指導をしていくこととなりました。
「どうやって勉強すればいいか?」が分からない人が、陥りやすいのが〝精神論的な勉強方法〟。すなわち、気合(?)で無理難題をこなしていくやり方です。まあ本来、勉強方法と呼べる代物ではないのですが…。で、このやり方の代表例が「とにかく大量に問題数をこなす」というやつ。「過去問題○年分を○回やる」というのはよく聞く話ですが、とにかく大量に問題をバンバンこなしていくというやり方です。確かに、それ相応の量の問題を解くことは大事なことですし、ある程度の年数の過去問題題を解くことも、国家試験対策にとっては重要なことです。だからと言って、ただ闇雲に問題数だけをこなせばいいのかというと、それは違います。やっている本人としては、問題を沢山こなしていけば、勉強を沢山したような気になるとは思います。では、それでどれだけの学力が養われるのかといえば、眉唾ものなのです。学力が養われないような問題解きを行っても、試験対策にとっては何の役にも立ちません。確かに、問題を沢山解いていくという勉強方法がないわけではありません。ただし、誰かの指導のもと、適切なアドバイスを受けながら進めていかなければならない、結構高度な勉強方法なのです。同じ「問題を沢山解いていく」という方法であっても、その内容は全く異なる勉強方法なのです。指導もアドバイスもなく、ただ闇雲に問題をこなしていくだけでは、残念ながら十分な学力は養えないでしょう。何故なら、勉強では〝量より質〟が問われるからです(もちろん、ある程度量も必要です)。「大量を適当にやる」よりも「少量でもしっかりとやる」ことの方が、勉強にとっては、こと試験対策においては重要なことなのです(断っておきますが「少量を適当にやる」では、目も当てられない状態になってしまいます)。
前述の「過去問題○年分を○回やる」という言葉は、往々にして次のような言葉がセットになっている場合が多いようです。「過去問題○年分を○回やったら、合格する」。そう、後ろに「合格する」という言葉がついて使われている場合がほとんどなのです。どうも、このやり方(とにかく大量に問題数をこなすというやり方)をやる人の頭の中は、「過去問題○年分を○回やる=合格」となっているみたいなのです。こうなると、○回やることばかりに気を取られ、何故その答であるかということを蔑にし、「これは正、これは誤…」というふうに、単に過去問題の正誤の判断をしているだけという状況に陥ってしまいます。そして、これがこのやり方の大きな問題点なのです。「過去問題を解く」というより「過去問題の正誤を確認しているだけ」。これがついには「理由もわからず、ただ過去問題の正誤を覚えるだけ」という、悪しき状態を生み出すことになってしまうのです。過去問題を何度もやって、理由も分からず単に「正か?誤か?」という答だけを覚えていく。こうなると勉強というよりは〝やっつけ仕事〟ですね。勉強だから〝やっつけ勉強〟といった方が適切でしょうか?
「こうすれば合格できるんだ」ということに、すがりつきたい気持ちは分からなくもありません。だからといって、学習内容をおざなりにしてしまったり、過去問題を答を覚えるだけの道具に貶めてしまうようなやり方というのは、望ましいことではありません。「とにかく○回やった」という既成事実だけを作って、「だから合格するんだ」という自己満足に浸ったところで、何ら得るものはないのです。そう、ここに精神論的な勉強方法の問題点があるのです。精神論的な勉強方法というのは、本人は「やった気になる」「合格する気になる」のですが、学力は養われていないという状況を作り出してしまうのです。学力を養うというよりも、自己満足を得ることにウェイトが置かれてしまっているやり方なのですから、それも致し方ありません。他にも精神論的な勉強方法はいくつかありますが、やはりいずれの方法も得られるものは学力ではなく、自己満足であるのが現状です。大切なことは何でしょうか?「合格できるかな?」という不安に苛まれることから逃れるために、自己満足に浸る方法を取ることなのか?それとも、しっかりとした学力を養っていく方法を取ることなのか?それを、しっかりと認識することが試験対策を行う上では重要なことなのだと思うのです。
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2013年4月24日 | コメントは受け付けていません。 |
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自分を知ることが合格への第一歩!
我が薬進塾には、申し込み無料特典というのがあります。これは申し込み受け付けが完了した時点で『個別学習指導を受けることができる』『学力診断を受けることができる』『模擬試験結果を分析してもらい、アドバイスを受けることができる』『勉強で分からないことがあったら質問することができる』『受講料の割引』『一年コース開始までの間、教室を自由に利用することができる』『プレ講義を受講することができる』という7つの特典を、無料で受けることができるというシステムです。
もちろん、申し込み受け付けが完了すると同時に、たとえコースが始まる前であっても、これら特典を利用することができます。先日も、申し込みが完了した学生さんが「特典の学力診断を受けたい」ということで、来塾されました(ちなみにこの学生さん、同じく無料特典の一つである〝プレ講義〟の受講にも興味があったみたいで、色々とお話し、受講を希望していきました)。学力診断とは、塾生さんはもとより、企業研修等で実際に使用されている、薬進塾オリジナルの学力診断システムです。国試等の問題を解いて学力を診断するのではなく、簡単な質問に答えるだけで、その人の学力はもちろんのこと、学習状況も診断することができるのです。その診断結果を基に、我々は学生さんに色々とアドバイスをしていくことになります。前述のように、何年もの間、企業研修に取り入れられているシステムですから、内容や診断結果はお墨付き。実際、学力診断の結果を基に、各人のウィークポイントや各科目の学習状況などを色々と指摘していきますと…「何で分かるんですか?」と皆一様に驚きの声を上げられます。そりゃあ分かりますよ。そういうシステムなんですから(笑)。もちろん、先日来られた学生さんも、同じように驚いていたみたいです。この学生さんには、この診断を基に「今の学力の状況、これからどうやって勉強していけばいいのか」等を色々とアドバイスしながら、学習指導を行っていきました(前述のように個別学習指導も無料特典の一つです)。
何故、学力診断をして、学習指導をするのでしょうか?実は、勉強を始めようと闇雲に始めても、続かない人は何気に多いのです。ガイダンスで〝 学習指導~なぜ、勉強しようと思っても勉強できないのか? なぜ、勉強が続かないのか?~ 〟を行った時も、私の話に頷きながら、配布した資料に一生懸命書き込みをする方が多かったことからも、それは伺えます。勉強というものは「とりあえずやっておけばいい」といったやり方では、上手く進むものではないのです。私は、国家試験対策をよくドライブに例えて説明します。ドライブは、まず初めに目的地を決めなければなりません。国家試験対策の場合は、もちろん目的地は国家試験合格ということになります。で、ここですぐに「よし、勉強!」となるのですが、ここからもしっかりと考えていかなければ…イヤ、むしろここから先がしっかりと考えなければいけないところなのです。どういう道のりなのか?どういう車に乗るのか?その車ではどれくらい時間がかかるのか?何時に出発すればいいのか等、状況を色々と把握してドライブに行かなければなりません。もし、そういった状況を把握せずにドライブに行ったとすると…行き当たりばったりのドライブになってしまい、結局目的地にはたどり着けなかった、となってしまうでしょう。ですから、国家試験対策の場合も「自分の現在の学力状況・学習状況はどうなのか?」「自分にはどういうやり方がいいのか?」「どれくらい時間がかかりそうなのか?」「いつから試験対策を始めなければいけないのか?」等を熟考して進めていかなければなりません。そういったことも考えず、さらに自分の今の状況も分からずに、安易に「これでいいだろ」なんて決めてしまうと…後から手痛いしっぺ返しをくらうことになってしまいます。
試験対策を始める前には、前述のように熟考しなければならないことはいくつかあるのですが…やはり、一番大切なことは「自分の現在の学力状況・学習状況はどうなのか?」ということを知ることなのです。これを基に、「どうやって勉強を進めていくのか?」という試験対策の第一歩が踏み出されるのです。ドライブだって、どんな状態にある、どんな車で行くのかを知らないと、大変なことになってしまいませんか?試験対策にも同じことが言えるのです。だからこそ薬進塾では、学力診断によって学生さんの学力や学習状況を診断し、それを基に学習指導を行っていくのです。
「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」は孫子の兵法の言葉。何をするにも、自分を知るということは、とても大事なことなのです。人というのは何か事を行う時、楽な方、時間のかからない方を選んでしまう生き物です。しかし、それだけに任せてしまうと手痛いことになってしまいます。やはり〝今の自分〟をしっかり把握して、それに見合った道筋で試験対策を考えていかなければなりません。もしかすると、それは楽ではない方法だったり、時間がかかる方法だったりするかもしれません。しかし、人にはそれぞれの学力や学習状況というものがあります。それに見合った試験対策こそが、国家試験合格への最良の選択なのではないでしょうか?自分を知ること。そして、それに見合った試験対策を選択すること。これこそが、合格への第一歩だと思います。
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2013年4月17日 | コメントは受け付けていません。 |
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ダメじゃない!
『学校見学・ガイダンス』のページにも書かせていただいたのですが、おかげさまで、総合ガイダンスは、参加者の皆様のご協力もあり、好評のうちに終了することができました。特に 『 これからどうなる国家試験?これからどうする試験対策? 』 および 『 学習指導~なぜ、勉強しようと思っても勉強できないのか? なぜ、勉強が続かないのか?~ 』につきましては、多くの方からご賛同を得ることができ、ホントに嬉しく思っている次第です。ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。
参加された方といろいろと話をする機会もあったのですが…皆さん、何気に自信を失われている方が多いような…。予備校のガイダンスに来るということは、先日の国家試験で不本意な結果となってしまった方がほとんどですから、それも致し方のないこと。ましてや、合格発表から一週間ほどしかたっていないわけですから、まだまだ「いつもと同じように振る舞って…」という訳にはいかないのも当然だと思います。そんな中で、何人かの方とお話したのですが…何気に気になる言葉があったのです。
実は国家試験終了後、学習指導の講演をいくつか依頼され、あちこち出張講演に赴いていました。その講演の中でも、参加された方とお話しする機会があったのですが、やはりその気になる言葉を聞くことが多々あったのです。その言葉とは「私、ダメ(な人間)なんです」といった内容の言葉。当塾のガイダンスに来られた方は、前述のように、国家試験が不本意な結果となってしまった方がほとんどでしたから、多少ネガティブになってしまっているのも致し方のないこと。しかし、出張講演に参加された方は、まだ国家試験を受けたことのない方ばかり。なのに、どうも自分をネガティブに捉えている、つまり「私はダメなんだ」と捉えてしまっている方が多いような気がするのです。実は、予備校に通っている学生さんは、この言葉を発する人が何気に多いのです。私も講師をン十年やっていますが、この言葉を発する学生さんには、毎年のようにお会いしています。気のせいか、近年、特にこの言葉を発する学生さんが増えてきているようにも思えます。
「ダメじゃないよ」私は、そんな学生さんには、いつもこう言っています。その場だけの慰めや、反射的に返答をしている訳ではなく、おざなりに済ましている訳でもありません。本当に「ダメじゃない」と思っているから、そう答えているだけです。ダメな人間は、ここまで来られませんよ。小中高と来て、大学を卒業して、国家試験受験資格まで手に入れているじゃないですか?それのどこが、ダメな人間なんですか?ここで気をつけてもらいたいのですが、私は学歴による偏見や中退なされた方への偏見を持って、こういう発言をしている訳ではありませんので、そこの所をご理解頂きたいと思います。話を戻させていただきますが、「大学を卒業して、国家試験受験資格を手に入れる」という一つの成果を達成している以上、ダメな人間なんてことはありませんよ。「たまたま卒業できただけで…」とか「運良くここまで来られただけです」なんて言う人もいますけど、そんなことを言い出したらキリがありません。その時、その時、できる範囲ではあるけれど、一生懸命やってきたんじゃありませんか?だから、どうであれ一つの成果を手に入れることができたんじゃないですか?私はその成果を見ていっているのです。「ダメじゃないよ」と。
私はン十年講師という仕事をしていますが、今までダメな人間なんて一人もいませんでしたよ。本当の話です。ただ悲しいかな、自分で自分をダメな人間と決め付けて、ダメになっていった学生さんは何人も見てきました。そう、自分が自分のことを「ダメ(な人間)」と評価して、そう判断してしまったら、本当にダメな人間になってしまうのです。自分を〝ダメ(な人間)〟にしてしまっているのは、他でもない自分自身なのです。そして、そこから脱却できるかどうかも、その人自身にかかっているのです。もっと自分自身を大切にして下さい。ダメな人間なんて、いないんですよ。ただ、自分で自分を「ダメ(な人間)なんだ」と決めつけ、自分を陥れているだけなのです。そんな悪癖とは、そろそろお別れしませんか?〝ダメじゃない自分〟を手に入れてみてはどうですか?大丈夫、難しいことなんてありません。だって「大学を卒業して、国家試験受験資格を手に入れた」という、一つの成果を手に入れているではありませんか?これが「自分はダメじゃない」ことの、立派な証ではないでしょうか?そして…一つのことを成し遂げたことがある人は、他のことだって成し遂げることが出来るのです。もちろん、国家試験合格という成果だって、必ず成し遂げることが出来るはずです。〝ダメなんだと自分を貶めている自分〟と決別して〝国家試験合格という成果を成し遂げた自分〟を手に入れることが出来るかどうか。それは、その人次第だと言っても、決して過言ではないと思います。
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2013年4月10日 | コメントは受け付けていません。 |
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あるのは現在(いま)。変えられるのは未来。
3月29日は薬剤師国家試験の発表の日でした。この日、様々な思いをされた方がいらっしゃると思います。しかし、それは結果として、すでに終わってしまったこと。その結果を見続けているばかりではなく、次に向けて動き出すことが大事だと思います。こういうことを言うと「受かった人もですか?」と聞いてくる人もいるのですが…当然です。受かったからといって、いつまでも浮かれているわけにはいきませんよ。最近、CMでよく聞く言葉ですが「勝って兜の緒を締めよ」という言葉があります。「成功したり、勝った時でも油断しないで、そういう時こそ気を引き締めて、謙虚に物事をするべきだ」という意味です。受かったからといって、いつまでも浮かれていると…「浮かれること」は「謙虚さ」を失わせます。「謙虚さ」を失うということは、「奢り」を生みだします。そして「奢り」は「油断」や「隙」を引き寄せることとなります。「油断」や「隙」は、必ずや人を悪しき方向へと誘うことになります。だからこそ、勝って兜の緒を締めなければならないのです。
今回の発表で、不本意な結果となってしまった方もいらっしゃると思います。しかし、そういうときにも落ち込んでばかりいるわけにはいきません。次を目指さなければならないのです。以前「まずはさておき…お疲れ様でした!」というタイトルのブログでも書いたように、国家試験が終わった今、新たなる第一歩を踏み出さなければならないのです。それは結果がどうであれ、今回の国家試験を受験した全ての人に当てはまることなのです。人は皆、一人で自分の人生を歩んでいかなければなりません。どのような結果であれ、その人はその人なりの第一歩を踏み出し、歩んでいかなければならないのです。不本意な結果になってしまった人は、それはショックなことかもしれません。しかし、流れ続ける人生という大河の中で、いつまでも立ち止まっているわけにはいかないのです。いつまでも不本意な過去にしがみついていても、何ら状況は変わりません。私は以前、ある方から「人間というのは過去にあるのは後悔、未来にあるのは不安。その二つに囚われているから現在(いま)が忘れ去られてしまう」と教わったことがあります。確かにその通りだと思います。過去と未来に翻弄され、忘れ去られてしまうのは、いつだって現在なのです。大切なのは現在なのです。確かに、不本意な結果となってしまった悲しみから立ち直ることは、大変なことかもしれません。しかし、例え不本意な結果であっても、それは事実なのです。過去にあることは事実であり、残念ながら事実である過去を変えることは出来ないのです。大切なのは現在です。何故なら、過去は目の前には無いからです。未来も目の前にはありません。我々には現在しか存在していないのです。その存在している現在を大切にしないで、目の前にある現在を見つめないで、何ができるのでしょう?
過去は目の前にない、そして変えられないと書きました。しかし、目の前には無くとも変えることができるものがあります。未来です。未来は変えることが出来ます。そして未来につながっているのが現在なのです。現在を変えれば、未来が変わります。未来につながる現在を変えることこそ、大事なことなのではないでしょうか?そして、現在を変えるということこそ、過去と決別して新たなる第一歩を踏み出すということなのではないでしょうか?『ふりむくな ふりむくな 後ろには夢がない』前述の「まずはさておき~」のブログで書いた、寺山修司さんの言葉が心に響きませんか?
いつも現在は忘れ去られてしまいます。しかし、忘れ去られてしまう現在は、未来へとつながっています。現在を忘れてしまうということは、未来が見えてこないということです。人は見えないモノに対して、恐怖を抱きます。そう、前述の「未来にあるのは不安」というのは、現在を忘れてしまうことにより生じるものなのです。現在を忘れてしまうことにより、生み出された幻影こそが未来への不安なのです。現在は未来へとつながっています。現在を変えれば未来は変わります。あなたが、何らかの成果を欲しいと思ったのなら、その成果を手に入れた未来を望むなら、現在を変えなければなりません。現在を変えて下さい。過去に決別した第一歩を踏み出して、現在を変えて下さい。現在、何を選びとるかで、あなたの未来は変わってくるのです。未来は無数にあります。現在は1つしかありません。未来という無数の選択肢の中から、何を掴み取るのか?どういう選択肢を選ぶのか?それは現在のあなた次第なのです。何らかの成果を欲し、その成果を手に入れた未来を掴み取ることができるかどうか。それは、現在のあなた次第なのです。
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2013年4月3日 | コメントは受け付けていません。 |
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第98回薬剤師国家試験 旧4年制過程 既卒者 合格インタビュー
第98回薬剤師国家試験 旧4年制課程 既卒者 合格インタビュー
ここでは第98回薬剤師国家試験に合格した、旧4年制課程の既卒者である塾生Wさん(N大学卒)に、主任講師の針ヶ谷先生が合格インタビューをした時の内容を掲載します。
針 「まずは、おめでとう」
W 「ありがとうございます」
針 「いつ卒業したんだっけ?」
W 「2009年9月です。卒業延期、半年したんで」
針 「じゃあブランクは…」
W 「3年…4年かな?」
針 「旧4年制課程だよね?」
W 「の最後の最後ですね(笑)」
針 「国家試験は…」
W 「初です」
針 「そう、初めての受験だったんだよね」
W 「はい」
針 「旧4年制課程で4年のブランクがあって、初めての受験で合格した」
W 「うん」
針 「それって、すごくない?」
W 「全然すごくないですよ(笑)。今年の問題も、私はあまりできた気は
しなかったけど、皆はやればこれ位は出来るんだろうなくらいに
思っていましたから」
針 「出来た気はしなくても合格したんだから。でも、試験の時はやっぱり
不安だった?」
W 「超不安でした。前に先生に言いましたけど、受かる気もしなかった
けど、かといって落ちる気もしませんでした」
針 「どんな感じで不安だった?」
W 「気持ち的に…4年ブランクがあるんで、緊張して解けなかったらどう
しようとか、緊張のあまり頭に入っている気がしなくなってて、どう
しようとか…不安でした」
針 「ココ(薬進塾)に通っている時にも不安なことはあった? 」
W 「問題解けなかったこと」
針 「復習テストの?」
W 「はい。普段の講義で分かんなかったこともあったし、こんなことも
まだ覚えていないんだってこともあって、不安でした」
針 「でも、ウチ(薬進塾)に通って、どうだった?」
W 「良かったです。楽しかったです(笑)」
針 「楽しかった?」
W 「授業が楽しかったです。雑談とかじゃなく、普通に講義を聞いていて
楽しかったです」
針 「具体的にどういうことが楽しかった?」
W 「授業聞いていて、色々質問されたりしてハイになって(笑)。勉強し
ているなって感じで楽しかったです」
針 「分かりやすかったということかな?」
W 「もちろん、もちろん。それはあります。授業にいい緊張感とスピード
があったのが楽しかったから…」
針 「先生方はどうだった?」
W 「もちろん良かったです。先生方それぞれ個性があって」
針 「個性的な先生が多いから(笑)」
W 「ある先生は、色々と広く聞いてくるから、知識が広がるし深くなる。
その先生は『知識は点じゃなくて、つながって線で覚えるように』
と言ってたんですが、そうやって覚えるんだって分かって。それが
出来て良かったです」
針 「他の先生は?」
W 「病院薬剤師をやっている先生からは、現場の話が聞けたりして良
かったです。図を書いて説明してくれたりするので、私の中では
整理し易かったです」
針 「ウチは現役で薬剤師をやっている先生が多いから、現場の話は多
いと思うよ。先生の話で他に何かある?」
W 「当てていく先生がいて、結構スピーディーに授業が進むのが良
かったです。次から次へという感じで質問してくるので、いい
緊張感というか、ハイになるというか良かったです(笑)」
針 「ということは、先生方は良かった?」
W 「本当に良かった。分かりやすいし、丁寧だし」
針 「学校の雰囲気はどうだった?」
W 「私は大人数でギュウギュウやることが苦手だったんで…。ちゃん
と私を認識してくれたことがよかったです。見ていてくれてるな
しなかったけどっていう」
針 「人数が多いと大変だよね」
W 「人数が多いと周りと自分を比べたり、雰囲気にのまれてしまう
から…。前(に通っていた予備校)はそれで行かなくなってし
まったけど…今回も、そういう状況の所だと行かなくなってい
たと思う」
針 「(薬進塾の)場所はどうだった? 」
W 「良かったです。駅から近かったし、食べるところも結構あるし…」
針 「教室とかは?」
W 「人数少ないから、黒板が近くて見やすかったのがよかったです 」
針 「その意見は結構多いんだよね。人数が少ないから見やすいっていう。
学習指導はどうだった?」
W 「してもらえて良かったです。自分で出来ない所は分かっているんです
けど、改めて『ここはこうした方がいいね』と言われると、気が引き
締まるし、そうやればいいんだと分かるし。逆に出来るところも
『ここはいいね』と指導されると、分かっているんですけど自信につ
ながりました」
針 「そういった指導は少人数制だから出来ることなんだよね。
やはり人数の少ないということが大きいよ」
W 「うん。そう思います」
針 「ウチに来たのは…」
W 「大学の先生の紹介です」
針 「そうだよね」
W 「初めは来るかどうか迷っていて…金銭的なこととかあったから」
針 「うん」
W 「でも、やっぱり働きながら、自分で勉強するのは無理
だと思ったし… 」
針 「そうだね。難しいよ」
W 「でも、今年が最後だと思ったから…最後にしようと
思って」
針 「ウチに決めたのは、やっぱり少人数だから?」
W 「前に通っていた所はギュウギュウ詰めだったし、雰囲気にのま
れていたし…行くだけでイヤになったんで」
針 「今回は最後まで頑張って来ていたけど…やっぱり、最後まで
きちんと来ていてよかった?」
W 「ホントよかったです」
針 「ちゃんと来ている人が、力がつくんだよ」
W 「そう思います。最初の方は、復習テストで全然点数が取れな
かったけど、最後の方は取れていたので、(成績が)伸びて
いるんだなと思いました」
針 「質問もちゃんとしていたしね」
W 「初めの頃は、全然質問していなくて…。『どんどん質問しな
きゃ』みたく言われていたんですけど…自分で調べてから質
問しよう、みたいに思っていて…。最後の方は『とりあえず
聞いておけ!』みたいな感じになって」
針 「それが良かったんだよ。先生に聞くのが一番早いから」
W 「そう思います」
針 「ウチの教材はどうだった?」
W 「良かったです」
針 「合格して何か変わった?」
W 「自分の中で?」
針 「そう」
W 「やっぱり4年のブランクがあったから、そのモヤモヤとい
うか…気持ちがすっきりしました」
針 「なるほど」
W 「自分では気づいていなかったけど、いつも普通に笑ったり、
楽しんでいたつもりだったんですけど…。友達といると
『試験終わって、早くスッキリして』と言われて、やっぱ
りスッキリしていなかったんだと。試験終わってホントに
スッキリしました」
針 「いや、ホント合格して良かったよ。ちゃんと来ている人に
は合格してもらいたいから」
W 「でもホント信じられなかったです。受験番号違うんじゃな
いかなって(笑)。合格証書来て、やっとホントだなって」
針 「合格証書来て信じた?」
W 「はい(笑)」
針 「6年制卒じゃない女性は、全国で36名合格したけど、
Wさんはそのうちの一人だからね」
W 「スゴイ!」
針 「最後に、これは言っておきたいということはある?」
W 「皆さんココ(薬進塾)に来たらいいんじゃないですか。
ココがいいですよって感じですかね」
針 「それは、それは。ありがとうございます(笑)」
W 「ハイ(笑)」
針 「これから頑張ってね。薬剤師になってからも勉強だから」
W 「これからが本番ですね」
針 「そう」
W 「本当にありがとうございました」
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2013年4月3日 | コメントは受け付けていません。 |
カテゴリー:合格者の声
先生方は各分野において、知識や経験豊富な方々ばかりでしたので、内容がとても濃く理解しやすい講義でした!
私は半年コースを受講しました。途中からの入校でしたが、受講出来なかった講義内容も資料等で補えましたし、特に困ることはありませんでした。
先生方は各分野において、知識や経験豊富な方々ばかりでしたので、内容がとても濃く理解しやすい講義でした。少人数制ということもあり、質問にも親身になって回答してくださり、さらに生徒からの講義内容の要望や講義の進むスピード調整などにも気を使ってもらえたので効率よく勉強に取り組めました。
また、私は6年制学部を卒業し実務実習にも行きましたが、実習では経験できなかった病院や薬局の実情など、薬剤師として働くうえで役に立つお話も聞くことができました。
定期的に学習指導もしてくださったので勉強の方法や日々の生活のリズムなど精神面も含め、すべてにおいて支えていただいたおかげで無事に合格を勝ち取ることができたと思います。
最後に、塾の先生方をはじめ、学費のサポートをしてくださった勤務先の会社、ならびに家族、お世話になったすべての方々に心より感謝いたします。ありがとうございました。
第98回薬剤師国家試験合格 M・Uさん:D大学卒
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2013年4月3日 | コメントは受け付けていません。 |
カテゴリー:合格者の声
保護中: 第98回薬剤師国家試験 旧4年制過程 既卒者 合格インタビュー
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2013年4月2日 | コメントは受け付けていません。 |
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